記憶力がいい人の心理をチェックすると、あらゆる部分が見えてきます。他人とのさりげない会話もきちんと覚えている人や、人の名前をすぐに覚えられる人は、とても頭がよく見えますよね。
記憶するということは人間関係にもメリットが多いため、うっかり忘れてしまうことが多い人は、これから記憶力を少しだけ磨いてみませんか。
記憶力がいい人の心理背景について
記憶力がいい人の心理は性格にも関係しているようで、人付き合いでとても有利になる場面がよくあります。では記憶力がいい人の心理について、詳しくご説明していきましょう。
丁寧な性格
しばらく前に友人と会話をした時に話題になったことなど、記憶力がいい人は情報をしっかりと覚えておき周囲を驚かせますが、それはとても丁寧な性格が関係しています。
他人に対して気を遣い、できるだけ快適に接してもらいたいために努力して、相手の情報収集をしています。また丁寧なタイプは、どのような人にも興味を示し、誰にでも同じ態度で接することが特徴。
相手を傷つけないよう、慎重な姿勢で付き合っていると、自然と相手の話の内容も頭にきちんと刻まれていくのです。
他人に感謝できる
記憶力がいい人の心理背景にあるものは「感謝」です。どうでもいいと思う人から聞いた話は、きっとその場で聞き流してしまいますよね。
周囲の人に感謝できるタイプは、自分に提供してくれた情報をとても大切にしているので、ずっと忘れずに覚えています。人間はコミュニケーションをとる中で相手がどう感じたか、自分がどう感じたか、その記憶がいつまでも頭に残るもの。
いつも感謝の気持ちにあふれている人は、その思いを忘れたくないため、感謝の気持ちと一緒に色々な思い出を持っています。
興味のある相手だから
好きな人の好きなもの、話の内容などは、無意識のうちに自分の記憶にインプットされます。記憶力がいい人の心理にあるのは「興味」で、好きな異性や尊敬する人などのことは、積極的にもっと知りたい願望があるのです。
とくに好きな人の場合は、振り向いてもらうために相手の情報をできるだけ活かしたいでしょう。「このジャンルの音楽が好きなんですよね」とプレイリストを提供したり、何気なく発言した言葉も鮮明に覚えていたりするため、相手は特別扱いされたように感じて気分がよくなるはずです。
柔軟に対応できる
記憶力がいい人の心理背景にあるのは、物ごとに柔軟に取り組める性格。たとえば好きなことにしか興味がない人は、それ以外のことを学んだり覚えようとしたりはしません。
しかし柔軟性の高い人は常に新しいことを学び、もっと自分自身を磨きたいと思っています。パソコンのデータが増えるのと同じで、必要な情報をたくさんしまっておくと、引き出しの数が増えて自分にもメリットがあるでしょう。
あらゆる考え方や性格の人と共生しなければならない社会生活。記憶力がいい人は、どのような場面でも柔軟に対処できるよう、常に準備モードになっていると考えられますね。
自分に厳しい
物ごとを記憶するのは、決して簡単なことではありません。仕事や勉強、人付き合いなど、あらゆる場面で自分の記憶力が試されています。
記憶力がいい人の心理は、とても自分に厳しい点が特徴。諦めたり難しいことを避けたりする性格ではないので、自分にチャレンジするつもりで記憶するよう意識しているのです。
たとえば知らない場所に行く際の道順。一度行っただけでは忘れてしまいますが、自分に厳しくする人は多少プレッシャーを与えながら、情報を記憶しようとしています。このタイプはうっかり物忘れすることもなく、あらかじめきちんと用意する几帳面な性格かもしれません。
物ごとの中心を掴める
「どうしてそんなことまで覚えているの?」と周囲を驚かせる人がいませんか。去年の会社の忘年会で飲んだドリンクの種類や料理、値段を昨日のことのように覚えている人など。
記憶力がいい人の心理はとても頭の回転が速く、物ごとの肝心な部分を見極めるスキルがあるからなのです。たくさんあふれる情報に振り回されず暮らすには、自分に必要な情報だけを選りすぐる必要も。記憶力がいい人は、大切な部分を瞬時に判断して、それだけを頭に残しておくでしょう。
記憶力が人間関係を助ける理由とは?
