元気そうでよかったと言う人の心理背景には、色々なことがあると思われます。一見聞き流してしまう言葉ですが、相手の思いが凝縮されていますので、今後の付き合い方をさらによりよいものへ変えるためにも、心理的な部分を理解してみましょう。
では早速ですが、元気そうでよかったと言う心理や、久しぶりに会った人の態度で気になるポイントについてお伝えしていきます。
元気そうでよかったと言う心理について
久しぶりに会った人に「元気だった?」とお互いに声をかけるシーンはよくありますよね。その時に「元気そうでよかった」という言葉が出てくるのは、心理的に次のような思いが関係しています。
不安なことがあったから
元気そうでよかったと言う心理は、何か気にかけていたことがあったというサインです。風の便りで体調を崩したと聞いていたなど、心配なことがあったのですが、なかなか本人に確認できず不安になっていた状態。
しかし実際に再会した時に、とても健康で元気な姿を見てホッとしているのです。または辛い出来事があり苦しんでいることが想定される人と再会する場面もあるでしょう。
たとえば、長年付き合っていた彼氏と別れて相当ショックを受けている場合など。張本人に会った時にイメージとは違い明るい雰囲気だったので、「元気そうでよかった」と思わず言葉が出てしまいます。
気持ちの切り替えをした
「元気そうでよかった」という言葉は現在進行形ではなく、何かの節目を示す心理背景が関係しています。「元気そうだね」と言う時とは若干違う感覚がありますよね。
元気そうでよかったと言う心理は、忘れられない人に再会して自分の気持ちを整理できた時などがあるでしょう。「これからはお互いに健康に気をつけて頑張ろうね」と過去を忘れるコメントとも捉えることができます。
特別な思いがある
元気そうでよかったと言う心理は、その人に特別な思いを抱いていることが考えられるでしょう。昔付き合っていた相手など、別れた後にずっと心配していたはず。
しばらく会わない友人とばったり会っても「元気だった?」で軽く済ませてしまいますよね。特別な思いがある人に対しては、長く引きずる思いがあり「元気で過ごしていることを願っていた」という気持ちが込められているのです。
社交辞令の挨拶
元気そうでよかったと言うのは、心理的に他の言葉が見つからず社交辞令として伝えている可能性もあります。昔同じ職場だった人など、表面的な付き合いしかしていないので、プライベートの情報が一切ない人。「ご家族はお元気ですか?」など、質問する項目が見つからないため、元気そうでよかったととりあえず無難に会話をつないでいるだけなのです。
励ましている
元気そうでよかったと言う心理は相手を励ましているためで、心のどこかでいつも気にかけている存在だからです。不安そうな表情や頼りない仕草がいつも心配で、もっと力を貸してあげたいけれどできない人。
そんな人にばったり再会すると、もっと元気になってほしくて励ます意味で「元気そうでよかった」と暗示をかけているのです。
好意を寄せている人にはどんな態度になる?
ずっと好きだったけれど、何も言えずに終わってしまった相手。しばらくぶりに会った時、期待できる相手はどのような態度になるのか、脈ありのポイントをご紹介しましょう。
色々と質問してくる
片想いをしていた人とばったり出会った時、軽い挨拶でやり過ごすのはもったいないですよね。脈ありの人なら、久しぶりに会った時に色々とプライベートなことを質問してくるはずです。
「仕事はどう?」「趣味の音楽はまだ続けているの?」など、知りたいことがたくさんあるのは当然のこと。たとえば昔好きだった人としばらくぶりに会って特別な感情が蘇ることはありますので、脈ありの人なら再会のチャンスは絶対に逃すことはなく、しっかりコミュニケーションを図ってくるでしょう。
次に会う約束をする
久しぶりに会った相手は、それまでの関係をアピールする形になりますので、あまり知らない相手なら挨拶だけで終わってしまいます。しかし特別な存在だった人なら、そのまま別れてしまうのは惜しいので、具体的な約束をしてから別れるでしょう。
「連絡先は前と変わっていない?」「今度ゆっくり話そうよ」と、次回の約束をするまでは離れないと思われます。そんな人には、別れ際に「元気そうでよかった」と今後の展開を期待して言葉をかけてくるはずです。
別れたがらない
なかなか帰る素振りを見せない人は、もっと一緒にいたいから。好きな人に久しぶりに会った時は、できるだけ自分の印象を強く残すために時間をたっぷりかけたくなるでしょう。
たとえば駅のホームで、電車待ちをしていた時にばったり会う場面。電車が入ってきてもそのままやり過ごして、ベンチに腰かけて会話が盛り上がることもあるかもしれません。
次々と話題を提供してなんとか引きとめているのは、それだけ強い想いをずっと引きずっていた可能性があります。
嬉しそうな笑顔
社交辞令の関係ならあまり態度に出すことはないはずですが、気になっていた人なら会った瞬間に顔がほころんでしまいます。終始嬉しそうな笑顔で目がキラキラ輝くのは、ずっと会える日を待っていたのかもしれません。
会いたいけれど自分からはアプローチできなかった、そんな気持ちが表情からもわかるでしょう。
久しぶりに会った人の態度が素っ気ないのはなぜ?
久しぶりに会う人は、そんなに親しい関係ではなくても多少は驚いたり、嬉しそうに意識して接したりしますが、場合によっては相手の素っ気ない態度がいつまでも心に引っかかることがあります。それは次のような理由により態度に出ているのかもしれません。
再会したくない理由があったから
会いたくない人に偶然会ったとしたら、どう接すればいいのかわかりませんよね。たとえば別れた彼氏とばったり会うような瞬間。喧嘩別れして二度と会いたくないと思った人に再会すると、どうしていいのかわからず素っ気ない態度になることもあります。
逆に嬉しそうにしたら誤解されそうなので、意識して冷たい態度になるかもしれません。
人と関わるのが面倒に思う
たまたま人間関係のトラブルを抱えている時や、個人的な事情で他者と関わりたくない時、久しぶりに再会する人がいてもあまり感動する余裕はありません。悪意があって素っ気ない態度になっているのではありませんが、トラブルを抱えすぎて人と会話するエネルギーがない状態なのでしょう。
話すことがないから
話すことがない人は、社交辞令の挨拶程度でその場を済ませたいはず。「お久しぶりです。お元気でしたか?」とお決まりの言葉で始まり、「またお会いできるといいですね」と無難に別れます。
好きな人ならこんなチャンスを逃す手はなく、思いつくことをどんどん会話のネタにするはずです。
興味がない相手だから
興味がない人と久しぶりに会っても、あまり嬉しそうなリアクションはしないですよね。共通点がない人や話が合わないタイプなど、偶然というチャンスでも盛り上がることはないのです。
そのため素っ気ない態度になり、その場をやんわりとやり過ごしたい思いがあるでしょう。
まとめ
元気そうでよかったと言う心理に隠されているのは、相手への大切な思いなのでしょう。自分のことのようにいつも心配している人なら、元気な顔を見た瞬間に心が休まります。そんな人に囲まれて暮らすと、時間が過ぎるのはあっという間に感じるかもしれません。
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