家族より他人を大事にする心理になりやすい人の特徴と今後の接し方

行動心理

家族より他人を大事にするのは、どのような心理が働くからなのでしょうか。家族関係は他人から見えないことがたくさんありますので、一見人付き合いのよい人は、家でも家族を大切にしているように見えるかもしれません。

人間関係は、人生を豊かにする要素をたくさん持っているもの。家族は何よりも大切なもの…と思いきや、他人を大事にする人もいますので、今後は心理状態を考えながら上手く接していきましょう。

 

家族より他人を大事にする心理について

家族より他人を大事にする心理になりやすい人の特徴と今後の接し方家族との約束を破って友人と出かけたり、家族以上に他人を信頼したりする人がいますが、心理的には次のようなことが考えられます。

 

人望を得たいため

家族より他人を大事にする心理は人望を得たい願望が強いためで、周囲の人から信頼され尊敬されるようにいつも意識しています。人望が厚い人は、職場でもとても存在感があり、皆から頼りにされているでしょう。

責任感が強く面倒見がよいため、とても慕われています。家族に対してはそこまで熱い思いがなく、自己中心的な行動が多くなりがち。親に頼まれたことよりも友人をまず助けることも多く、周囲からはとても思いやりがある素晴らしい人に見られているのでしょう。「人望の厚い人」という印象をとても大事にしたい心理が関係しています。

 

家族はいつもそばにいると安心している

家族より他人を大事にする心理は、血縁関係の家族は何があってもいつも味方でずっとそばにいてくれると安心しているからです。喧嘩しても「家族だからいつか仲直りするだろう」という甘えのようなものがあるかもしれません。

そのため思いやりに欠けた行動をとったり感情的になったりすることも多く、家庭ではストレートに物を言いやすいタイプ。一歩外に出ると他人との距離感があるため、人を大切にするよう意識して暮らすのです。

他人に配慮できるのは素晴らしいことですが、家族が犠牲になっているのでバランスが崩れてしまうかもしれません。

 

寂しいから

家族より他人を大事にする心理は、心が傷ついている可能性があり、孤独を癒すために他人に近づいてしまいます。たとえば家で居場所のない人が職場仲間といつも過ごすような状況。家に帰っても楽しくない孤独感を、他人と過ごす時間で癒しているのでしょう。

家族を大切にしたくないのではなく、自分が阻害されている気分に。我慢しながら暮らしており、家族と一緒にやりたいことがたくさんあるのですが、上手くコミュニケーションがとれないのかもしれません。

 

損得勘定が強いため

家族より他人を大事にするのは、心理的に自分にメリットがあることを好むためで、損得勘定が強い人といえます。家族に優しくても、お礼に食事を奢ってくれることは少ないかもしれません。しかし仕事関係の相手なら、お互いに感謝したり評価したりしやすくなります。

自分が一番得しないと気が済まない性格なので、何をやるにもメリットをまず考えます。自分以上に上手くいっている人を見ると損している気分になり、他人と自分を比較する癖があるともいえます。

 

承認欲求を満たしたい

家族より他人を大事にするのは、心理的に承認欲求を満たしたい願望が強いためで、他人に感謝されて初めて自分の価値を感じられる人です。他人のために何かをしてあげると最終的に自分が幸福になれるという仕組みがあり、そのために家族以上に他人を大事にしてしまいます。

家族は自分と同じ存在で、親や兄弟に評価されてもあまり嬉しくありません。他者から感謝されたほうが自分の活躍の場があると安心できるのでしょう。

 

依存心が強い

同僚のために一緒に残業したり、友人にお願いされた買い物をしてあげたり。大変でも人のためなら何でもやってあげるタイプは、実は依存心が強い傾向があります。

家族よりも他人が大事になってしまうのは、誰かのために頑張らなければいけないと自分を犠牲にしている部分も関係しているのでしょう。自分を信頼して幸福になること以上に他人に依存しないと自分の存在価値に気づけないため、一人になるととても不安に。家族と一緒でも常に孤独を感じてしまいます。

 

嫌われたくないから

家族より他人を大事にするのは、心理的に人から嫌われたくないためです。家族の気持ちは正直どうでもよく、友人や知り合い、同僚などの存在がとても大事で、自分の居場所を確保するためにも仲良くしていきたい気持ちが強いのです。

本音はあまり言わず、我慢して人付き合いするところもありますので、家に帰るとどっと疲れが出て一人になりたくなるでしょう。あまりにもギャップが大きいため、家族からも距離を置かれる可能性があります。

 

家族より他人を大事にする人と接するコツ

家族より他人を大事にする心理になりやすい人の特徴と今後の接し方家族より他人を大事にする人は、特徴や心理を考えるとよりよい付き合い方が可能です。恋人ならいつか自分の家族になるかもしれませんので、将来をイメージしながら付き合っていくことも大事ですね。

 

素直にコミュニケーションをとる

家族より他人を大事にするのはさまざまな理由や心理がありますので、態度だけでは判断できないかもしれません。しかし自分が家族の立場だと不満が募ることもあるため、そんな時は素直に気持ちを伝えましょう。

他人を大事にすることは大切。しかし家族は幸福の土台になるものです。寂しい時やもっと一緒に時間を過ごしたい時などは、正直な気持ちをアピールしてみましょう。

 

プライベートな時間は邪魔しない

プライベートの時間は誰にとっても大切で、リフレッシュする意味もありますので、他人を大事にする人と付き合う場合も距離感は意識しておきましょう。

人間関係ではかなり気を遣うところもあるはずなので、家ではのんびり自由に過ごしたくなるでしょう。一人の時間がないと窮屈になるかもしれませんので、プライベートはそれぞれが充実するよう配慮しておきたいですね。

 

家族の話をする

家族より他人を大事にする人とは、「家族」の話を積極的にすることが付き合い方のコツです。家族から言われるよりも、他人から家族の大切さについて言われるほうが実感しやすいこともあります。

このため家族と旅行した話や普段の家族との触れ合いなど、気軽に話してみましょう。家族を後回しにして他人を大切にするのは家族に申し訳ないことです。いつでも自分の味方でいてくれるよう大事にしたいですね。

 

家族と上手く付き合う方法について

家族より他人を大事にする心理になりやすい人の特徴と今後の接し方家族関係がよいと他人との付き合い方にも余裕ができ、親切に接することができるようになります。家庭環境は人によって異なるものの、他人のほうが接しやすいという場合は、次のポイントを意識しながら家族と接していきましょう。

 

感謝する

「家族ならやってくれて当たり前」と思うようなことも、これからはきちんと感謝しましょう。家族同士だと甘えも影響して、言わなくてもわかるという認識が強くなってしまいます。そんな中でも一言「ありがとう」と伝えるだけで、家族の絆がさらに実感できるようになります。

 

会話を増やす

家族は空気のような存在になることもありますが、コミュニケーションは他人と同じく必要です。血縁関係という安心感だけに頼ってしまうと、家族同士でも誤解や不安が生じることはあるかもしれません。天気の話や仕事の話など、言葉を交わす機会を増やしてみましょう。

 

まとめ

家族より他人を大事にする人は、心理的に気を遣っているからなのでしょう。周囲に集中できるほど家族が優しく見守ってくれる環境があるということ。家族は何よりも大切な存在ですが、バランスよく自分の周囲の人たちと付き合うスキルも必要なのでしょう。

 

☆こちらの弊社ホームページのコラムもお勧めです!

>>>この人と結婚するかも!と思う時は本当にある?結婚相手かどうか分かる瞬間とは

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP