何度も確認してしまう人は、心理的に不安になりやすい特徴があります。ミスしないためには、再確認は仕事でも欠かせないこと。しかし人によっては、何度も同じことを確認されるとイラッとしてしまう場合もありますよね。
このような慎重派の人には、メリットだけでなくデメリットもあります。そこで今回は、何度も確認してしまう人の心理を考えて、快適に暮らすコツをご説明していきましょう。
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何度も確認してしまう心理について
何度も確認しないと安心できないのは、性格的なことやその時の心理が関係しています。確認した後もなぜか残る不安。そんなタイプの人は、いつも頭の中がいっぱいになってしまうでしょう。では心理的に考えられる理由をご紹介しますね。
真面目な性格だから
何度も確認してしまう人は、心理的に間違いを起こしたくない背景がありますので、失敗やミスをしないよう何ごともダブルチェックします。
基本的に性格が真面目なことも関係しているので、きちんと物ごとをやらないと気分が悪くなってしまうのです。真面目な人は手抜きをしないため、自分で余計なプレッシャーをかけてしまう場面がよくあります。
真面目でいることに誇りを持っているため、大丈夫だと他人に言われても自分が満足するまで確認してしまうでしょう。
不安を抱きやすい
仕事の書類作成をする際、簡単な作業でも何度も確認してしまう人は、心理的に不安を抱きやすくなっています。緊張感を抱くこともあり、手が汚れていないのに何度も洗うなど、不安をかき消すために行動を起こさないと解消されません。
不安になりやすい人はとても用心深いので、周囲の人にとっては頼れる存在になることもあるでしょう。同僚の書類を預かったり、飲み会の会費を徴収する作業をしたり、手間になる仕事ほど任されやすいといえます。逆に不安が多くなると余裕がなくなり、ストレスだけが増えてしまいます。
過去の経験が関係している
過去に注意不足で失敗したことが、いつまでも心の中に残っていることは、何度も確認してしまう人の心理背景にあります。慌てて仕事をした時や、恋人のメールを早とちりして喧嘩になったなど。
もっと注意深く状況を観察しておけば、回避できるトラブルがよくあります。何度も確認してしまうのはそんな過去の失敗があったためで、二度と同じことを繰り返さないように注意を払っています。
確認する癖ができてしまうと、いつも何かに追われているような不安を感じ、さらに確認しないと安心できない悪いサイクルが生まれてしまうでしょう。
迷惑をかけたくない
何度も確認してしまう人は心理的に憶病なところがあり、自分のせいで他人に迷惑をかけたくないのが原因です。とてもマナーがある考え方ですが、他人に怒られるのが怖いことも関係しています。
友人との待ち合わせの場所。初めて行く時は道に迷わないよう、事前にマップで確認するでしょう。しかし何度も確認してしまう心理の人は、この時点で不安になってしまいます。
道順はしっかりとわかったけれど、本当にその場所でよかったのかと新たな疑問が湧いてくるのです。もし間違えたら相手に悪い、気分を害して嫌われてしまうかも。
余計な悩みが増えてしまうため、それならいっそのこときちんと確認してから行動しようと思っています。
土壇場に弱い
自分が失敗して、その場をやり過ごさなければならない場面。慌てて頭の中が真っ白になりますよね。たとえば人に話してはいけないことを、ぽろっと言ってしまうこと。
気づいた時にはすでに遅く、周囲が驚いた顔で見ているでしょう。失敗しても瞬間的に立て直せる人も世の中にはいますが、ほとんどの人はきっと冷静さを失ってしまいます。
大勢の前でスピーチをするように、後戻りできないことがあると自信喪失してしまいます。そんなことにならないよう、土壇場に弱い人は何度も確認して、万が一のことが起こらないように全てを把握しておきたいのです。
慎重な人のメリットについて
何度も確認してしまう慎重な人はストレスが多く、いつも不安を抱えているかもしれません。しかしそんな性格は、メリットになる場面もあるのです。
ミスが少ない
仕事も勉強も自分が納得するまで確認するため、物ごとの本質を見抜きやすいのが長所です。ダブルチェックが習慣なので、ミスが少ないのも慎重なタイプの特徴といえるでしょう。
こんな性格の人がいると、団体行動をとる時に注意深く周囲を観察してくれるので、とても助かります。
相手の気持ちを考える
何度も確認する習慣がある人は行動だけでなく、人間関係にも同様に相手を慎重に考える傾向があります。そのため自分が思うことを我慢して相手の気持ちを優先するので、とても思いやりがある人に見えるでしょう。
物ごとを考えるように、人間関係もあらゆる点から考えられるので、自分と相性が合う人を見つけやすいかもしれません。
想像力がある
確認癖があるということは、最悪の状況を想像していますので、想像力があるとも考えられます。慎重な性格は、不安な場面を考えるのが得意。
夜寝る前に窓を閉めたかどうか、万が一のことがあっても対処できるかどうか。あらゆる危機管理能力があるといえるでしょう。日常的にあらゆる展開を想像するため、非現実的なことにも思いを膨らませているはずです。
慎重な人のデメリットについて
慎重な人は、ミスを事前に回避できるところは羨ましいですが、何度も確認する行為はデメリットになることもあるので注意しましょう。
作業に時間がかかる
一度記入した申込書。何度も書き漏れがないか、間違っていないか確認するため作業に時間がかかります。他人を待たせても自分が納得しないと安心できないので、急ぎの仕事だと迷惑がかかることもあるでしょう。
確認作業は内容に合わせて慎重になるかどうか、臨機応変で対応するのも社会生活を送るうえで大切なポイントです。
誤解を与える
恋人と約束をしたことを何度も確認すると、相手は信用されない気持ちになり雰囲気が悪くなることも考えられます。「明日出張だって言ってたよね」「何時に出発するの?」「どこに滞在しているの?」など、自分にとっては重要なことなので、きちんと確認しないと不安。
しかししつこく質問を繰り返されると、人によってはしつこいと感じることがあり、適度なところで確認作業をやめないと不快な気持ちにさせてしまいます。
新たな環境に行くのが嫌い
慎重な人は慣れた場所、慣れた人でないととてもストレスを感じます。相手がどのような人なのかリサーチしないと一緒にいても居心地が悪く、人一倍疲れを感じるでしょう。
そのため新たな環境に行き、違う世界を知るのが苦手。友人関係も同じ輪の中で満足して、知らない人と交流するのは負担になっています。
デメリットをメリットに変える方法
何度も確認する慎重な性格は、自分が窮屈になるほどこだわってしまうのは、あまりよくありません。デメリットをメリットに変えるには、不安になった時に少しだけ楽観視してみましょう。
もし失敗してもなんとかなる、こんな展開になったらこうしよう。事前に万が一のことを想定して対処方法を考えておけば、最初の確認だけでも充分満足できるはずです。
まとめ
何度も確認する人の心理は、何ごともきちんとしていないと嫌な性格が関係しています。大雑把な人は考え方も大雑把。慎重な人は丁寧な自分を魅力に変えて、上手くバランスをとりましょう。
繰り返し確認作業をして疲れるよりも、意識を集中させてしっかりと確認する習慣も、改善方法になると考えられます。
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