忘れたいと思うのは心理的な影響も関係していますので、自分と向き合いきちんと心の整理をしないと、余計に思い出して辛くなってしまうかもしれません。
とくに恋愛の終わりは、しばらく何も手につけられないほど傷つき、忘れようと思っても印象強く頭の中に残ってしまうものです。そこで今回は、気持ちの切り替えが上手くできない時に参考にしてほしい、忘れたい心理や乗り越え方についてご説明していきましょう。
忘れたいと思うシチュエーション
別れた人のことをすぐに忘れることはきっとできないはずですが、早く立ち直り前進するためにも、未練を残さず気持ちを切り替えることは大切です。ではどのような時に忘れたいと思うか、よくあるシチュエーションをご紹介します。
一人で辛い時
別れた後は一人の時間がとても辛く感じ、無理して出かけたり、趣味や仕事で忘れようと頑張ったりする人もいます。しかしふと一人になった時は、どうしても過去のことを考えてしまいますよね。
そんな苦しむ自分が可哀想になる時は、早く過去を忘れたいと思うのです。いつもデートしていた週末。今は一人で何もせず一日過ごすだけ。そんな時に空白を埋めるためにも、早く忘れたいと思うでしょう。
辛い恋愛関係だった時
浮気されて別れた恋人関係、相手の性格と合わず苦しんだ関係など、辛い恋愛を経験すると早く忘れたくなるでしょう。別れてからしばらくは復縁の可能性も頭をよぎるかもしれませんが、恋人が幸せになった噂を聞くと自分だけ取り残された気分に。
そんなシチュエーションは、早く思い出を記憶から消したいと考えるものです。元恋人のSNSに投稿された楽しそうな写真。見たくないものほどなぜか目に入ってしまうのです。
新しい恋がしたいと思った時
昔好きになった人を忘れるには、新しく好きな人を見つけるのが一番です。わかっていても積極的に行動できないのは、まだ未練があるためで、相手のことを忘れないようと自分がこだわっている場合もあります。
きちんと気持ちの整理をしないと新たな恋ができないだけでなく、ずっと辛い生活が続き、仕事や友人関係も中途半端に。そうならないためにも、自分自身をプッシュしたい時もあるのです。
好きな人を思い出すものを見た時
買い物をしていたらお店のBGMで流れてきた思い出の曲。別れた人が大好きだった曲で、ふっと涙が出そうになる瞬間。そんな時に思い出に浸ってしまうと抜け出すのが難しく、現実とかけ離れた世界に浸ってしまうでしょう。
もらったプレゼント、写真、デートスポットなど、思い出すものが意外とたくさん周囲にあると気づくと、早く忘れようと思うかもしれません。
忘れたい心理背景にあること
なかなか忘れたくても忘れられないことは、頭の中の整理ができていないだけでなく、次のような心理背景も関係しています。
思い出にしたい
忘れたいと思う心理は、過去を思い出にしたいと思うためで、ある程度気持ちの整理ができた証です。未練がある場合は、過去と現実の線引きができずいつまでも可能性を信じているので、思い出ではなく現在進行形だと思い込んでいます。
過去の恋人の連絡先を削除できずに保存しているのは、まだ終わっていないという気持ちがあるため。しかし自分の中で完結していると、過去を振り返ってもよい思い出として苦痛に感じることはなくなるのです。
幸福になりたいから
忘れたい心理になるのは、辛い自分から抜け出し幸福になりたいからです。何をしていても頭から離れない好きな人。仕事中もミスが増え、友人と出かけるのも面倒に感じてしまうでしょう。過去の整理ができないために、今の生活を楽しめなくなってしまうのです。
別れて時間が経過すると、少しずつ冷静に周囲を見られるようになり、自分次第で楽になれることを実感していきます。すると忘れたい心理が働き、ゆっくり行動力も湧いてくるでしょう。
叶わないことだから
既婚者を好きになったり、恋人がいる人を好きになったりした時。絶対にハッピーエンドにならない恋は、できるだけ早く忘れたいと思う心理が働きます。
しかし現実はそう簡単にはいかず、感情に流されてしまうこともたくさんあるでしょう。好きな人のことを思い続けるのは楽しいことですが、それは可能性があるから。
叶わないことを考えていても、結局自分が辛くなるなら忘れたほうが無難なこともあるのです。
希望が湧いてきたから
失恋してしばらくすると心にも余裕が生まれ、また恋をしてもいいかな…という気分になるでしょう。今まで気づかなかった身近な人が気になりだしたり、合コンやイベントで素敵な人に出会ったりすると、自分自身に対して可能性を感じますよね。
すると過去の思い出も少しは楽に忘れられるように、自然と気持ちの整理もできるかもしれません。忘れたい心理になるのは、そんな希望が湧いてきた瞬間です。
いつまでも未練を引きずらず、きっぱりと将来を見つめようと勇気が湧いているので、過去のことを考えても悲しくならないのです。
気持ちの整理ができない時にやること
忘れないといけない時期になったら、辛くても自分のためになることをやってあげる気持ちも必要です。未練を引きずりそうな時は、次の方法で気分転換してみませんか。
もしかしたら…と考えない
気持ちの整理ができないのは、復縁を期待しているからではないでしょうか。もしかしたらまだやり直せるかも…と考えるのは決して間違いではありませんが、空想の世界がリアルになってくると、自分が苦しくなってしまいます。まずは元に戻ることは考えず、きっぱり過去と現在を切り離しておきましょう。
思い出を排除する
恋人からもらったぬいぐるみやアクセサリーなど、身近なものは見るたびに過去を思い出します。気持ちの切り替えができないのは、きっと思い出を手放すのが怖いからで、いつまでもそばに置いておきたいのでしょう。
しかしそれではいつまで経っても未練を引きずるのと同じなので、昔の恋人を思い出すものは排除したほうが自分の心の負担は軽減します。写真、連絡先、SNSアカウントのつながりなども全て削除。将来必要になっても、どこかで連絡先は入手できるはずです。
徹底的に考えて終わりにする
だらだらと過去のことを考えていると達成感がなく、習慣的に未練を引きずる状態になってしまいます。気持ちの整理ができない時は、中途半端に過去を考えず、もう嫌と思うほど徹底的に思い出してみましょう。
よい思い出も悪い思い出もありますし、別れた時の自分の気持ちも鮮明に記憶しておいてください。忘れたくない人を記憶から消すのは楽ではありませんが、考えるのが疲れるほど考えてしまえば、忘れたくなる可能性も出てきます。
新しいことに挑戦しよう
気分転換するには、恋愛とは一切関係のないことを始めることもオススメです。ずっと家にこもって悲しんでいた人は、ジム通いやウォーキングなど、エクササイズを趣味にすることもよいでしょう。
新しい風を送り込むと、一緒に新たな出会いも期待できるかもしれません。そんなことを期待しながら行動していると、自然と忘れるべきことは頭から消えていくはずです。
まとめ
忘れたい心理になるのは、それだけ素敵な記憶が残っているからで、忘れようと無理している自分と過去の自分が戦っている状態ですね。気持ちの整理は自然とタイミングが訪れることもありますので、辛い時は感情的にならず、冷静に自分のことだけを考えて今の生活に集中してみてください。乗り越えた時は、さらに素敵な自分が待っているでしょう。
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