記憶力がいい人の心理は、意外なポイントも多いでしょう。あらゆることを何ヶ月、何年も覚えていられるのは、一種のスキルや長所でもありますが、時には人間関係をもサポートしてくれるのです。
ミスが少ない
記憶力がいい人は、自分で頭の中にセーブしたデータをもとに生活していますので、すぐに忘れやすい人よりもしっかりしているかもしれません。たとえば友人との待ち合わせ。
相手が遅刻しやすいタイプであることをすでに覚えていると、多少の時間差は納得できるでしょう。記憶力が人間関係を良好にするのは、相手の行動パターンや思考パターンをより正確に理解し、失敗が少ないからなのです。
ミスを減らし、きちんと人付き合いができる人は、誰からも好感を持たれやすくなっているでしょう。
信頼関係が築きやすい
たった数分の会話でもきちんと内容を覚えている人とは、自然と信頼関係が築きやすくなります。毎回同じ話をしないと気づいてくれない人と、こちらから言わなくてもきちんと覚えていてくれる人とでは、周囲に違った印象を与えますよね。
たとえば自分の名前をすぐに覚えてくれる人にはよいイメージを持てますが、いつまでも覚えてくれない人とは心の壁が出来上がってしまいます。
信頼関係を築くためには、相手の情報をたくさん得ることがコツ。そんなスキルを楽しみながら身につけているのも魅力ですね。
会話が弾む
記憶力がいい人は、昔話もどんどん話題として提供してくれますし、相手の趣味嗜好を覚えているので話が盛り上がりやすいといえます。
記憶力がいい人は、記憶力により得られる楽しみを知っているため、よりよい人間関係を築くために記憶は必要不可欠と考えているでしょう。
そのため自然と記憶力を磨くよう、知らない間に自分でも努力しているかもしれません。また過去のデータや情報を使って話ができるので、判断力や説得力があることも魅力です。
記憶力を磨くための方法
記憶力とは、テストでよい成績を残すためだけに必要なスキルではありません。好きな人や職場仲間とよい関係を築くためにも活用できるので、もっとたくさんの情報を覚えていたいと思う人は、次の方法を意識してみましょう。
ストレスを溜めない
イライラしたり、不安を抱えていたりする時は、どうしても記憶力が低下してしまう可能性があります。きちんと情報を整理して記憶するためには、心も安定していなければいけないのです。疲れた時は、気分転換やリフレッシュをしましょう。
集中力を鍛える
集中力が散漫になるのも、自分の記憶力に満足できない原因のひとつ。友人の話を適当に聞き流していると、次に会う約束のような大切なことを聞き逃してしまいます。
記憶力と集中力は二つでひとつ。大切な情報は、頭の中で繰り返す練習をしましょう。メリハリのある頭の使い方をすることも必要なので、不安な時は大切なことを書き留めておくのも方法です。
新しい物ごとに挑戦する
新しい小説を読む、初めてのジャンルの音楽を聴くなど。今までにやったことがない物ごとにトライする時は、緊張や刺激で自然と集中します。
興味がある内容なら自ら学習する意欲も湧きますので、どんどん新しいことに挑戦してみましょう。知らない街のカフェに行くだけでも全てが新鮮で、その日の出来事は記憶に残るはず。その繰り返しが、普段の生活の中でも活かされるのです。
まとめ
記憶力がいい人の心理や性格は、とても頼りになるところも。アプリでも記憶力を鍛えるゲームがたくさんありますので、記憶力で自分をポジティブにアピールするために、普段から意識してみませんか。
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