お局の心理は難しく、どこの会社にも一人はリーダーのような女性の存在がありますよね。少しでも対抗しようものなら、社員全員を敵に回すような圧力をかけてくるお局。
心理的な意味を理解しようと思っても、なかなか受け入れたくないタイプの人です。上司ですら気を遣ってしまうお局が原因で、会社勤めが嫌になる人は少なくありません。
しかし避けては通れない職場の人間関係。とくに付き合いづらいお局とは、心理を読んで上手く立ち回ることが大切なのです。
意地悪をしたり、社内で手回しをして誰かが不利になるようなことをしたりするお局。苦手な女性先輩と上手に接する方法について、早速ご解説していきましょう。
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どこにでもいるお局の特徴
会社の規模に関係なくどこの職場にもいるお局は、常に標的を見つけるために目を光らせています。
どのようなタイプをお局というのか、以下のポイントを参考にして判断してくださいね。
いつまでも独身
同期の女性社員はすでに結婚退社しているか、転職をして幸せな人生を送っています。社内で同期と呼べるのは、課長や部長クラスの男性社員だけ。
彼氏もおらずずっと独身なので、若い女性社員とは話が合わないことがほとんどです。独身であっても、仕事のキャリアを積んで働く女性とお局とは同じではありません。
お局は、勤務年数がただ長いだけだといえます。それこそが、唯一自分が誇れることなのでしょう。
何年も勤務しているため社内には性格が知れ渡り、社内結婚をする可能性は低いかもしれません。
社風をよく心得ている
それぞれの会社には、独特の雰囲気や特徴があります。まだ駆け出しの社員だと、社風を理解できずに先輩とぶつかってしまうこともあるでしょう。
お局は会社の規則や社風などを充分に理解し、さらに人間関係や力関係なども心得ています。
長く働いているだけあり、会社に関する情報が豊富である点はお局のメリットになる場合もありますね。
社風に合わせて仕事をしたり人と接したりするため、上司や役員クラスから注意されることは少ないでしょう。逆に扱いが難しく、距離を置かれているかもしれません。
責任あるポジションとは限らない
お局は、決して役職つきのポジションにいるとは限りません。長年勤務をしているため後輩の数が多く、少しばかり威張ってしまうところが特徴です。
本来ならキャリアを伸ばして、もっと評価されるべきなのかもしれません。しかしお局になる人は、それだけの器がないともいえるでしょう。
そして役職がないにも関わらず、自分よりも経験が少ない人や若い人に対しては強気な発言をしてきます。
新入社員からすると、まず注意しておきたい人物になるのではないでしょうか。
細かいことにこだわる
女性社員だけでなく、男性からも嫌われてしまうお局。それは、とても細かくて相手に歩み寄る姿勢がないところが原因です。
社内にあるキッチンスペースなどに神経を配り、汚した人を徹底的に叱ります。「これくらいなら別に…」と思うような些細なことは、最もお局の怒りに触れてしまうでしょう。
細かい性格は仕事にも活かされているので、人のミスを発見するのが上手です。そのたびに自慢げに相手を攻撃する性格は、付き合いづらい存在になりますね。
お局の心理について
お局は心理状態を理解すると、対応の仕方も柔軟になります。それでは多くの人が怖いと感じるお局には、どのような心理があるのかを見ていきましょう。
年齢にコンプレックスを持っている
お局といえば、30代過ぎの女性社員をイメージする人が多いでしょう。「まだ辞めないの?」などと、陰口を叩かれていることは本人もわかっているはずです。
お局の心理は心の奥に年齢に対するコンプレックスがあり、若い女性にはとくにライバル意識を持ってしまうのです。
年齢と共に、男性から視線を投げられることも減ってくるでしょう。見た目で若い女性に勝つことは困難のため、仕事の面で相手をやり込めているのです。
男性社員からちやほやされる女性は、まずお局のターゲットになりやすいですね。
自己顕示欲が強い
後輩に対する意地悪は好きでやっているのではないかもしれませんが、どうしても職場ではネガティブなことばかりに目が行ってしまいます。
「長年働いているのだから」という自信やプライドもあり、人に合わせることができません。
自己顕示欲が強いため、周囲からは付き合いにくい人だと思われているでしょう。「そんなことで張り合うなんて…」と思うようなことが、お局にとっては自分をアピールするチャンスとなっているのです。
ストレスが溜まっている
恋人もおらず、毎日家と職場の往復だけ。プライベートが充実しないため、仕事が生活の全てのようになっています。
このような環境で暮らしているので、あらゆるストレスが溜まってくるでしょう。そしてそのはけ口になってしまうのが、会社の若い社員たちです。
相手が困る顔を見るとホッとして、モチベーションになるのかもしれません。職場のストレスは、プライベートで発散することが大切。
しかしどちらもストレスに溢れていると息を抜く暇がなく、必然的に周囲の人に当たるようになってしまいます。
お局と上手く付き合うコツについて
お局を避けて仕事をするのは、かなり難しいことでしょう。度合いは異なりますが、どこに行ってもお局のようなタイプの人は必ずいます。
転職しても解決できないこの問題と、上手く付き合う対処策についてご紹介しましょう。
ご機嫌をとる
お局様の心理は常に注目されたいため、自分を中心にして物ごとが回らないと機嫌が悪くなってしまいます。
上手く対処して付き合うためには、そのような性格をさらに持ち上げるようにしてご機嫌をとりましょう。
たとえば仕事のスピードの速さを絶賛する、洋服のセンスを褒めるなど。お局には単純な一面もありますので、人の言葉の裏側を考えず素直に喜んでくれるでしょう。
本心からでなくても、お世辞を言って上手く付き合うことがポイントですね。
社内の他の人に相談をする
お局の中には、人が見ていないところで意地悪をしてくるタイプも存在します。休憩している人に嫌味を言ってきたり、人に聞こえないように文句を言ってきたり。
自分がターゲットにされてしまったら、なかなか逃げることはできません。いくらお局の心理を考えて頑張ったとしても、このタイプは必ず文句のきっかけを見つけてきます。
仕事以外のストレスが溜まるのは避けたいことですから、お局のことで悩んでいる時は上司や他の先輩に相談することも必要ですね。
仕事で見返す
仕事のできるお局に、意地悪をされてしまったので仕返しをする。そのような発想は決して相手には通じず、さらに執拗な意地悪をされる可能性があります。
お局の嫌な面を真似てしまうと人間関係にも影響を与え、自分自身が孤立してしまうこともあるでしょう。
またお局は自分と対立する人をあらゆる手段で追い込めてきますので、勝ち目は少ないといえます。
そんな環境を避けるためには、嫌がらせをされても仕返しをしないこと。感情的にならず、仕事に対する努力で見返してくださいね。
プライベートの話をしない
お局にそっと近づいて仲良くなれば、上手くいくかもしれないと思ったことはありませんか。
付き合いづらい相手を自分の味方にすれば、悩みは解消できるはずです。しかし注意したいのは、お局の心理は相手の困る顔を見ることが好きな傾向があること。
とくにプライベートに関しては、自分が不利にならないよう内緒にしておくと安心です。
まとめ
お局の心理は読みにくいものですが、苦手に感じるのは自分一人だけではないことを知ってくださいね。
仕事のこと以外ではお局に近づかないなど、防御策を事前に考えておくと安心でしょう。
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