仲間意識が強い人は、心理的に単独よりも皆と一緒にいるほうが安心なのかもしれませんが、そのような性格が恋愛に影響を与えることはないのでしょうか。
友人付き合いや職場の人間関係に欠かせない仲間意識。場合によっては、あまり強すぎては困ることもあるようです。それでは早速ですが、仲間意識が強い人を心理的に徹底分析していきましょう。
仲間意識が強い人の心理的特徴について
仲間意識の強さは性格のように人それぞれ違います。仲間意識が強すぎるタイプの恋人だと、付き合いが難しく感じることもあるかもしれませんので、まずは心理的特徴から理解していきましょう。
嫌われたくないため
仲間意識が強い人は、心理的に他人から嫌われたくない思いが強い傾向がありますので、一人で行動するよりもどこかに属したほうが安心なのです。
孤独を感じやすいことも特徴。単独行動で自由を感じる以上に「一人」であることによる不安を抱えてしまうのです。自分の居場所を確保するためにも、他人とつながるために仲間意識を無理やり植えつけているのかもしれません。
えこひいきしやすい
仲間意識が強い人はえこひいきしやすい心理があり、自分がいいと思うものと嫌なものをはっきり線引きします。人間関係に中間的な存在はいなく、敵か味方で判断するタイプなので、気に入られないと仲間意識が強い人と付き合うことはないはず。
仲間に対しては過剰なほどの愛情や期待感があり、仲間が評価されると自分も褒められたように気分がよくなります。そのためさらに自分を豊かにしようとえこひいきが強くなるというサイクル。敵には一切肩をもたず、好き嫌いが激しいところがあります。
自分を守っている
仲間意識が強い人は、心理的に仲間を大切にしているように見えても、本当は自分を守ることが目的。子供の頃に仲間外れにされた経験がある人などは、社会で上手く立ち回るために仲間を作りたがります。
仲間がいるということは、救いの手を差し伸べてくれる人がいるということ。単独ではそのような安心感は生まれないので、自然と誰かと一緒に行動することが多くなります。
他人に振り回されやすい
仲間意識が強い人の心理的特徴は、自分以上に他人の考えを尊重する傾向がありますので、振り回されやすい存在です。自分だけ違うことをするのが不安なので、皆と同じ行動をとりたがり、たとえ嫌なことでも他の人がやっていればやってしまうタイプ。
その理由は、根本的に自分だけ疎外されたくない不安があるので他人任せになってしまうのです。自己主張が苦手で、積極的に欠ける場面もよくあるかもしれません。
人助けが好き
仲間意識が強い人は、心理的に他人を助けたい願望が強いので、自然と気の合う人はかけがえのない存在になっています。守りたい人が周囲に多くなると自然と仲間関係になり、相談に乗ったり一緒に行動したりすることも多くなるでしょう。
仲間にはとても親密に接してくれますが、基本的に共通点がない人には興味を示さないことも特徴。初対面の人をさっと判断して「自分のタイプ」であるか見極めるのが上手です。
仲間意識が強い彼氏の行動パターン
仲間意識は男女共にあること。しかし男性のほうが絆は強いといわれ、恋愛よりも友人や仲間を優先することがよくあります。彼女に理解されにくい部分なので、仲間意識のために喧嘩になる可能性もあるでしょう。では仲間意識が強い彼氏にはどのような行動パターンがあるかご説明します。
デートよりも飲み会
仲間意識が強い人は、心理的に自分がどこかに属していないと不安なので、場合によっては恋人以上に仲間との付き合いが必要に感じることがあります。
デートの約束も「残業になったから…」とドタキャンして、実は友人と飲み会に。決して悪いことをしているつもりはないけど、正直に彼女に伝えると怒られるので、友人と出かける時は言い訳するようになるかもしれません。
彼女とはいつも会えるから…と思っている
仲間意識が強い彼氏は、彼女とはいつでも会えるから後回しにしても大丈夫だと思っています。同時に約束が入った時は迷わず仲間を優先。
恋人の存在が当たり前に感じているため、仲間意識のほうが徐々に強くなってしまうのでしょう。交際期間が長いカップルや同棲している人なら、このような展開はよくあるかもしれません。
恋愛相手よりも友人のほうが、今後一生の付き合いになる可能性が高いと感じているのでしょう。
友人にはなんでも話す
仲間意識が強い彼氏は、男同士のほうが気兼ねなく話せるため、彼女と距離感がある場合も。単純に男同士のほうが気は合い、楽しいことも一緒なので気を遣わず付き合えることが魅力なのでしょう。
仕事のストレスを発散したくても、彼女だと逆に愚痴を聞かされてさらにストレスが溜まることもあります。その点男同士、仲間同士でないとできないサポートがあるのです。
友人が多い
学生時代にスポーツをしていた人などは仲間意識を持ちやすいといえます。一緒に目的に向かって努力する人に共感し、お互いに励まし合いながらモチベーションを維持する関係がとても居心地よく感じます。
しかし彼女だと、男の役目として「守る」という仕事があり、同じ視線で行動できないことも。そのため自分の居場所を確保するためにも色々な知り合いが多く、彼女の知らない間に友人がどんどん増えていることもあります。
他人のプライベートに干渉しないところもあるので、初対面の人も付き合いやすく感じています。
仲間意識が強い彼氏との付き合い方
仲間意識が強いのは悪いことではありませんが、恋人がいる場合は彼女との関係もバランスよく維持しないと、徐々に悪い方向に向かってしまう可能性もあります。
心理的なことも考慮しながら、これからは仲間意識が強い彼氏には次の方法で対処してみましょう。
正直に気持ちを伝える
仲間意識が強い人は、心理的に困っている人を助けるのが好きなので、強がる人にはあまり手を差し伸べない可能性があります。彼女がいつも大丈夫そうに見えると、さらに友人付き合いを優先してしまうかもしれません。
そんな場合は、素直に彼氏に気持ちを伝えましょう。「寂しい」「もっと一緒にいたい」など、言葉にしないと理解してくれないこともあります。
いつでも会えると思わせない
彼女はいつまでも自分のそばにいるけど、友人は意識しないと続かない…そんな考えを持ちやすい仲間意識が強い彼氏には、彼女も同じく慎重に扱うべき対象だと思わせましょう。
デートの約束をしても断る、連絡が来てもすぐに会いに行かないなど。手の届かない存在になると、仲間よりも恋人が大切に感じるはずです。
慣れた関係は次第に緊張感もなくなってしまいますので、振り向かせるためにもいつもと違うリアクションを意識してみてください。
一人の時間をお互いに楽しむ
仲間意識が強い人は恋愛も結婚も同じで、自分のパートナーは大切だけど同じく仲間や友人ともずっと付き合いたいと思っています。考え方は変わることはないため、そんな性格の人だと納得して、逆に自分の時間を楽しめるよう工夫するのも方法です。
彼氏が友人と飲み会に行くことが多い場合は、趣味や習いごとを始めるなど。適度な距離感が逆に二人の絆を深める可能性がありますね。
まとめ
仲間意識が強い人は、心理的に単独行動が苦手だったり不安を感じたりするのでしょう。彼女の存在だけでは安心しないタイプなので、そんな場合は上手く他者との付き合いも交え、恋愛関係にポジティブに反映されるよう意識してみましょう。
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