人の仕事を取る人の心理について・トラブルにならない仕事仲間への接し方

行動心理

人の仕事を取る人は心理的な理由があるようですが、行為だけを考えると周囲にとっては好ましくない存在に思われそうですよね。仕事仲間は友人とは違った接し方が求められることも多く、難しく感じる場面もあるでしょう。そこで今回は、人の仕事を取る人の心理について詳しくご解説していきます。

 

人の仕事を取る人の心理について

人の仕事を取る人の心理について・トラブルにならない仕事仲間への接し方お願いしてもいないのに仕事を取っていく人。心理的には次のようなことが考えられます。

 

人助けの精神

人の仕事を取る人は、心理的に人助けしたい気持ちが強いためで、決して悪意があってやっているわけではありません。しかし仕事を人に取られるのはあまり嬉しいことではなく、そんな仕事の仕方をする人が近くにいるとストレスになりますよね。

子供の頃から「困っている人は必ず助けるように」と教わって育った人は、相手が助けを求める前に手を出す傾向があります。困っている人がいないか、常に周囲を意識しているので、稀に自己犠牲になってしまうこともあるでしょう。

それでも善意を施したい気持ちのほうが強く、忙しくても人の仕事を取ることがあります。

 

自己中心的

人の仕事を取る人は、心理的に自分が幸福になればそれでいいと思っているため。仕事を取られた人がどう感じるかを考えることは一切なく、自分の価値観や考え方を大切にしています。

自己中心的な人は、相手に嫌な思いをさせたいわけではありませんが、自分の世界が大切すぎるため周囲と温度差を感じることもあるでしょう。自分を中心に世界が回っているため、人の仕事を取るような行為も平気に。

協調性がないので、わがままに見られやすいタイプです。大変な仕事は取らず、好きな作業だけ人から取ることが多いでしょう。

 

承認欲求が強い

人の仕事を取る人の心理は、承認欲求が関係しています。常に周囲の人の視線を気にかけて暮らしているので、人の仕事を取るのはお手伝いではなく自分が評価されたいため。

仕事がすごくできる自分をアピールをするために、困ってもいない人から仕事を横取りしてしまうのです。こんなタイプはとても積極的に見えますが、実は自己肯定感が低く自信がないためにやっています。

誰よりも仕事が速いと上司から認められるよう、他人を犠牲にしてまでも自分のことを優先するのが、承認欲求が強い人の共通点でもあります。

 

嫌がらせしている

お願いしていないのに勝手に仕事を取っていく人や、自分が契約できるはずの仕事を横取りするタイプの人は不快な存在ですよね。そんな人の心理は相手に嫌がらせしている意味があり、不快な気持ちになることを承知でわざとやっています。

その理由は、過去に自分が同じことをされたのでやり返している場合や、性格が合わない人だから…ということもあるでしょう。仕事をいきなり誰かに取られると、自分が仕事のできない人のように見えてしまいます。そんなことを目的として仕事を取る人は、特定の人だけに同じことをやり続けているかもしれません。

 

他人思い

他人思いの人は、仕事を取るという意識ではなく相手のために手伝っているという感覚です。少し強引に手伝ってしまうので嫌な雰囲気になることもありますが、基本的に思いやりがある人で、人の仕事を手伝うのが大好き。

根から悪い人ではなくとても優しい人なのですが、場合によってはお節介になることもあるかもしれません。他人思いの人は、人がやることの一歩先を考えて手を出してくるので、朝職場に着いたらデスクの上にすでに完成した書類がある…というような演出をするかもしれません。

 

暇な時間が嫌い

やることがなくてぼんやりしている時間は意外と辛いですよね。逆に忙しい時は時間があっという間に過ぎるので、とくに職場なら暇よりも適度にやることがあったほうが過ごしやすいでしょう。

しかし手持ち無沙汰になると、上司に嫌な仕事を頼まれるリスクもありますので、それなら自分から誰かの仕事を手伝ったほうが適度なスリルも感じられます。暇な時間が嫌いな人は、いつもあちこち動き回りやることを見つけていますので、のんびりすることはないでしょう。

そんなリズム感がある生活なので、手が空くと何をしていいのかわからないほど不安になってしまいます。

 

完璧主義だから

人の仕事を取るのは心理的に完璧主義であり、仕事ができない劣等感をなくすために高い理想を常に持っているためです。人以上に何かしないと自分に満足できない厳しいタイプ。

他人と比較しながら暮らしているので、常に誰かを追いかけている状態ともいえるでしょう。完璧主義者は些細なところにも気づきやすく、他人の仕事を取りおかしなところを発見する癖もあります。

「この作業は、明日までに提出のはずだけど…」など、手伝っているのに逆に他人を指摘することもありますので、あまり手伝ってほしくないタイプですね。

 

取られないよう対処する方法は?

人の仕事を取る人の心理について・トラブルにならない仕事仲間への接し方たとえば新たな仕事の契約を自分が取り付けた時、いきなり同僚に横取りされたらとても悔しくストレスを感じますよね。人の仕事を取るのは心理的な要因が関係しているものの、お願いしていないのに取る人にはきちんとした態度で取られないようアピールしましょう。

 

感謝して断る

人の仕事を取る人全てに悪意があるとは限りませんが、たとえ善意だとしてもあまり気持ちよく受け止められないこともあるでしょう。もし世話焼きタイプの人ならまず感謝して、この仕事は自分のものだからと丁寧に断りましょう。

「大変そうだから」「失敗しそうだから」と相手のことを考えて仕事を取る人もいるはず。そのようなタイプなら、感謝して一言言えばきちんと理解してくれるはずなので、勝手に仕事を取ることは今後なくなるでしょう。

 

声をかけてもらう

自分の仕事だったはずなのに、いつの間にか違う人がやっている…という場面はとても困惑しますよね。誤解が生じると仕事や人間関係にもデメリットがありますので、人の仕事を取る傾向が強い人には、必ず始める前に一言伝えるように言っておきましょう。

そうすれば勝手にやられてしまうことはありませんし、分担できることがあればお互いに了解して仕事を効率的に進められます。自分の世界観を大切にしすぎるタイプは「やってもらって感謝するだろう」と勝手に解釈していることも多いので、必ず声をかけてもらうようルールを決めておくとよいでしょう。

 

上司に提出までしてもらう

人の仕事を取る、勝手に手伝う人は、終わった後に出来上がったものを返してくるはずです。「このデータ、全部入力しておいたから」「書類のチェックはしたから」など。

とてもありがたい反面、もしかしたら適切な方法で仕事が完結していないこともあるでしょう。そんな時は、結果的に上司に叱られるのは自分。万が一の責任を取ってもらうためにも、仕事を取った人にはきちんと上司に提出するところまでやってもらいましょう。

そうすれば、相手としても余計な責任を抱えたくないので、勝手に仕事を取ることはなくなるはずです。

 

ミスを見つけて指摘する

自分ならこうやる…という仕事のスタイルは人により異なりますが、人の仕事を取る人に限って全く違うやり方をする、間違ったことをする傾向があります。そんな場合は少し面倒でも仕事内容を再チェックして、本来のやり方ではないところを指摘してみてください。

粗探しのような行為なのであまり気が進まないかもしれませんが、相手からすると人の仕事をやってさらに訂正までさせられると思えば、今後はきっと手を出してくることはなくなるでしょう。

 

まとめ

人の仕事を取るのは心理的に自己中心的、もしくは他人思いのどちらかの理由と考えられます。付き合い方で困ったら上司に相談したり、きちんと自分の気持ちを伝えたりすることも大切。仕事に集中するためにも、周囲との距離感は大事ですよね。

 

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