買い物で後悔する時、心理的には色々な理由が重なっているかもしれません。欲しいものを買ったはずなのに、なぜか満足できない経験がある人は多いかもしれませんが、そのようなシチュエーションでは自分の判断の仕方も影響しているようです。
そこで今回は、買い物で後悔する心理や対策について詳しくご説明していきますので、お金の使い方をさらに納得できるよう暮らしてみましょう。
買い物で後悔する心理的特徴について
買い物はストレス発散になり、新しいものが自分の周辺に増えるとワクワクしますよね。しかし買い物はメリットもデメリットもあり、楽しいはずが逆にストレスや不安を招くこともあります。
では買い物で後悔する人は、心理的にどのような理由があるのかご説明しましょう。
期待値が高すぎる
買い物で後悔する人は、心理的に期待値が高すぎることがよくあり、買ったものが想像していたものと違うためにがっかりする場面があります。物ごとのメリットとデメリットを両サイドから考えず、いいなと思ったものはよいところしか見ないタイプ。
欲しいものがあるとテンションが高くなり勢いで買ってしまうので、よくよく考えるとそんなに欲しいものではなかったと後悔することもあるのです。
セール品で後悔するような場面でも、勢いで買い物することがよくありますよね。
ネガティブ思考になっている
ネガティブ思考の人は、何かと悪い面や気に入らないことを見つけるのが習慣になっていますので、買い物した後も満足感以上に何か気になることを探しています。
欲しかったバッグをやっと手にした時、写真よりも素材が安っぽい、容量が少ないなど、愚痴こぼしの対象を見つけてしまいます。ポジティブな人なら多少難点を見つけてもよいところに集中できるので、買い物で後悔したり失敗したりする感覚はほとんどないはずです。
完璧主義である
買い物で後悔する人は心理的に完璧主義で、物ごとを自分の思い通りにコントロールしたい気持ちがあります。不安や失敗をなくして完璧に進めるように自分で考えて行動しているはずなのですが、些細な時にうっかりコントロール概念を忘れてしまう場合も。
このタイプは、コンビニのペットボトルのジュース1本を買った後に「こんなものを買う必要はなかった…」「ジュースを飲むと太るのに…」と自分を戒めるように後悔することが特徴です。
お金を無駄にしたと感じる
買い物とは欲しいものやサービスをお金と交換することなので、たとえどんなに欲しいものが増えても、お財布の中身が減っている自覚が必要です。
買い物で後悔する人は、心理的にお金にシビアなところがあり、自分の価値観を満たす買い物でないとがっかりすることも。買い物は欲しいよりも「安い」で買う傾向があることも特徴なので、金額と同等、もしくはそれ以上の価値がない買い物は失敗になってしまいます。
金銭的な価値が生活の基盤なので、友人付き合いもお金がない時はあまりしないタイプでしょう。
迷いやすい
買い物で後悔する心理は、自分自身にとても誠実で、嫌な気持ちが湧いてくると目を背けることができません。どちらにしようかという買い物のシーン。
迷いがある中で選択した場合、誠実な人は後悔の念が強くなる傾向があります。それは自己愛が強いことも関係し、納得できない事柄で自分を苦しめるのが嫌なのでしょう。
結果的に買い物をした後に大変な思いをして自分を苦しめたことに後悔しているのです。
他の人と比較している
お得に買った洋服。友人がさらに安くセールで買った話を聞くと、後悔するのは当然ですよね。買い物で失敗したと感じやすい人は、他の人と比較する習慣がありますので、他の人にはあるけれど自分にはないものをいつも見つけてしまいます。
さらに他人の意見を優先することもよくありますので、買ったものを批判されたり否定されたりすると後悔してしまうでしょう。心のどこかに自分に自信を持てない弱さが隠されているかもしれません。
失敗を認めたくない
後悔の念とは、考えたことと実際にやったことが一致しない場合に起こることがよくあり、買い物は後悔する典型的な行為のひとつになります。なぜそんな気持ちになるのかというと、自分の判断力が間違っていたことを認めたくないためなのです。
素直に「こんなものを買って無駄使いした」と認めたら、心の葛藤は少なくなる可能性があるのですが、後悔しやすい人は過去の自分を認めて納得するのが苦手。
自分がやったことの言い訳をしたり、責任転嫁したりしやすい人は失敗を認められないかもしれません。
お金の使い方で失敗する人の共通点
お金の使い方は心理状況や性格、価値観など、あらゆる要素のバランスがとれないと満足できない買い物をすることになります。ではいつもお金を使った後に後悔しやすい人とはどのようなタイプか、共通点や特徴を見ていきましょう。
決断力がない
欲しいものがありすぎる時はどれを選ぶか迷い、さらに値札を見てお金を使うか迷います。買い物には何段階もの判断が求められますので、基本的に判断力が低い人は、間違ったお金の使い方をする可能性が高くなってしまうでしょう。
「絶対に欲しいから」「今でないと買えないから」と自分の意志を固める理由づけができないと、次のアクションにはつながらないということ。判断力がないとあやふやなまま行動してしまい、お金の行き先に満足できなくなるのです。
他人の意見に流される
他人の意見や周辺のテンションに流されてしまう人は、お金の使い方にも影響され、欲しくないものを勢いで買ってしまうこともあります。友人がセール会場で高揚しながら買っているメイク用品。
そんなにいい買い物なのか多少疑問を残しながらも、流れに乗ってしまうタイプです。家に帰ってから冷静に考えると、実は不要なものだったということになりかねないでしょう。
「こっちのほうが似合うよ」などと友人に言われると、苦手な色の洋服も買ってしまうタイプかもしれません。
計画性がない
余計な出費だった…と後悔することがよくある人は、計画性に乏しい傾向があります。後先考えずその場で決断してしまうので、家の中には使わないものがたくさんあるかもしれません。
自由に使えるお金こそ、後悔の対象になりやすいものです。光熱費などの生活費は金額に関係なく「仕方ない」と諦める部分がありますが、嗜好品の買い物は計画せず使うことが多いため失敗しやすいかもしれません。
感情的になりやすい
レジで自分が選んだ列よりも、後から別の人が並んだ列のほうが早いと悔しい気持ちになりますよね。その時に自分に対しての怒りなどネガティブな感情が湧いてくる人は、お金を使う際にも冷静さを失う可能性があります。
給料日なのでワクワクして高いレストランで食事をして後悔するケースと同じ。自分のアクションは感情や感覚が土台になっているので、納得できなくても勢いだけで判断することもよくあります。
欲しいと思ったものがあったら、その場で判断せずに一旦はその場を離れてよく考える習慣も大切になるでしょう。
まとめ
買い物で後悔する人は、心理的に自分の判断力を厳しく考える傾向があるからかもしれません。後悔は次回失敗しないためのよい教訓になる反面、ちょっとしたネガティブな思いからさらに怒りや不安、悲しみなどの感情を引き寄せてしまう可能性もあります。
失敗したと思った時はすぐに思考転換して、後悔の不安を軽くすればもっと幸福を感じられるようになるでしょう。
☆こちらの弊社公式ホームページのコラムもお勧めです!
コメント