憧れる心理は、子供の頃から無意識に抱えている人も多いでしょう。たとえばテレビ番組のヒーローやヒロインに憧れたり、芸能人のファッションを真似したくなったり。
誰かに憧れる心理は特別なことでなく、誰にでもあるものなのです。しかしその度合いが過剰になると、本来の自分を見失ってしまう恐れも出てくるでしょう。
憧れる気持ちは、自分をさらにランクアップするための大切なモチベーションになります。上手に活用して自分磨きをすると、憧れの人以上に輝けるかもしれません。
それでは早速ですが憧れる心理の意味と、自分を魅力を開花させる方法について見ていきましょう。
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憧れる心理について
いいな、素敵だなと思う人は、同時にその人に憧れを抱いています。なぜそのような心理があるのか、次のポイントをご説明しましょう。
憧れることは人によって違う
どんなに素敵な花を見ても、全ての人が素晴らしいと評価するわけではありません。憧れる心理も同じで、好みの芸能人が人によって違うのと同じなのです。
あの人の笑顔が素敵なので好きだと思う人もいれば、その人の体型が嫌いと考える人もいるでしょう。
どのようなことに興味を持つか、また価値観を抱くかは、人によって違って当たり前なのです。
なんでこの人を好きにならないの?と不思議に思うのは、好きになる要素が違うためです。
原石が隠されている
有名なスーパーモデルみたいになりたい、という女性がいるとしましょう。憧れの姿とは全くかけ離れているにも関わらず、憧れる人にはその人だけが感じる「惹かれるもの」があります。
それは宝石の原石のようなもので、憧れる人と自分に共通する点があることが心理的な行動になって表れるのです。
自分とは全く違う対象に見えても、よく考えると似たところがどこかに隠されているはず。たとえば笑顔が素敵、ライフスタイルが似ているなど。
自分と憧れが、どこかでつながっているのです。その原石が見つかれば、自分磨きもやりやすくなるということなのです。
目標を持ちたい
なんとなくダラダラと毎日生活していると、自分の人生がどこに向かっているのか不安に感じる時がありませんか。
憧れる心理はそのような時に、ゴールや目標を持ちたい気持ちの表れです。あの人みたいな女性らしい雰囲気を作りたいと考える時のように、無意識に見つける自分のゴールはモチベーションを高めるため。
行き先が分からない人生の不安を、憧れを持つことで解消しているのでしょう。
投影の心理について
誰かに憧れる気持ちは、人間関係にも役立つ場面がありますが、よい面だけでなく逆の心理を使いさらに自分を磨くこともできます。
投影の心理は自分を守るために働くもので、憧れる心理と共通する大切なポイントがあります。
投影の心理について
自分が見ている世界は、自分を映し出したものという意味がある「投影の心理」。これは自分の心にある感情や欲求などを、無意識に他人に投げ入れるものです。
自分が受け入れられないものを、人に転嫁している心理行動でしょう。たとえば片想いの人からなんのアクションもない時に、相手の行動や言葉で自分が愛されていると錯覚を抱くような場合があります。
こうなってほしいという願いが、自然と自分のマインドコントロールになっているのです。
悪いところを認めたくない心理
自分の性格の短所や見た目のコンプレックスなどは、誰にでも一つはあるでしょう。悪いところをどう受け入れるか、そんな時に働く心理行動が投影の心理です。
自分を大切にしたくて、悪いところを排除するために他人に押しつけること。たとえば意味もなく嫌いな人の存在は、よく考えると自分の嫌いな面をその人が持っているためなのです。
こうやって悪い面を排除する対象を作ることで、自分に自信を与えている防御機能だともいえるでしょう。
憧れは取り入れる心の働き
憧れる心理は、自分に与えたいものを無意識に見つける心の働きです。お金がない人が金持ちに憧れを抱くように、取り入れたいものを持っている人には特別な感情を抱く傾向があります。
だからこそ憧れる心理は冷静に判断して、自分に取り入れるべきことをしっかりと把握するのが大切なのでしょう。
ネガティブな部分ばかり意識せず、ポジティブな自分の魅力を引き出すためにも、憧れる気持ちは無視してはならないことかもしれません。
憧れる人を見習って自分を磨く方法
憧れる心理を使い、自分を素敵に磨くコツをご紹介します。気になる人と自分に共通するのは、一体どのような点なのでしょうか。そのような部分からも、憧れの人を徹底解析していくとよいですね。
真似でなく自分だけの魅力にする
憧れる心理は、自分に不足していることがあるサイン。素敵な人に近づきたいと思うのは、そんな心理の表れだといえるでしょう。
でも相手の全てをコピーするのでは自分らしさがなく、逆に不自然に見えてしまいます。たとえば憧れの人が身に着ける、ブランドの洋服を同じものを着るのは、自分の魅力を引き出すメリットにはなりません。
憧れの人からは要素だけを受け入れ、自分らしく個性をプラスして魅力としてアピールしましょう。そのバランスが、自分らしさを引き出すコツになります。
自信をつけよう
誰かに憧れるのは自信をつけたいサインなので、これからは願望を大切にして自信をつけるのにもフォーカスしてみましょう。
たとえばぽっちゃり体型の人が、痩せた芸能人を好きになる場合。全く同じ体型になるのでなく、自分なりのゴール設定をして成功体験を積んでください。
そうすることで徐々に自信が回復し、ワンランクアップした自分が手に入るかもしれません。
趣味を始める、習いごとを始めるなど。得意を活かすことも、自信回復には大切でしょう。
謙虚な姿勢を大切にする
性格の悪い人や自分勝手な人に、心から憧れることはなかなかありませんよね。いいなと思う人は外見だけでなく、内面からも周囲にアピールする素敵な魅力があります。
たとえば芸能人のように、周囲からちやほやされる人の中には、傲慢な態度が表情にも表れていることがあります。
これでは人としての魅力がなく、いくら外見が素敵でも人気は長続きしないでしょう。素敵な人になるには謙虚な態度をいつも忘れず、内面的な魅力で人から認められるように意識してください。
嫌いな人からも学ぶ
嫌いな人は自分の悪い面を投影しているため、排除するだけでなく何が悪いのか冷静に受け止めるのも大切です。
憧れの人だけでなく嫌いな人の理由も考え、なりたくない自分像を頭に入れておくこともよいでしょう。
性格が厳しい人、いつも怒った表情をしている人など。不快な要素を知り自分磨きのためにプラスしておくと、さらにバランスの取れた魅力が手に入りますね。
やりすぎない
芸能人を真似て同じ髪型にしたり、同じ場所で食事をしたり。やりすぎは、本当の自分を失う原因になります。
インスタグラムなどのSNSで、自分をアピールするチャンスが色々とありますが、自己顕示欲が強くなると周囲からは距離を置かれてしまう可能性があります。
周囲が憧れる人は無理にアピールしなくても、自然と周囲が近寄ってくる素敵な魅力があります。
まとめ
憧れる心理は活用次第で、自分にメリットになることがたくさんあります。どうやって憧れる部分を自分のものにするか、それは隠された自分の魅力を引き出すのが大切なのです。
いいなと感じる要素を冷静に判断し、自分に足りない部分を考えるのが最初のステップになりますね。
今日からはどんどん憧れる人を探して、上手く自分磨きに取り入れていきましょう。
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