うろうろする人は心理的な要因がありますので、声をかける場合は少しだけ配慮するといいかもしれません。探し物なのか考えごとなのか、一見周囲が理解しにくい「うろうろする人」ですが、今回は考えられる心理背景について詳しくご解説していきましょう。
うろうろする人の心理や考えていること
うろうろする人の心理的特徴をポイントごとにご説明します。職場など、たまに自分の周辺で気になる仕草をする人がいますが、心理的に考えていることは次のようなものです。
話しかけたいけれどできない
うろうろする人は、心理的に話しかけたいけれどできない不安が関係しています。その理由は相手に特別な感情があるためで、好意を寄せている人なので嫌われないよう用心しているとも考えられます。
しかし何も言わず自分の近くをうろうろする人がいると不審に思うのも当然。「何か落としたの?」と一声かかるのを待っている状態なのかもしれません。他のことなら積極的にできるのに、恋愛となると臆病になってしまうタイプなのでしょう。
話しかけてほしい
うろうろする人の心理背景には話しかけてほしい気持ちがあります。うろうろしているふりでも目線を合わせてきたり、何か探している様子で歩いたりするでしょう。
声をかける勇気がないためですが、基本的にこのタイプは話をするのが好き。あまり話したことがない相手だと少し躊躇するので、そんな時に相手の出方を待ってしまうのです。
もちろん好きな人の場合も同じで、自分の気持ちを悟られないよう相手からアクションを起こしてもらいたいと考えます。「どんな話題でもいいので、一言何か言って!」と切望していますね。
存在を知ってほしい
うろうろする人は、心理的に自分の存在感をアピールしている理由があります。オーラがある人は、何もしなくても座っているだけで存在感がありますが、うろうろしたり大声を出したりしないと自分の居場所を確保できないタイプの人もいます。
存在を知ってほしいと思うシチュエーションは、恋愛感情を抱く相手やライバル意識を抱く人がそばにいる時など。またはグループに入れない時に、うろうろしながらタイミングを見計らうこともあります。存在に気づいてもらったら、次は自分の主張を通したり意見を伝えたりしたいのでしょう。
落ち着きがない
うろうろする人は、心理的に慌てやすい性格で何でもせっかちにやる傾向があります。時間が余った時ややることがない時間にのんびりできない性格。そのためうろうろしながらやることを探しているのかもしれません。
落ち着きがない人は、自分のキャパシティのこと以上をやろうとするのも原因のひとつ。無理を重ねていますので、必然的に一歩先までやろうと思いじっとしていられないのです。それによるミスも多く、さらに忙しなく行動してしまうかもしれません。
計画性がない
うろうろする人は、心理的に次に何をするかわからない状態で少し困惑しています。計画性がなく、後先を考えずにアクションを起こしてしまうので、何か考えながら行動する様子がうろうろしているシーンになるのでしょう。
たとえば掃除。手順を考えておいたほうが効率的ですが、計画性がない人は目の前のものから手をつけて結果的に二度手間になったり、忘れたりする箇所もあるかもしれません。
うろうろするのは、何かするべきだとプレッシャーを感じている状態だから。周りの状況を把握していないので、他人から見て不審な動きになっているのです。
緊張している
うろうろする人は心理的に緊張する環境にいるので、目の前のことに集中できません。頭の中が真っ白になっている状態で、冷静になろうと思うと余計にドキドキする場面。
たとえば好きな人が近くに来た時にいきなり挙動不審になるのと同じです。緊張しやすい人は自己肯定感が低い傾向があり、失敗することを恐れているため。どのような場面でも多少の緊張は必要ですが、緊張しすぎると自分本来の力が発揮できないことや、人間関係を上手く築けないことも考えられます。
探し物をしている
うろうろする人は落とし物を探している場合もありますので、助けが必要な場合は自分から「私のスマホ、見かけませんでしたか?」と声をかけてくることもあります。
探し物のうろうろは心理的なものとは違い、視点が定まっているのでデスクの上や床、棚など、あちこち移動しながら見ているはずです。時折立ち止まり、失くした場所を思い出していることもありますので、探し物かな…と思ったら気軽に声をかけてあげるのもよいかもしれません。
脈ありかどうかを判断するポイントについて
うろうろする人の中には「好きな人の近くにいたい」ことが理由になる場合もよくありますので、脈ありかどうかを判断する基準をご紹介していきましょう。
アイコンタクトをとってくる
好きな人のそばをうろうろする人は、心理的に接点が欲しいためアイコンタクトをとってきます。探し物をしているふりでも、相手が自分を見ていないかそれとなく確認。
目を合わせながらうろうろするので、話しかけざるを得ない状況にもなるでしょう。目を見つめるのは何かメッセージがあるため。話しかけたいけれど、迷惑をかけたくないといった控えめな性格が関係しているのでしょう。
遠くから視線が合い、それとなく近づいてうろうろするのは脈ありの可能性があります。
恥ずかしそうな態度
好きな人のそばでうろうろする人はとても恥ずかしがり屋。体が触れるほど近距離ですれ違うと、ぽっと顔を赤らめてしまいます。偶然目が合うとサッとそらして複雑な表情に。
自分の気持ちがバレるのが不安なので、適度な距離感を維持しながらも同じ空間にいたがります。恋愛では常に受け身。好きな人の近くに行くだけでもかなりの上達ぶりといえるでしょう。
目の前をうろうろする
好きな人のそばをうろうろする時は、いつまでもその周辺にいるだけでなく、好きな人の視界に入る動きが特徴です。自分を見てほしいため、わざとデスクの前を何度も往復するなど、意味不明な行動に見えるかもしれません。
周囲の視線を気にしているのですぐに話しかけてくることはありませんが、視界に入っていることで安心感が増し、話しかけられてもすぐに応える準備が整っています。
笑顔で反応する
「どうしたの?」と好きな人に話しかけられ、にっこり笑顔になるのは脈ありの可能性があります。うろうろするのは話しかけてほしいためで、シャイな人はずっと相手のアクションを待っています。声をかけられただけで一日中気分がよくなり、目を輝かせて会話を弾ませるでしょう。
話しかけるタイミングとコツ
うろうろしている人に話しかけるおすすめのタイミングとコツをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
心配してあげる
うろうろしているのは意味があるからで、もしかしたら落とし物を探しているのかもしれません。そんな可能性を考えて「何か探しているの?」と心配してあげる行為は、とても自然で会話になりやすいのでおすすめ。くれぐれも不審がっているような態度で接しないよう意識しておきましょう。
自分から話しかけることが大切
うろうろするのは自分から積極的にアプローチできないサインなので、なるべくこちらから話しかけてあげることが今後の付き合いを進展させるコツです。「何か必要なものがある?」「考えごとでもしていた?」など、それとなく話しかけてみましょう。
まとめ
うろうろする人の心理は、相手に何か伝えたいことがあるけれど言い出せない気持ちが関係しています。自分に気づいてほしいアピールがわかったら、その場で反応してあげること。
最初のきっかけが掴めると、今後はスムーズにコミュニケーションをとることができるでしょう。
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