ロミオメールとは何か、心理的な角度から意味や特徴をご解説しましょう。ロミオといえばジュリエットとの悲恋話が有名ですが、そんなロミオのようなタイプは恋愛傾向も気になる部分ですよね。そこで今回は、ロミオメールをもらった時の対処も併せてご紹介します。
ロミオメールについて
最近SNSなどでも話題になる「ロミオメール」。どのような内容のメールなのか、まずご説明しましょう。
ロミオメールとは何?
シェイクスピアの有名な戯曲「ロミオとジュリエット」は悲しい恋のお話で、知らない人は少ないですよね。ロミオメールとは、ジュリエットに愛を告白するロミオのような愛のメールのことで、少し現実離れした舞台劇のような芝居がかったセリフやロマンチックな表現が多いメールのことです。
男性から女性に送られるものがロミオメールで、その逆はジュリエットメールと呼ばれます。ロミオメールは別れた彼氏が彼女に送ってくることが多く、復縁を求めたり愛の告白をしたりする場合に送ってくることが多いようですね。
ロミオメールの一例
単なる愛情表現のメールではなく、ロミオメールには特徴があり、いくつかのパターンがあります。たとえば舞台劇の脚本をそのままポエムにしたようなメールを送る人。
「君のような素敵な人には二度と出会うことはない」「一生君を愛し続ける」など、聞いているほうが恥ずかしくなるような内容です。恋に苦しむ自分の気持ちを歌詞のように表現したり、場合によっては自分が女性から熱く思われていると勘違いしたりするようなロミオメールもあります。
送ってくるのはどんな人か?
ロミオメールを送ってくる男性は、復縁を熱望する元カレや、離婚した元夫など。別れて気分がすっきりした時に、愛の告白や未練たらたらのメールがくると、さらに冷めてしまうこともあるかもしれません。
ロミオメールは自分がまだ愛されているという自信が根底にあるため、復縁も確実にできるようなメールの内容になることが多いでしょう。どのような形でも、気持ちを引きずっていることはメールを読んでいてもすぐにわかるはずです。
ロミオメールの心理について
ロミオメールを送る人の心理は、受け取る側には理解しにくい部分もあるかもしれませんが、相手の思いは納得できる部分もあるはず。ではどのような心理状況なのか、考えられる理由を見ていきましょう。
ロマンチックな性格
ロミオメールの心理は、少し現実逃避してロマンチックな世界が好きなためで、恋愛は自分が作り上げた理想の世界で完結しないと満足しないタイプです。
映画やドラマのような偶然な出会いやロマンチックなシーンが大好きで、憧れの世界を意識しすぎるので、現実との区別がわからない状態。ロミオメールでも歯の浮くような表現を連発する傾向がありますので、気持ちが離れた元カノならさらに距離を置きたくなるかもしれません。
ナルシスト
ロミオメールの心理は自分のことが大好きで、同じくらい相手も自分を好きでいると思っているため、ナルシストの傾向が強くうかがえます。自分が大好きなのはポジティブで素敵なこと。
しかしロミオメールを送ってくる人の中には、自分に劣等感を抱き、その気持ちを払拭するために無理やり自己肯定している場合もあります。
プライドが高い
ロミオメールの心理はプライドが高いことが共通点で、自分が愛されているという自信があり、上から目線の内容でメールしてくることもあります。
別れた相手は気持ちを引きずっている状態で、復縁したがっているのだと勘違い。本当は避けられているのに、それも好き避けだと都合よく解釈してしまいます。
プライドが高くなるのは高学歴や収入が多い人、またはルックスが整っている人など。平均以上の何かを持っていると、恋人に対しても自信たっぷりな態度で接してしまうでしょう。
客観的に判断していない
ロミオメールを送る心理は、特定のことだけに集中してしまい全体を見ていないためで、自分自身を客観視していない場合によく見られます。恋人に振られても理由がわからず現実を受け入れられない人。
そのため別れた人に的外れなメールを送りつけ、相手も解釈できず困ってしまいます。悪い人ではないのですが、もっと物ごとを違った角度から判断できるといいかもしれません。
依存しやすい
ロミオメールを送る人は心理的に恋愛が全てで、誰かに愛されないとやる気を失ってしまい、異性の存在がないと自信喪失します。恋愛体質でもあり、好きな人がいないと生きていけない状態。
いいなと軽く思った相手にもすぐに夢中になり告白してしまうので、恋人ができても長続きしないこともあるでしょう。もし彼女と別れてもとりあえずはキープしておきたいので、しつこくロミオメールを送ってくる可能性もあります。
恋愛に依存しやすい人は、不釣り合いな人や友人の恋人など、好きになってはいけないにもかかわらず積極的にアプローチしてしまいます。
甘えている
ロミオメールを送る心理は、好きな人に甘えているためで、何をしても絶対に許されるという確信を持っています。たとえば浮気性の彼氏。彼女に浮気がバレて別れた後に送るロミオメール。
「本当に悪いことをした」「君を傷つけてしまいどうしていいかわからない」と復縁を迫ってきます。悪いことをしても一瞬だけ反省した姿をアピールして、相手に許してもらおうと甘えるタイプなのです。子供時代からいたずらしても親が厳しくしなかったのかもしれません。
ロミオメールの対処方法
ロミオメールは心理的な背景があるため、上手く対処しないとさらに面倒なメールを送ってくる可能性があります。困った時は次の方法でぜひ対処してみてください。
無視する
関心のない相手からロミオメールが送られてきたら無視することも方法です。せっかくメールしてくれたから…という優しいリアクションを期待していますので、返信したら手ごたえを得て、もっと強烈なロミオメールを送ってくる可能性もあります。
元カレで二度と会いたくない相手なら、メールをブロックしてしまうのも方法。迷惑に感じる時は、相手が可哀想でもけじめをつけることは必要かもしれません。
相手のペースにならない
ロミオメールはバレンタインやクリスマスなどのイベントの時期に送ってくる場合も多く、思い出を使って相手の気持ちを引き寄せる作戦もあります。
復縁を考える相手ならまだしも、二度と会いたくないと思う人なら相手のペースにならないよう注意しましょう。誘われても断り、誤解されない態度を徹底しておくといいかもしれません。
不安な時は相談しよう
ロミオメールが続くと、心理的に不安になってくる人もいるでしょう。場合によっては脅迫的な強い内容で復縁を迫ってくる人もいるかもしれませんので、その場合は早めに誰かに相談するようにしたいですね。
共通の友人や家族、またはエスカレートしてしまった場合はカウンセラーなど、専門家に相談することもオススメです。自分から断りにくい相手なら第三者に間に入ってもらい、気持ちを伝えてもらうこともできますので、しつこくメールが続かないよう早めの対策を心がけてください。
まとめ
ロミオメールの心理は、楽しかった時期が忘れられない辛い気持ちを発散しているのでしょう。架空の世界で幸福に暮らす生活を過剰に描きすぎるため、勘違いした内容になっているのかもしれません。
メールのタイプは色々とありますが、ロミオメールを送ってくる人の性格や心理を考えて、ベストな対策を講じてみてくださいね。
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