夫に優しくできないのは心理的な要因がありますので、よい夫婦関係を築くためにも自分の心の内面を知ることが大切ですね。長く一緒に暮らしていると言いたいことも言いやすくなってしまいますが、もっと夫に優しく接したいと思った時は、心理的要因もぜひ参考にしてみてくださいね。
夫に優しくできない心理はなぜ?
話しかけられても素っ気ない対応、疲れて帰ってきた夫に「お疲れさま」の一言が言えないなど、自分の冷たい態度が気になることはありませんか。それは次のような心理が影響している可能性があります。
言わなくても伝わると思っている
知り合った時はお互いに相手を思い、些細なことでも心配してあげたり会話が盛り上がっていたりしていたはず。しかし長い結婚生活、あえて自分の気持ちを言葉や態度にしなくても理解してくれると油断してしまいます。
そんな気持ちは夫に優しくできない心理となり、素っ気ない態度でも愛情はきちんと伝わっていると思っているのです。家事を手伝ってもらい「ありがとう」と伝えなくても、料理や掃除を毎日しているからきちんと相手も理解してくれるだろう…そんな思いがあると、周りから見て素っ気ない夫婦に感じるかもしれません。
お互いに自分をさらけ出しすぎている
夫に優しくできない心理はお互いにさらけ出しすぎているためで、決して悪い意味でなく、楽に過ごせる相手になったという意味があります。疲れている時に無理して楽しそうに演じる必要はなく、素の自分でいられることが夫に優しくできない理由。
決して嫌いなわけではなく、お互いに自分をさらけ出して快適でいられるという関係なのです。熟年夫婦のように、一日中会話がなくてもお互いの存在感を意識しているような間柄。
たまに自己中心的になってしまうほど居心地がよすぎることもあり、そんな時にうっかり相手よりも自分のことを優先してしまう場面もあります。
会話に飽きている
夫に優しくできないのは、心理的に会話や相手の存在に飽きていることが関係しています。毎日が同じことの繰り返し。態度も話の内容も同じでネタ切れのような状態に。
理由はただそれだけで、決して相手が嫌なわけではありませんが、飽きてしまうと必然的に盛り上がりに欠けてしまいます。そんな感覚は態度にも出てしまうので、本来優しく声をかけてあげたい場面でもついやり過ごしてしまうのです。
恥ずかしいから
夫婦で全て共有している関係なのに、愛情をアピールするのが恥ずかしい人は夫に優しくできない心理になりやすいでしょう。本当ならもっと謙虚に可愛らしく接したい場面でも、興味のないふりをしてしまいます。
好きな人に冷たい態度をとるのと同じで、自分の気持ちに素直になれないことが原因です。優しく接することが愛情表現。態度に出さなくてもわかっているはずと言いたいところですが、男性は女性のように相手の気持ちに敏感になれない人も多いので、妻の素っ気ない態度で落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
ストレスが溜まっている
夫に優しくできない心理になるのは、ストレスが溜まっているからです。いつも一緒にいる相手にはなんでも言いやすく楽しいことも話せる反面、辛い時や嫌なことがあると愚痴こぼしの相手にもなりますよね。
とくにイライラした時は、夫の些細な態度にカチンときて文句を言ってしまうこともあるでしょう。ストレスは仕事が原因だったり、友人の態度に腹を立てたりすることもありますが、全く自分と関係のないことで妻から小言を言われるのも辛いものですよね。
寂しい気持ちがある
夫に優しくできない心理とは、夫に無視されることが多く寂しい気持ちになっているためです。仕事が忙しく、家に帰ってくると黙って食事してすぐ寝てしまう夫。
暇な時もパソコンやゲームなど、一人で過ごす時間が多く、なかなか話し相手になってくれない状況もあるでしょう。無視されてばかりなので、たまにはやり返したいという思いも女性として多少はあるかもしれません。
せっかく好きで結婚した相手なので、いつも楽しく暮らしたいと思う反面、期待通りの接し方をしてくれないと不快な気持ちになってしまいます。
甘やかしたくない
夫に優しくできない心理は甘やかしたくない願望があるからで、もっとしっかりしてほしい思いや男らしくなってほしいなど、夫に要求することがあるからなのです。
男性は母親にすがるように妻や恋人を頼りにする場面があり、そんな態度に不安を抱くと、つい冷たく素っ気ない態度になる場合もあります。嫌いなのではなく、好きだからこそもっと強くなってほしいと感じているのでしょう。
冷めている
夫に優しくできないのは、心理的に相手に冷めていることも関係しています。昔のようなドキドキした刺激がなくなり、お互いに自分をさらけ出して本性を見てきたというサインなのでしょう。
一度嫌なところがわかってしまうと、夫婦は毎日一緒にいるため、距離を置くことは物理的にも心理的にもできず気持ちは悪化するばかり。夫のやることなすこと全て冷めた目で見てしまうので、徐々に夫婦関係もネガティブな方向に行ってしまう可能性があります。
関係を自然と改善する方法とは?
夫に優しくできないのは心理的にゆとりがないだけかもしれませんので、大げさに捉えず、まずは自分で簡単にできる改善策から始めてみましょう。
気持ちよく挨拶する
意外と世の中の夫婦に多いのは、「おはよう」「お疲れさま」と挨拶をしない関係。言わなくてもわかっている間柄になると、当たり前の挨拶もなくなってしまいます。
これからは一日のスタートから気持ちよく相手の目を見て挨拶してみてください。たった一言でできるコミュニケーション。お互いの存在感を理解する大切な瞬間です。
挨拶は社会のマナーでもあり、人間関係をよりよくする簡単な方法のひとつ。夫婦だからこそ、何気ない一言をもっと増やして優しく接してみましょう。
感謝の言葉を伝える
夫に優しくできないのは、自分のことでいっぱいいっぱいになっていることも理由のひとつでしょう。お互いにそう感じているため、相手に感謝する余裕がなく、そんな態度が素っ気なく感じてしまう場合もあります。
これからは「ありがとう」を口癖にするつもりで、たくさん感謝の気持ちを伝えてください。言わなくてもわかる夫婦でも、きちんと言葉や態度で示さないと意思疎通できないこともあります。
基本的に価値観や性格の違う二人なので、言葉にしないと伝わらないことのほうが多いでしょう。わざわざ言う必要はない…と感じた時こそ、きちんと感謝してみてください。
一緒に行動する
お互いに自分の時間を持つことは夫婦関係を維持するために大切ですが、だからといっていつも別行動をしていると、心まで離れてしまうリスクがあります。夫にもっと優しくしたい気持ちがあるなら、これからは一緒に行動することを意識してみてください。
買い物やエクササイズなど、時間のかかることでなくても構いません。一緒に座ってお茶を飲むなど、二人が同じ時間と空間を共有することで、大切さをもっと時間できるようになるでしょう。
まとめ
夫に優しくできない心理とは、自分の態度をもっと改めたい思いがどこかに隠されているからなのでしょう。何をやっても離れない関係という安心感は素敵ですが、大事な人だからこそ本当は友人や職場仲間以上に気を遣って接するべき部分も。
簡単にできる改善ポイントは色々とありますので、まずは些細な会話を楽しむように心がけてみてくださいね。
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