弱っている人が好きな心理になりやすい人には、共通する性格や考え方があります。自分が好意を寄せる相手の本音は知っておきたいと思う人が多いでしょう。
では今回は、弱っている人が好きな心理について詳しくお伝えしていきますので、今後接する際に役立ててみてください。
弱っている人が好きな心理になる理由
弱っている人が好きな心理になる理由は、どのようなものがあるのでしょうか。まずはこちらの内容から詳しく見ていきましょう。
保護欲と自己肯定感がある
人によっては、自分よりも弱い人を見ると助けたい気持ちになることがあります。このケースでは、「誰かの役に立っていると思いたい」「必要とされていると感じたい」という欲求が強い可能性があるでしょう。
もしくは、弱い相手を保護したいと思っていることもあります。弱い相手を助けて成長を見守ることにより、自分の存在意義や価値を感じられるのでしょう。結果として、自己肯定感を高めることができるのです。
共依存している
相手をコントロールしたいという欲求を持つケースもあるでしょう。この場合には、相手の弱さにつけ込んで、自分中心的に関係性を築こうとすることもあります。
依存関係を築くことにより、安心感を得られる人もいるでしょう。相手に依存し、同時に依存させることにより、自分自身の問題から目をそらすこともあるかもしれません。そして安心感を得ようとするタイプの人もいるのです。
理想像と重ねている
過去に自分が人から助けられた経験や、助けたいと感じた経験があると、それが現在の感情に影響を与えている可能性があります。
弱い相手の中に過去の自分や理想の自分を見出して、感情移入している場合もあるでしょう。このため強いと感じる人よりも、弱っている人に対して好意を持つケースもあるのです。自分なりに考えている理想のストーリーがある人もいるでしょう。
尽くしたい思いが強い
尽くすことが愛だと信じているタイプの人もいます。相手に尽くすことこそが愛だと思い、自己犠牲を美化している場合もあるでしょう。
自己犠牲により優越感を得るようなこともあるのです。尽くされるよりも相手に尽くすことで、自分は特別な存在だと感じて優越感を得ようとするケースもあるでしょう。
弱っている人が好きな心理になる人の特徴
弱っている人が好きな心理になる人には、いくつかの共通する特徴があります。では、こちらの内容についても詳しくお伝えしていきましょう。
共感性が高い
相手の気持ちを深く理解して共感できる人は、弱い相手に惹かれやすい傾向があります。相手が今どのような気持ちなのかを瞬時に理解できる人もいるでしょう。
このタイプの人は、普段から自分本位ではなく、周りの空気を読んで行動することができます。このため人から必要とされたり感謝されたりすることが多いでしょう。特に親しくなってからは、相手の様子が普段とは違うことにすぐ気づくケースもあります。
過去に辛い経験をしている
過去の辛い経験がトラウマになり、現在の感情に影響を与えている可能性もあるでしょう。心に深い傷を負っているため、相手には同じような思いをしてほしくないという気持ちがあることも。
もしくは、弱っている人に対して、自分の気持ちを理解してくれそうな相手だと思うこともあるのです。
自分に共感してくれる人のように思うので、弱っている人が好きな心理になるケースもあるでしょう。
強くてたくましいタイプの人よりも、自分と似ているタイプなので分かり合えそうだと考えることもあるのです。
自己犠牲をしてしまうことが多い
弱っている人が好きな心理になりやすい人は、自分の気持ちを犠牲にしすぎることがあります。でもあまり頑張りすぎると、心身共に疲弊してしまう可能性があるでしょう。
優しくしたり世話を焼いたりする時にも、あまり過度にならないように気をつけることが必要です。そうすると、自分を大切にしながら相手とやりとりしていけるでしょう。
自分を認めてほしい
もっと自分を認めてほしいと感じるのは、普段から努力しているのに理解してもらえないという不満がある可能性も。
でも弱っている人であれば、自分を理解してくれるように感じることがあるのです。自分を認めてくれる存在だと思うと、弱っている人が好きな心理になることもあるでしょう。
自分のことを理解してほしいからこそ、先に相手のことを知ろうと努力する場合もあるのです。
時間をかけなければ親しくなれないような関係性もあるでしょう。でもだからこそよい関係が築けて、今後もその関係を維持できる可能性もあるのです。
弱っている人が好きな心理になる人への接し方
弱っている人が好きな心理になる人には、どう接することが理想的なのでしょうか。では、こちらの内容についても詳しくご説明していきましょう。
相手の気持ちを理解する努力をする
弱っている人が好きな人は、自分を犠牲にしてまでも人を助けようとするところがあります。このため相手の置かれている状況や感じている感情に共感して、寄り添うようにしたいですね。
そして相手の話を遮らないようにして、最後まで聞く姿勢を見せることで安心感を与えることもできるでしょう。
相手の気持ちや状況をより深く理解するために、具体的な質問することも必要です。「最近、元気がないけれど大丈夫?」と優しい言葉をかけると、「自分のことを気にかけてくれている」と感じる人は多いでしょう。
境界線を明確にする
相手の気持ちに共感しながら、自分の気持ちを正直に伝えることも大切です。弱っている人が好きな心理になる人は、普段から「いつも弱っている人を助けなければならない」という義務感を感じすぎている可能性があるので、そのことに気づかせてあげる必要も。
そして相手とどのような関係でいたいのかを明確にすることも必要でしょう。自分にとってどういう存在なのか、そしてどのような関係性になりたいのかも考えるようにしたいですね。それにより今後の行動の仕方を決めていくとよいでしょう。
よい関係を築く工夫をする
なぜ弱っている人が好きな心理になるのか、相手の気持ちをよく理解することが大切です。そのうえで、よい関係を築いていく工夫をしてみましょう。
どのような思いを持っているのかが分かると、共感できる部分を見つけられる可能性があります。
弱っている人が好きな心理になる人は、優しすぎてお人好しになっている可能性もあるので、直接顔を見てアドバイスをした方がいい場合もあるでしょう。
無理に相手の気持ちを変えようとしない
相手が良かれと思ってしていることに対して、無理に気持ちを変えさせない方がいいケースもあります。
自分なりに信念があり、考えたうえで行動していることも多いでしょう。このため温かく見守ってあげることも大切です。
そのうえで、悩んでいることがあれば相談できるように、事前に「いつでも相談してほしい」と伝えておくようにしましょう。
そうすると、これから先は自分を大切にしながら他人とやりとりできるようになるケースが多いです。
弱っている人が好きな心理になる人との接し方は案外簡単なケースも!
弱っている人が好きな心理になる人とは、接し方に悩むこともありますよね。でも話す機会を増やすことにより、段々と相手の内面が分かってくる可能性もあるでしょう。
そして自分にとってどのような存在なのかにより、対応の仕方を決めていく必要もあるのです。
優しすぎる人は損をしてしまうこともあるため、時には現在の状況について一緒に考えながらフォローしてあげることも必要になるでしょう。
☆こちらの記事もおすすめです!
☆こちらの弊社公式HPのコラムも読んでみてくださいね!
コメント