踏み込まれたくないのは、深層心理にあることが関係しているため、自分自身がわからなくなった時の判断基準にもなるでしょう。世の中にはなんでもオープンにできる人と、その真逆で他人と距離を置く人がいますが、時には信頼関係がある相手にも抵抗を感じることがあるもの。そこで今回は、踏み込まれたくない心理についてご解説していきます。
踏み込まれたくない時の心理について
他人が何気なく質問してくることにも過剰に反応していまい、自分をしっかりガードしてしまう人がいます。踏み込まれたくないと感じる心理背景にあることをご説明しましょう。
自信がないため
踏み込まれたくない心理は、自分に自信がないことが関係していますので、親しくなって自分の悪いところや弱点を知られて嫌われるような不安があります。
自信がない人は、他人の評価を優先してしまうので、距離を置いたほうが無難に感じるのでしょう。親しい関係よりも挨拶で済ませるくらいの距離感が一番快適に感じているのです。
裏切られたくない
踏み込まれたくない心理にあることは、裏切られる不安です。過去に経験したことがあり、仲がよかった人に嫌われたことがある、または信頼していた人に裏切られたなど、辛い気持ちを引きずっているのでしょう。
信頼関係を築くためには自分をさらけ出すことが必要ですが、そのリスクを知っているために、誰とも表面的な付き合いしかできないのです。
隠しごとがある
踏み込まれたくないのは、心理的に他人に知られては困ることがあるため。たとえば恋人に内緒で異性と出かけたことがバレないよう、わざと話を避けるのと同じです。
隠しごとや言えないことがあると、他人を寄せつけないオーラを無意識に発してしまいますので、逆におかしな行動をとってしまうこともあるでしょう。人には言えない悩みごとを抱えている時も、他人に相談するよりも、静かに一人で悩みたい人かもしれません。
他人に興味がない
他人に踏み込まれるのは、それほどの関係があるとも考えられますが、踏み込まれたくない人は自分から他人を寄せつけない傾向があり、関心を持っていないかもしれません。
自己中心的ということではありませんが、一人で気ままに暮らしたいため、踏み込むほどの距離感になりたくないのでしょう。しかしそんな感覚が習慣になっているので、他人に関心を持つモチベーションすらなくしている可能性もあります。
気持ちの共有ができない
他人に踏み込まれたくない人は、心理的に自分の考え方や気持ちにこだわりがあり、他人と共有したくない思いが強い傾向があります。自分の意見を否定されるのは面白くないため、結果的に周りの人と距離を置いているのです。
とても頑固なところがあり、自分から価値観を他人に押しつけることはありませんが、食い違いがある人とは徹底的に戦うことも。人は人、自分は自分とはっきり線引きしているタイプですね。
平和を好む
親密な人間関係にしようとするほど、お互いにプレッシャーやストレスを感じることがあります。無理に仲良くしようとする相手ほど、お互いに乗り越えられない壁があるでしょう。
そんな苦労をしてまでも他人と関わりたくない人は、距離を置いて静かに過ごしたい願望が強く、平和を好みます。仲良くなった人と口論するくらいなら、いっそのこと知り合いがいないほうが何のトラブルもなく幸福度は高まるのでしょう。
信じていた人を信用できなくなる瞬間
「この人なら絶対に信頼できる」という存在は、少なからず誰しもあるかもしれませんが、信頼できるはずの人なのに突然信用できなくなるのは次のような瞬間が考えられます。
恋愛の失敗経験
信頼できる人とは家族や親友、恋人などが挙げられますが、身近で何かあった時にお互いに助け合えるはずの人が急に信用できなくなるケースは「恋愛」が関係することがあります。
恋人とは信頼関係が土台にあり、なんでも話せるパートナー。愛情があるほど裏切られる可能性も低くなると感じますよね。そんな相手に浮気をされたり、急に振られたりすると、人間不信に陥るかもしれません。
失恋がきっかけで、他人に踏み込まれることに警戒心を抱く人はかなりいるはずです。
悪口を言われた
信用していた人を信用できなくなるのは、自分がいないところで悪口や陰口を叩かれる時。どのようなことがあっても絶対に守ってくれると思った人が、陰で自分を悪者にしているのは、決して気持ちのよいことではありません。
「悪口を言っていたよ」と第三者から聞かされると、急に孤独感を抱いてしまい、全てをさらけ出して信頼したことを後悔してしまいます。
利用された
とても面倒見がよく、いつも大切に自分を扱ってくれる信頼できる人が、実は利用していただけだったとわかる時も。そんなことを知った瞬間に、相手の笑顔や優しさが全て嘘になってしまいます。
信頼関係をずっと維持するためには、お互いに意識しておきたいこともたくさんあります。親しくなりすぎて油断した瞬間に本当の姿が見えてくることもあり、人を利用するタイプの中には親友を装って近づいてくる人もいるので注意が必要ですね。
信頼していた人と距離を置きたくなった時の対処法
信頼関係があると思った相手に冷めてしまった場合、今が関係を修復するチャンスです。距離を置きたくなったら、次の方法で自分にできることから始めてみましょう。
心機一転してみる
人が信用できないと思った時、原因は相手だけでなく、自分の考え方や解釈方法に問題がある可能性もあります。自分自身を改善しないと、今度も裏切られたと思う瞬間が続くかもしれませんので、この機会に環境を変えて心機一転することも方法です。
大きな出来事があったら思いきって引っ越ししたり、職場のトラブルなら転職したりすることも方法のひとつ。恋愛が原因なら、新しい出会いを求めてみることもいいかもしれません。
自信を持つ
信頼していた人が信じられない時は、信じた自分が悪かったように思えてしまい、自己否定がずっと続いてしまいます。それは自信をなくしたのと同じ。今後心から人を信用するためにも、まずは自信を回復してみましょう。
たった一人だけでもいいので、なんでも話せる人を見つけること。まずは気の許せる人に相談して、身近な人との関係を強化してみましょう。
見返りを期待しない
裏切られた、信頼できないと感じるのは、相手を信じた自分に見返りがないためではないでしょうか。これだけ信じていたのに…という後悔の念は、それだけ相手に期待したということ。
人間関係が上手くいかない時は、期待した相手ほどダメージが大きくなるのは仕方ありません。そうならないためにも、今後の人付き合いは見返りを期待せず、自分が与えたいものを積極的に相手に伝えるゆとりも必要ですね。
すぐに人を信頼しない
他人の言葉で一喜一憂する人は、人間関係でストレスを抱きやすい可能性があります。とくに恋愛では相手の気持ちを優先してしまい、自分ばかりが我慢することに。
人に裏切られるのは辛い経験なので、これからは用心して付き合うことも必要ですね。信頼関係とはすぐに築けるものではないので、まずは友人から始めるなど、慌てずに他人と交流してみましょう。
まとめ
踏み込まれたくない心理とは、自分を大切に思うからこそ働く防御機能かもしれません。裏切られたくない相手はたくさんいるはずなので、まずは自分から努力して信頼できる人を増やしてみることもオススメです。
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