噂を信じる人の心理背景にあること・根拠のない話に振り回されない方法について

人間心理

噂を信じる人は、心理的にどのような特徴や思いがあるのでしょうか。この話は絶対に鵜呑みにしてはいけないと思っていても、なぜかもっと知りたくなることも。そんな人の考え方の癖や弱点を、今回は徹底的にご説明していきましょう。

 

噂を信じる人の心理的特徴について

噂を信じる人の心理背景にあること・根拠のない話に振り回されない方法について噂はどんな内容でも信じやすいことが特徴ですが、事実とは異なることに心を痛めたり振り回されたりしてしまうのは、できれば避けたいことですよね。では早速ですが、噂を信じる人の心理背景にあることをご紹介しましょう。

 

仲良くなりたい

噂を信じる人の心理は、話の内容よりも噂をしてくる人ともっと仲良くなりたい願望があるからなのです。噂でつながるのは手っ取り早い近づき方ですが、盛り上がりやすい反面、仲間割れした時のリスクは計り知れないものがあるでしょう。

たとえば職場の厳しい上司の噂話。仲良くない同僚から噂を聞かされて同調すると、自然と共通点が増え、仲間意識が強くなります。噂をする人同士の価値観が一致することで仲良くなることは、日常の中でよくありますよね。

 

正義感が強い

噂を信じる人は、他人に流される意志が弱い人ではなく、実は正義感が強いタイプ。噂話を聞き、逆によい方向に物ごとを変えたい気持ちがあるためなのです。

友人の噂話を聞かされると同情して、逆に仲良くしてあげたくなるタイプ。今の世の中は、真実とは異なる話もさも本当のことのようにあっという間に広がっていきます。

そんな背景があることを理解しているため、噂を信じる人は自分の意志を強く固めるための試練にしているのかもしれません。

 

純粋な人

噂を信じる人は、心理的にとても純粋で周りの人を疑わず、全てを信用する傾向があります。噂が必ず嘘とは限りませんが、伝言ゲームのように伝わる間に話の内容が脚色されたり変わったりすることはよくあります。

信じやすい人は、疑念を抱くことが悪いと思っているため、こそこそと噂話をしてくる人に対しても決してネガティブな印象は抱かないよう無意識に判断しているのです。

 

誰かにすがりたい

自分の主張に自信がない人は、他人の考え方にすがってしまう傾向があります。噂を信じる人は、心理的に自分自身に不信感があるため、悪い噂話を聞いても自分の考え方に疑問を抱いてしまい、相手の話をそのまま受け入れたほうが無難だと思っているのです。

自信がない人は、いつも他人のやることや考えることに振り回されてしまい、行動力が不足しているかもしれません。逆に他人の噂が好きな人は、自分の存在感に自信があるので、嘘の話でもさも真実のように語るでしょう。

 

固定観念が強い

噂を信じる人は、心理的に固定観念が強い特徴があり、とくに有名人や著名人、専門家の意見などに流されてしまうことがあります。職場の同僚よりも経歴のある上司の話は全て信じる、有名企業の商品のほうが安心するといったケース。

家族や恋人の言うことならなんでも信用してしまい、間違っていたことがわかると人間不信になる可能性もあるかもしれません。権威や肩書に弱いため、自分が尊敬する人から噂話をされたら疑うことはないでしょう。逆に興味がない人から聞かされても一切信じない場合もあります。

 

一般的な考えを知りたい

噂を信じる人は、心理的に自分の考え方や価値観に自信がない傾向がありますので、他人から聞かされる噂話で皆がどんな考え方をしているのか学びたい気持ちがあります。

たとえば噂話でよくされるのが他人の悪口。「AさんはBさんのことが大嫌いらしいよ」という話は信憑性に関係なく、他人がそのように思っていることがわかります。

噂話はあまりよいものではありませんが、信じる人にとっては稀に社会的なことを知るチャンスになっているのかもしれません。

 

不安になっている

噂を信じる人は心理的に不安な状態で、他人のさりげない一言でも全て真実に感じてしまいます。不安になっていると考え方にも偏りが生まれ、冷静に判断できない場面がたくさんありますよね。

後になって考えたら、あの話は全く信憑性がないとわかっても、その場では全てが本当に感じてしまうのです。またストレスや不安がある時は、自力でその話が本当か判断したりリサーチしたりするエネルギーもありませんので、必然的に鵜呑みにしてしまう結果になるでしょう。

 

噂に振り回されないコツについて

噂を信じる人の心理背景にあること・根拠のない話に振り回されない方法について噂に踊らされ、自分だけが損するリスクもあります。しかし完全に世の中から噂話を消すことはできないため、人間関係でトラブルにならないためにも噂話を正しく解釈してみましょう。

 

他人の話は信じやすいことを理解する

噂を信じるのは決して自分のせいではなく、人間とはそもそも他人から得た情報を信じるように作られているのです。大切なのは情報の内容ではなく情報源。

しかしほとんどの人は噂話の内容が衝撃的で、どこからどうやってその話が生まれたか忘れるように頭の中が働いているでしょう。単なる噂かどうか判断する前に、まずは人間の考え方が他人の話を信じやすくさせることを念頭に置いておくといいかもしれません。

 

色々な意見を聞く

噂を信じる人は心理的に孤独を怖がり、周囲と調和をとるために仕方なく噂話を聞くことからスタートしてしまいます。次第に嘘の話も真実だと思い込むようになり、特定の人としか話をしなくなってしまいます。

すると情報源は限られてしまい、真実か嘘か判断できないだけでなく、情報量が少なくなるデメリットもあるので要注意。噂に振り回されないためには、色々な人から意見を聞いたり、自分でリサーチしたりすることも改善策として視野に入れてみましょう。

「これを食べたら痩せるよ」とダイエットに成功した友人から聞いても、それが本当なのか、念のために話の裏づけをする習慣を始めてみてくださいね。

 

自信を持つ

自己否定や自信不足になっていると、他人の意見はとてもインパクトのあるものに変わってしまいます。噂だと思っても、それが世間一般的な考えなのだと納得させてしまい、結果的に間違った情報で自分が傷つくこともあるかもしれません。

そうならないためにも、自分の意思や考え方に自信を持ってみましょう。信じる姿勢はとても素晴らしいことですが、自分の信念に反することに負けてしまうと、さらに意思が弱くなってしまいます。

 

全て排除しなくてもいい

噂を聞いてはいけないということではありませんが、自分で確認できないことはまず疑ってみることも必要です。噂だからと全て打ち消してしまうと、大切な情報を逃す可能性もありますので、これからは噂の中から真実を見つける意識を持ってみませんか。

「あなたの彼氏がこの前女性と歩いていたよ」と気になる噂を聞かされても、そのまま鵜呑みにせず、その話から納得できる部分だけにまずはフォーカスしてみてください。

確かに彼氏はその日出かけていた…そんな事実を確認すると、噂の信憑性も高くなりますし、全くの嘘なら話し相手との信頼関係を見直すきっかけにもなるでしょう。

 

まとめ

噂を信じる人は、心理的に心の迷いがあるのかもしれません。自分では判断できないことを他人から聞かされると、やっぱりそうか…と思ってしまう場面はよくあるはずです。

悪い噂ほど人間は信用しやすいので、これから気になったらまずは冷静に考えてみることもいいかもしれません。噂を有益に聞くためには、相手とよい関係を築くことも必要なので、信頼できない相手なら少し距離を置くこともひとつの方法でしょう。

 

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