妻をけなす夫の心理にはどのような思いが隠されているのか気になることもあるでしょう。生涯のパートナーである妻は大切にすべき存在であるにもかかわらず、けなして雑に扱う夫もいます。
では今回は、妻をけなす夫の心理になる理由や理想的な接し方について詳しくお伝えしていきますので、今後のやりとりに役立ててみてください。
妻をけなす夫の心理になる理由
妻が傷ついたり嫌がったりすることをわざと言うのは、様々な理由があると考えられます。では、まずは妻をけなす夫の心理になる理由について詳しくお伝えしていきましょう。
からかって楽しんでいる
妻をけなす心理になる夫は、妻をからかって楽しんでいる可能性があります。「やめてよ」「どうしてそんなことを言うの?」と苦言を呈しても、本気で嫌がっているわけではないと思い込み、同じことを続ける夫も。
特に人前で笑いながら妻をからかう夫は、自虐ネタの一種として面白がっていると考えられます。妻の弱点や失敗を面白おかしく話して周囲を楽しませようと思っていますが、周りの人は「奥さんをぞんざいに扱うなんて…」と内心引いているケースもよくあります。
ストレスが溜まっている
ストレスや悩みごとを抱えている時には、身近な人に辛く当たってしまう人もいます。仕事や人間関係など、日常生活の中で抱えたストレスを妻に向け、ネガティブな感情を爆発させてしまう夫もいるでしょう。
例えば仕事でプレッシャーを感じている、成果が上がらない、職場仲間とよい関係が築けないなどの理由から苛立ちを覚え、妻をけなす言動をとる夫も。
このような行動が続くと、夫婦間の信頼関係が崩壊してしまうリスクもあるため、その前に信頼できる友人や専門家に相談する必要があります。
好きだからこそ嫌がらせをしてしまう
妻を愛しているからこそ、からかったりけなしたりして注意を引こうとする夫もいます。不器用な男子学生が、本音とは裏腹に好きな女の子の悪口を言ってしまうのとよく似ています。
大人になってからこのような言動をとる男性は、天邪鬼な性格であったり、構ってほしい思いが強かったりすると考えられるでしょう。けなす発言でもしない限り、妻の気を引くことはできないと思い込んでいます。
この場合は、今よりもコミュニケーションを充実させることで、けなされにくくなると期待できるでしょう。
妻よりも優位に立ちたい
プライドが高く、常に自分が正しいと思い込んでいる夫は、妻をけなす習慣がついてしまっている場合も。意見が食い違うことがあれば、妻の考えを真っ向から否定し、自分の価値観を押しつけてしまうタイプです。
相手よりも優位に立とうとする男性は、実は打たれ弱いケースもよくあります。自分の間違いを指摘されることがないよう先手を打ち、妻を見下して常に優位な立場でいようとするでしょう。
妻をけなす心理になる夫の特徴
妻に感謝しなかったり、わざと欠点を指摘したりする夫にはどのような特徴があるのでしょうか。妻をけなす心理になる夫に共通するポイントについても詳しく見ていきましょう。
自己肯定感が低い
妻をけなす心理になる夫は、自己肯定感が低いケースも多いです。抱えきれないほどの劣等感のために心に余裕が持てず、つい大切な人を傷つけてしまう場合もあるでしょう。
人前でも平気で妻をけなす夫は、自信家で冷酷な性格に見えるものの、実は自信がなく苦しんでいることもあるのです。その理由は、外見やステータス、内面など、様々なものが考えられますが、他者より劣っていると思うと自信が持てなくなってしまうのです。このため妻を見下し、自分より下の存在を作って安心感を得たがるのです。
支配欲が強い
夫婦間の主導権を握るため、厳しい言葉を投げかけて立場を誇示する夫もいます。支配欲が強い男性は、関係性をコントロールして妻より優位に立とうとすることが多いです。
亭主関白でプライドが高かったり、妻に歪んだ愛情を向けていたりすることが考えられるでしょう。このタイプの夫は束縛が激しく、妻の行動を制限する、精神的に縛りつけるなどの行為が見られる場合も。常に妻をそばに置いておくために、高圧的な態度でプレッシャーをかける夫もいます。
