言われるとやる気がなくなる心理は、多くの人が経験しているのではないでしょうか。今やろうと思っていたところ…そんなタイミングで誰かに強く命令されると、テンションが思いきり下がってしまいますよね。
そのような状況になると、全てを投げ出したくなることもあるかもしれません。自分に負担をかけないよう、今回は言われるとやる気がなくなる心理と、理想的な行動のコツについて詳しくご説明していきましょう。
言われるとやる気がなくなる心理になるのはなぜ？
やるつもりだったのに言われるとやる気がなくなるのは、心理的に次のような理由があります。仕事や恋愛など、色々なシーンで困ることがあるかもしれませんので、そんな時は心理状況を把握してみてくださいね。
固執している
言われるとやる気がなくなる心理は、自分の考え方や思想に固執しているためで、他人の意見を押しつけられると受け入れられません。たとえば仕事。
やらなければいけないことがあるのはわかっているけれど、「いつ」やるかは自分の考え方次第だと思う人もいるでしょう。「明日やろう」という予定に固執していると、誰かに「今やって」と言われても絶対に自分の考えは譲れません。
このタイプの人は固定観念も強く、自己主張する場面が多いでしょう。人の意見を参考にすることはなく、逆に自分の意見を押しつけてしまうこともあります。
自由でいたい
言われるとやる気がなくなる心理は、選択肢を奪われる不安があるためで、自分で決める自由がなくなることが原因です。何かをやらなければいけない時に他人の指示があると、やる気が失せることは確かにありますよね。
子供の宿題と同じく、親に「今やりなさい」と言われるとやりたくなくなるのと同じ。それは自分が自由にプランを考えることができない状況だからで、心理的にも不安や反発心があるのです。
子供時代に経験したあの苦い思い。大人になってからも経験することがよくありますよね。しかし駄々をこねる子供とは違い、大人は適切な対処が必要になるのです。
心に余裕がない
言われるとやる気がなくなる心理は、心に余裕がないためかもしれませんね。その原因は、家庭や仕事のことなど、考えることがたくさんありすぎるためで、他人や周囲の環境に配慮できない状況だからです。
プレッシャーがかかるとストレスも倍増します。心が窮屈な状態で頑張っている時に、他人から指示されたり圧力をかけられると、感情をコントロールできないこともあるのです。やりたかったことも急にやりたくなくなる…という場面もありますよね。
相手を信頼していない
言われるとやる気がなくなる心理が働くのは、その人を信頼していないため。好きな人に言われたらすぐに納得できることも、苦手な相手やよく知らない人に言われると疑心暗鬼になるのも当然です。
仲のよい同僚に言われたらすぐにできることも、嫌いな上司に言われるとやる気をなくしてしまいますよね。このように人間関係が思考パターンにも影響を与えているのです。
やる気がなくなる時のサインは？
楽しみにしていたことも「今やれ」と誰かに命令されると、気持ちが萎えたり反発したくなったりしますよね。やる気をなくした時は次のようなサインがありますので、適切な対処法を考えることが大切です。
感情的になる
言われるとやる気がなくなる心理になると、些細なことでも感情的になってしまいます。とても気分よく過ごしていたのに、他人のたった一言で急に落ち込んだり、カッとなったり。
感情を上手くコントロールできないのは、やる気がなくなったサインかもしれません。人によっては、自分の意見を押しつけるために強く説得してくることもありますよね。
些細なことがきっかけで口論になる場合は、心に余裕がなく感情に流されやすいサインです。
モチベーションが低下する
命令されてやる気がなくなると、全てのことに対してモチベーションが低下してしまいます。自由を侵害されると守りに入るのは人間の欲求のひとつ。
言われるとやる気がなくなる心理が発動すると、そこからネガティブな感情が拡散されて何もやりたくなくなるのです。相手の言い方次第ではモチベーションを維持することは可能ですが、アドバイスではなく強制的な言い方をされると、誰でも自分を守りたくなるものです。
イライラする
言われるとやる気がなくなる心理になると、その瞬間からイライラが始まります。なぜそんな態度をとられるのか、攻撃されたと思うのでしょう。
イライラすると考え方も狭くなり、さらに余裕をなくしてしまいます。やる気をなくすだけでなく、現状に不満を抱くこともありますので、自分の今の状態を冷静に把握することも大事ですね。
逆のことをやってしまう
人に命令されてやる気をなくした時、どうしても相手に従うのが嫌でわざと逆のことをやってしまう場合もあります。自分のことは自分で決めたいのは誰しも同じ。
強要されると反発したいのは自然な気持ちの変化ですが、エスカレートすると周囲に協調できなくなることもあるでしょう。そして自分だけ孤立するリスクもありますので、反発したくなった時は要注意です。逆のことをやっても、結果的に自分が不利な立場になるだけかもしれません。
理想的な行動方法について
言われるとやる気をなくすのは、心理的に誰にでもあることです。大事なのは、その気持ちをどう乗り越えて過ごすか。そこで早速ですが、理想的な行動方法や対処策についてご紹介しましょう。
自己改善をする
やる気をなくした時、投げ出してしまうのは一時的な解決策にしかなりません。考え方次第で自分をもっと大切にできるため、そんな時は自分の弱みや強みを客観的に把握してみましょう。
なぜそんな気持ちになるのか、自分が変わっているのではなく皆も同じ。上手くやり過ごし、ストレスを溜めないよう考え方の工夫をしてみてください。
瞑想する
必ずしも他人が思い通りに自分に接してくれるとは限りません。人の言動を変えることよりも、自分がどうストレスや不満を扱うかが大事です。
困った時は瞑想など、自分なりのストレス解消方法を実践してみましょう。呼吸を整えるだけでも、ネガティブな感情を軽減できることはよくあります。寝る前の瞑想など、嫌な気持ちを翌日に引きずらない習慣もおすすめです。
選択肢を提供してもらう
なぜやる気をなくすのか、それは相手に強要されるためです。自分がやろうと思ったことも、相手に強制されると力関係を感じてしまうものですよね。
しかし選択肢を提供してもらえば、最終的には自分が決定権を持っていますので、力関係で苦しい思いをすることはなくなります。言われるとやる気をなくす時は、「今じゃないとダメ？」「何時までなら大丈夫ですか？」など、少し柔軟な指示に変えてもらうとお互いに嫌な気持ちになりにくいでしょう。
自分の考えをきちんと伝える
人によっては、言いやすい人を狙って強要してくることもあります。これから先も立場が弱くなってしまうことを考慮して、嫌な気持ちになったらきちんと自分の考え方を伝えてみましょう。
「後でやろうと思っていました」など、少しだけ自分を庇うこと。その際は強い言い方ではなく、冗談っぽく言ったり相手の指示に感謝したり、丁寧な態度が望ましいですね。
言われるとやる気をなくす心理になったら焦らず行動を！
は、基本的に自由を奪われる不安があるためで、自然と相手に反発していることが理由です。このようなやりとりはどこにいても起こる可能性がありますので、衝動的な判断で今後の人間関係を悪くしないよう、心理状況も踏まえてベストな対処をしてみてくださいね。
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