断れない女性は、心理的な要因を理解しておくと、人間関係で困ることは減るかもしれません。断れないのは生まれつきの性格だと認識している人も多いはずですが、その時の心理背景も多大な影響を与えることがあります。
生きていくうえで我慢は必要。しかし苦痛になるほどの我慢は、根本的な原因から改善していきましょう。では早速ですが、断れない女性の心理や共通点についてご解説していきます。
断れない女性の心理や特徴について
断れない女性は、友人関係や恋愛で自分の性格を悔やむことがよくあるはず。自分をもっと好きになるためにも、心理的に考えられる理由をまずは見ていきましょう。
責任感が強い
断れない女性は、心理的にとても責任感が強いため、他人に頼られると大変な内容でも自分がやらなければならないとプレッシャーを感じて引き受けてしまうのです。
責任感が強い人は、一度決めたことは最後まできちんとやり通しますので、とても勤勉で真面目なところが特徴。他人から頼りにされることが実は好きなので、職場などでもリーダー的な位置づけになりたい願望があります。
断るのが可哀想に思う
断れない女性の心理は相手に同情しているためで、困っている人を見捨ててしまうのは自分の心が傷つく行為なのです。とても優しいゆえ、相手の気持ちまで一緒に背負ってしまうタイプ。
お願いしてくる人の気持ちにどっぶり浸かり、相手のことを考えすぎて、断る境界線が曖昧になっている状態です。他人想いの優しさは評価される部分ですが、悪用する人も中にはいますので、断れないことを知ってわざとやりたくないことをお願いする人もいるので注意しましょう。
自分でやったほうが楽だから
断れない女性の心理は、とても合理的に物ごとを考える傾向がありますので、どの方法が一番簡単か、一番早いかと結果重視して手順を想定します。
そのため人から何かを頼まれた場合、その人にやるように指示したり、やり方を説明したりすることが手間に感じるので、自分がやったほうが効率的なのです。
とても手際がよく、頼まれたことも早めに終わらせてくれるので、さらに多くの仕事を頼まれてしまうタイプ。合理的な考え方は人間関係にも反映されていますので、自分が苦労する価値があるのかないのか考えながら付き合う相手を選んでいます。
他人の感情を受け入れられない
断れない女性は、心理的に感情的な人が苦手な傾向にあるので、断ることで相手と口論になったり、いざこざになったりすることを避けるのが理由です。
争いごとを敬遠するタイプなので、温和な人に周囲から見られているはず。他人のわずかな感情の変化に敏感なので、平和な様子でも実は心の中がとても不安定になっていることもあります。
断れないのはやってあげたい気持ち以上に、相手を嫌な気持ちにさせないための自分を守る手段なのです。
嫌われたくない
好きな人から仕事を頼まれた時に、好印象を与えたいために多少無理してでも引き受けてしまうことはありますよね。断れない女性は、心理的に相手に嫌われたくない願望があるため、その対象は異性だけでなく友人や仕事の仲間も含まれています。
他人の視線を気にする性格なので、自分が周囲からどう評価されているか気にしながら行動しているでしょう。そのため常に神経を使って生活しているので、ストレスがかなり溜まっているかもしれません。
本来は自分がやらなくてもいいことをやるというのは、精神的にも翻弄される原因。集中力がないままやってしまうと、頼みごとをきちんと完結できないこともあるでしょう。
本当は断りたい?我慢しすぎない方法について
断れない女性の心理は、自分では無意識に引き受けているかもしれませんが、頼まれた後に後悔することがよくあります。本音では断りたいのに、相手にはっきり言えない時、どうすれば心のもやもやは解消できるのでしょうか。考え方の視点を変えるコツをご説明します。
断れないのは心理的な負担
断りたいのに断らないのは、頼んでくる相手にも多少の問題はありますが、最終的にははっきり言えない自分に問題があるともいえます。
他人の要望を無理して聞いているということは、自分の快適な心理的領域を侵されているのと同じ。招いていないゲストがいつまで帰らないのと同じ状況なのです。
頼まれてもいいことなら快く引き受けられるはずですが、問題は心理的な負担になる頼みごと。相手にはそんな負担は一切理解されていませんので、一人で苦しんでしまうのです。
断れない性格の長所を考える
断れない性格が悪いというのは、その人の価値観で判断すること。なんでも引き受けてしまう人はデメリットがありますが、メリットがあることも注目してみませんか。
断れない女性は、心理的に他人への思いやりがあるので、相手の立場になって物ごとを考え行動に移します。それは全ての人ができることではありませんので、人付き合いのスキルだと自信を持つべきところ。
断れない自分を悪用されないためにも、きちんとした理由があり、なんでも引き受けているという態度をアピールしてみましょう。時には「やってあげている」と強い態度に出ることも必要かもしれません。
嫌われるリスクはあるのか
もし自分の体調が悪いのに、食事に誘ってくる人がいたとしたらどうしますか。断れない女性は嫌われたくないので、多少我慢して行ってしまうでしょう。
ここで「行けない」とはっきり断ると、相手が気分を悪くするリスクはあります。大切なのは断った後の相手の反応。本当に自分のことを思ってくれる大切な人なら、まず無理なお願いをしてくれることはありませんし、断っても態度を変えることはないでしょう。
自分勝手に要望を押しつけてくる人とは、決してよい関係は築けないということ。自分にとって必要ではない人間関係なら、自分から拒否するくらいの勇気があってもよいのです。
引き受けた後の負担を考える
断れない女性は、自信や強さを身につけることが必要ですね。そのためには、引き受けた後の心の負担や手間を考えてみてください。もちろんお願いした相手は楽で、気分がとてもよくなることは想定できますが、果たして自分はどのような気持ちになるでしょうか。
お願いした人に自分の努力や苦労が100%伝わるとは限りません。精神的な苦痛を抱くほど、自分にメリットはあるのかどうか。まずは自分を大切にする気持ちを優先し、本音を受け止めるところから始めてみましょう。
上手な断り方のポイントについて
我慢する性格を変えるためには、断れない性格を直すことと同時に、上手な断り方もマスターしていきましょう。相手も嫌な気持ちにならず、お互いが理解できるようになるためには、次のポイントを意識してくださいね。
できるところは明確にする
「全部はできないけれど、この書類だけならできるよ」と、自分が引き受けられることとできない部分をはっきり線引きしてください。そうすれば相手の気持ちを理解して断れるので、後味が悪くなることは避けられるでしょう。
できない理由をひとつに絞る
「疲れているし、他の用事もあるし…」と曖昧な理由をいくつも並べてしまうと、やりたくないための言い訳に聞こえてしまいます。断りにくい時は理由をひとつに絞り、はっきりと伝わるようにしてください。
まとめ
断れない女性は、心理的にとても優しいことが最大の理由かもしれません。きちんと思いが伝わる相手かどうか、そんなことも頭の隅に入れておくと断りやすくなるはずです。
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