厳しい環境で育ってきた
厳格な家庭環境で育った男性は、妻の欠点を寛大に受け止められず、妻なりに努力していることを認めてあげられない場合もあります。自分にも他者にも厳しい性格になったのは、子供の頃から「トップでなければ意味がない」「結果が全て」と教えられてきたからでしょう。
このため成果主義が根付いてしまい、自分と同じレベルに達していない妻に否定的な言葉を投げかけてしまうのです。特に夫が経済的に家庭を支えている場合、妻をけなす言葉が目立ってしまうことが多いでしょう。
相手の気持ちを考えていない
自分の発言で相手がどのような気持ちになるか考えず、軽い気持ちで言葉を発してしまう人もいます。この場合、妻が憎いわけでも優位に立ちたいわけでもないのに、少しからかうつもりで妻をけなしてしまうことが多いでしょう。
悪気があってやっていることではないため、妻が嫌がることはない、周囲の人も楽しんでくれると思い込んでいます。このケースでは、妻から正直な気持ちを伝えなければ状況は変わりにくいため、思いきってじっくりと話し合うようにしましょう。
妻をけなす夫に対する理想的な接し方
妻をけなす夫の心理は、理解に苦しむ部分も多いでしょう。しかし適切な対策を講じることで、幸福な関係に戻れることも期待できます。
よく話し合う
妻をけなす夫とは、まずはよく話し合うことが大切です。夫婦間で直接夫の言動を注意し、言ってはいけないことを言っていると気づいてもらう必要があります。
「その言い方は傷つくよ」「もう少し優しい言い方をしてほしい」など、素直な気持ちを伝えて意思の疎通を図りましょう。日頃から夫の言葉をすんなり受け入れていると、「妻には何を言ってもいい」と誤解させてしまう場合もあります。
これ以上ストレスを溜めないために、不快感を覚えた時は正直な気持ちを伝えるようにしましょう。
適度に褒める
妻をけなす発言をする夫は、自信がなかったり優位に立ちたかったりする場合がよくあります。その欲求を満たしてあげることで安心し、妻を否定しなくなる可能性もあるでしょう。
日常的に夫の長所や成果を認め、褒め言葉を伝えることで「評価されている」と満足するケースは多いです。ただ、あまり褒めすぎると過信させてしまうリスクもありますので、バランスを意識することが重要です。
無理に褒めるのではなく、素直によいと思えるところや感謝しているところをピックアップするようにしましょう。
自分で収入を得ていく
夫が経済的に支配権を持っていると、妻を見下す言動をとってしまうことがあります。「自分がいなければ妻は生きていけない」と思い込み、身勝手に振る舞う夫もいるでしょう。
この場合、妻も自分で収入を得て経済的に自立すれば、対等な立場であると示すことができます。そうすると夫婦関係のバランスが整うだけではなく、いざという時に独立する選択肢を手にすることもでき、安心感が得られるでしょう。
信頼できる友人や知人に相談する
夫から心無い言葉を投げかけられることが当たり前になると、やがて抵抗せず素直に受け入れるようになってしまう場合もあります。
しかし実際には、今すぐ改善が必要なほど深刻な状況の可能性もあるのです。少しでも違和感を覚えている場合は、今のままでいいと思い込まずに信頼できる人に相談することが必要です。
自分のことをよく理解してくれている友人、人生経験が豊富な知人などにアドバイスを求めるのもよい方法です。また、両親や兄弟姉妹、カウンセラーなど、外部に相談する方法でも道が拓けるケースは多いでしょう。
妻をけなす夫の心理を知ると適切な接し方がわかる!
妻をけなす夫の心理を知ると、適切な対応の仕方がわかるケースは多いです。そして、このままではいけないと気づく妻もいるでしょう。
配慮のない言葉に心を痛めた時は、一人きりで抱え込まず、第三者の意見を聞いて客観的な視点を取り入れることが大切です。
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