腕を上げて寝る人の心理には、どのようなことが関係しているのでしょうか。「寝相」という言葉があるように、寝る姿勢から性格や心理状態がわかるといわれていますが、睡眠中は最も無防備で本来の姿が表れているのかもしれません。
そこで今回は、変わった寝方をする人や腕を上げて寝る人の心理について、気になるポイントをご紹介していきましょう。
腕を上げて寝る人の心理について
バンザイしたように腕を上げて寝る人はどのような特徴があるのか、心理的に考えられる部分をご説明しましょう。
主導権を握りたがる
腕を上げて寝る人は、心理的に主導権を握りたい願望があります。逆に小さく体を丸めて寝る人も多いはずですが、腕を上げるとそれだけ寝るスペースを使うことになるでしょう。
このためもし隣に寝ている人がいたとすると、頭に腕が触れるなど、少し邪魔な姿勢になりますよね。このタイプは共有スペースを自分が占領したい思いがありますので、公園のベンチや電車の座席も真ん中に座ってしまうこともあるでしょう。
主導権を握りたいのは、自分が中心にいたい気持ちがあるからで、どちらかというと自分が優先されないと不満を抱えるタイプかもしれません。
解放されたい
腕を上げて寝る人は、心理的に解放されたい思いが強い状況で、仕事のストレスなどがまず考えられるでしょう。ギュッと両手で体を包み込んだ状態だと苦しいですが、腕を上げると身体的にもフリーになった気持ちに。
日中は色々な不安やストレスがあるため、寝る時はせめて解放されたいと思っているのでしょう。丸まっていると自分を守る姿勢になるため、神経を使ってしまうのかもしれません。
安心している
腕を上げて寝る人は、心理的に安心感を抱いているためです。腕を上げるという行為は完全に無防備であり、相手に降参した時にやること。寝ている時に無防備になるのはそれだけ安心しているというサインで、危険な状況が一切ないという心境です。
自分自身を守ることはしなくてもよい快適な環境。両手を上げて自分をさらけ出している意味もあるでしょう。
体の調子を整えている
体調がよくない時、自然と人間の体は自分に負担をかけないよう守りの体勢に入ることがあります。腕を上げて寝る人の心理とは、まさしく体を楽にしてあげたいため。
私たちは毎日あらゆる筋肉を使って生活していますが、負担がかかってくると睡眠は回復時間としてとても重要になります。自覚症状がない段階でも、無意識に腕を上げて楽な姿勢になりたい心理が働くのです。
ギュッと丸くなって寝るのは意外とエネルギーを使いますので、両手を上げる姿勢が楽でそのままスッと寝てしまうのでしょう。
個性的な人
腕を上げて寝る人は、心理的に他人と同じことを避ける場合があります。寝る姿勢は定番の横向き、うつ伏せ、あお向けなどがありますが、それでは自分らしさがアピールできないのでしょう。
個性が強い人は、誰も見ていない時ですら自分らしく過ごすことにこだわります。腕を上げて寝る姿勢はほとんど見かけることはありませんが、印象的に見えるよう常に気を張っている状態かもしれません。
変わった寝方の意味について
寝る時の姿勢は腕を上げる人がいるように、変わった寝方をする人がいます。それぞれの姿勢でわかる性格や心理状況についてご紹介していきましょう。
大の字
大の字で寝る人は、とても豪快な印象がありますよね。とてもオープンな人で、のびのびと寝ている姿は何も隠しごとがなく自分に自信がある証拠です。心理的にも安心しているため、少しくらい無防備になっても大丈夫。
また大の字で寝る人は、寝る時に理想の自分をアピールすることもあります。もともと大らかな性格ではないけれど、王様のように堂々としたい気持ちを示している可能性も。
もし隣で寝ている人が大の字の場合は、心を開いてくれていると考えてもいいでしょう。
抱き枕を使う
枕や布団、抱き枕をギュッと握って寝る人は、ストレスや不安を抱えている可能性があります。心配ごとがあると、人間はそばにあるものを強く握りしめることがよくありますので、寝ている時も何かにすがりつかないと不安なのでしょう。
たとえば恋人と別れた直後。苦痛や不安を抱えていると、何かに抱きついて孤独ではないと自覚したいのかもしれません。物ごとが上手くいかない時、無意識に布団などを引き寄せているはずです。
お腹に手を置く
手のポジションは、寝る時に意外と重要ですよね。なんとなく頭の下に入れたり、横に伸ばしたり、色々な姿勢がありますが、お腹に手を置く人は無意識に自分を守っている意味があります。
警戒心がとても強く、知らない人には近づかないタイプ。お腹周辺や心臓にも近く、敵に攻撃されたくない部分です。そこに手を置くという行為は守りの態勢を整えているためで、他人と必要以上近づくことはしないタイプともいえますね。周囲からは近づきにくいタイプに思われているかもしれません。
ポジションがいつも違う
寝る時の姿勢は自然と同じ、もしくは似たような姿勢になることがほとんどですが、毎晩ポジションが変わる人も稀にいるようです。このタイプは心に何かを抱えている可能性があり、その状態が寝る時の姿勢になっていると考えられるでしょう。
寝る姿勢は自分にとって一番快適であるはずなのですが、毎日違う寝方になるのは、その人の睡眠が本質的に抱えている何かに邪魔されている可能性があります。
たとえば仕事のストレス、恋愛の悩みなど。そんな場合は横向きになったけれど落ち着かず、うつ伏せになったり、結果的に大の字で目が覚めたりすることもあるでしょう。ストレスで夢を見ながら、姿勢が毎日変わってしまうのかもしれません。
定番の寝方の意味について
一般的によくある寝方について、それぞれの性格や心の状況をご説明していきましょう。
胎児型
横向きになり、体をギュッと丸め込んで寝る姿勢は普段からよくあるはずですが、実は不安やストレス、緊張などを感じている心のサインです。または胎児型といわれるように、お母さんのお腹の中が恋しくて、今誰かに甘えたい気分になっているかもしれません。
このタイプは人見知りしやすく、信頼するまで他人に心を開かない慎重な人。一度仲良くなるととことん大切に付き合うので、深く狭く人間関係を構築する人です。
うつ伏せ
昼寝など、うつ伏せになったまま知らない間に寝てしまったという経験はあるはずですが、寝る姿勢の定番のひとつですよね。うつ伏せは自分の表側を隠している姿なので、平和主義でトラブルを避けている意味があります。
内面についてはとても真面目。他人の気持ちを思いやり、言いたいことを我慢する場面もよくあるでしょう。その反面、自分の思い通りにならないと急に機嫌を悪くすることもあります。
横向き
真っすぐに横向きになる姿勢はとてもバランスがとれた人で、社交的な人だと周囲から思われています。横向きは、うつ伏せにも大の字にも変化させやすい中間地点。
人としても柔軟性があり、その場にすぐに溶け込めるタイプです。接客業のような人と触れ合う仕事で、自分の長所や魅力をたっぷり発揮できる人かもしれません。
まとめ
腕を上げて寝る人は、心理的に開放的な空間を楽しんでいるのかもしれません。寝る姿勢は自分では気づかないことですが、寝る時にまず快適なポジションになるのは誰しも同じですよね。
自分だけでなくそばに寝ている人の姿勢も、隠された人格や心理状況を知るよい情報が詰まっていますので、これからは少しだけ意識してチェックしてみると楽しそうです。
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