肩を叩いて呼ぶ心理は、相手にどのような思いを持っているのでしょうか。適度なスキンシップは、相手によっては距離を縮めるチャンスになるものの、苦手な人だと不快に思う場面もありますよね。
人付き合いをスムーズにするためには、ちょっとした歩み寄りも大切です。そこで今回は、肩を叩いて呼ぶ人の心理についてご解説しましょう。
肩を叩いて呼ぶ人の心理背景にあること
名前を呼べばすぐに気づく位置。それでもあえて肩を叩いて呼ぶ人がいますよね。その時にどのような心理状況があるのか、気になる心の内側を見ていきましょう。
特別な気持ちがある人
肩を叩いて呼ぶ心理は、相手に特別な感情を抱いている可能性があります。好きな人のそばに行きたい願望があり、思わず肩を触ってしまうのでしょう。
たとえば好きな女性の美しい長い髪。どのような触感があるのか、試しに触ってみたくなる男性は多いはずです。このような特別な感情があるため、距離感をなくしたアプローチをしたいのでしょう。
名前だけで呼ぶよりもスキンシップをプラスしたほうが、なんとなく心もつながる気持ちになりますよね。
力関係を示している
学校の先生や職場の上司が、相手の肩を叩いて呼ぶシーン。それは自分が相手よりも偉いと思っている心理が関係しているためです。
上から抑えつけるような仕草は、心理的にも身体的にも相手をコントロールしているつもりなのでしょう。自分よりも立場が弱いことを知らせたい行為で、力関係を誇示している意味があります。このタイプは自分よりも強い人、偉い人の肩を気軽に叩くことはしないはずです。
絶対に気づかせたい
肩を叩いて呼ぶ人は、心理的に失敗したくない不安があります。確実に相手に気づいてもらいたい思いがあるので、肩を叩いて自分の存在を示しているでしょう。
名前を呼んだのに、相手が気づかず通り過ぎてしまう場面がよくありますよね。呼んだ人は一人残されて、とてもバツの悪い思いをします。
そんな恥ずかしい瞬間を避けるためにも、絶対にわかるように肩を叩きながら、相手の名前を呼んでいるはず。とても慎重派な性格も関係しているので、声も大きくはっきりした態度になっているでしょう。
親密になりたい
いつまでも距離がある人と仲良くなるには、勇気を出して行動に出なければならない場面もあります。たとえば会話中になぜか離れて話す人には、もっと近づいてほしいと思うことも。
もし好きな人なら、よそよそしい態度はできればなくしてほしいですよね。そんな時の思いきった行動が、相手の肩を叩いて呼ぶ心理につながっています。
心のどこかに「もっと仲良くなりたい」という願望があり、相手が自分をどう思っているか判断するためにも、軽くスキンシップしています。
甘えん坊
肩を叩いて呼ぶ人は、普段から他人の腕に掴まったり、わざと肩が当たるようにしたり、ボディタッチがとても好きなのでしょう。それは甘えたい願望の表れで、誰かと常につながっていたいという不安でもあります。
何かと相手に触れることが多く、チャンスがあればスキンシップをしているタイプ。逆に自分もかまってほしいので、相手を刺激するために自分からアプローチしています。
心を許せる関係
スキンシップはハグや腕組みなど、色々な方法があります。恋人にしかできないスキンシップも多く、異性が相手だと勘違いされるリスクもあるでしょう。
肩を叩くのは、職場の上司でもやること。部下に活を入れるような時にそれとなくやる、違和感なくできるスキンシップです。しかし全く知らない人の肩を叩くことが少ないように、この関係は多少の信頼関係がある証。
異性なら友人のように、とても親しい存在であるともいえるでしょう。好意を抱く相手なら、次第と恋心に変わる可能性もあるかもしれません。
適度なスキンシップでハッピーになる理由
ふれあうことで心を癒せる場面もあるように、人間同士は適度なスキンシップで心が豊かになります。名前を大声で呼ばれるよりも肩を叩いて呼ばれたほうが、なんとなく嬉しくなる場面。適度なスキンシップにより、お互いに幸せな気分になれる理由をご説明しましょう。
サポートを感じる
しばらくぶりにあった友人とハグすると、気持ちまでしっかりとつながりますよね。初対面の人と握手をすると、急に仲良くなれたような心理作用があるのと同じで、適度なスキンシップは相手の思いやりや気持ちが通じることが魅力。
困った時に肩をポンポンと叩かれるだけで、とても強いサポートを感じることがありますよね。スキンシップは他人のストレスを排除する作用が期待できるともいわれていますので、スキンシップされると自分の存在価値を感じて嬉しくなるのです。
モチベーションがアップする
好きな人に肩を叩かれた場合、一瞬のボディタッチでもとても嬉しく、相手の手の感触がいつまでも残ります。適度なスキンシップで嬉しくなるのは、モチベーションがアップするため。
恋愛相手だけでなく友人や家族も同じで、些細なスキンシップは元気が出るスイッチになるのです。他人のエネルギーは、体を通じて吸収しているということかもしれません。
リラックスできる
信頼できる人とのスキンシップは緊張感を取り除き、リラックス効果を与えてくれる可能性があります。たとえば恋人同士の喧嘩。
イライラして文句を言い続ける彼女を、ギュッと抱きしめる彼氏もいますよね。それだけの行為なのに、急に冷静さを取り戻すことがあります。
スキンシップによるメリットは、目に見えないものとしても色々とあるといわれています。好きな人や信頼できる人の体温を感じると、言葉以上の優しさを与えてもらった気持ちになるでしょう。
肩を叩いて呼ぶ人は脈ありなの?
スキンシップは好意の表れになりますので、気になる異性なら本心が知りたいところですよね。では肩を叩いて呼ぶ人は脈ありなのか、判断するポイントをご説明しましょう。
よく肩を叩いてくる
「たまたま飲み会で隣の席にいたら肩を叩かれた」ということはよくあるかもしれません。脈ありの相手なら頻繁にスキンシップをしてくるので、意図的な態度を感じるでしょう。
目の前で会話をしているのにわざと肩を叩く、洋服についたゴミをとってくれるなど。特別な意味が込められています。
他の人への接し方は?
スキンシップがその人の個性になっている場合もあり、やたらと仲間にタッチする人も世の中には存在します。とても人懐っこいタイプで、ぶつかったり腕を掴んだりする行為は決して恋心があるわけではありません。
脈ありの人は特定の人にしかスキンシップをしないので、わからない時は他の人への態度もチェックしてみましょう。
逆に相手にスキンシップしてみる
肩を叩いて呼ぶ人は、一方的に自分からアプローチしたい願望が隠されています。もし好きな人なら、同じく自分もスキンシップの対象になりたいはず。
脈ありなのか判断する時は、逆に自分から相手の肩を叩いて反応をチェックするのも方法です。嫌な顔をされたら、力関係が壊されたと思っているのかもしれません。
好きな人なら嬉しそうにしたり、恥ずかしそうにしたりして反応してくれるはずです。
まとめ
肩を叩いて呼ぶ心理は、悪い意味があるわけではないでしょう。でももしあまりスキンシップされたくない相手なら、ストレートになぜ肩を叩くのか質問してみてください。
相手との関係は、物理的な距離としても表れていますので、今後の付き合い方に活かすためにもよくチェックしておくと安心ですね。
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