ちやほやされたい心理になりやすいのはどんな人?

人間心理

ちやほやされたい心理になりやすい人には、共通する特徴があります。他者から認められたいという思いが強くなると、他人に依存したり、満たされないことがあるたびに辛くなったりしてしまうもの。

また、ちやほやされたいタイプの人が近くにいると、やりとりするのが難しいと思う場合もありますよね。そこで今回は、ちやほやされたい心理になる人の特徴や今後の対策について詳しくお伝えしていきましょう。

 

ちやほやされたい心理になる人の特徴

ちやほやされたい心理になりやすいのはどんな人?ちやほやされたい心理になりやすい人には、どのような特徴があるのでしょうか。いくつかの共通点について詳しく見ていきましょう。

 

自己愛が強い

ちやほやされたい心理になる人は、自己愛が強いことが考えられます。自分を過大評価しやすく、いわゆるナルシストの可能性もあるでしょう。

自分が自分を好きであるように、他者もまた自分を大切にするべきだと信じて疑いません。自分は特別な人間だと思っているため、他者から称賛されるのは当然だと思っているのです。

子供の頃から周囲にちやほやされて育った人や、優秀であることを自他共に認めている場合は、このような心理になりやすいでしょう。

 

負けず嫌いな性格

プライドが高く負けず嫌いな人は、ちやほやされたい心理になりやすいでしょう。自己中心的な性格で、いつも話題の中心にいなければ気が済まないタイプです。

皆が自分に注目してくれている時は心が満たされていますが、自分以外の人物がちやほやされている様子を見ると苛立ちを覚えてしまいます。

どうして自分ではないのか、自分のほうが優れているはずだと闘志を燃やし、ライバルよりも注目されたいと強く思うのです。

 

承認欲求が強い

構ってほしい気持ちが強く、自分の話ばかりしてしまうタイプの人もいます。この場合も、ちやほやされたい心理になりやすいでしょう。自分の話をして、周囲の反応によって承認欲求を満たしたいと考えています。

皆が肯定や共感、称賛をしてもらえると嬉しくなり、自信につなげられる場合もあります。SNSなどで自慢話をしたり、マウントをとろうとしたりするのもこのタイプで、「凄いね」「さすがだね」「羨ましい」とコメントをつけられると満足することも多いでしょう。

 

他者を自分の思い通りにしたい

常に自分が主役でありたいと考える人は、他者を自分の思い通りにしたがる傾向があります。言うことを聞いてくれる大人しい人をそばに置いておきたいと思うタイプ。

逆に間違いを指摘してきたり、自分の求める反応を返してくれなかったりする人がいると、機嫌が悪くなってしまいます。友人や恋人を自分の思い通りにしようとするため、相手は居心地の悪さを感じ、そっと離れてしまう場合もあるでしょう。

 

ちやほやされたい性格を変えるためには

ちやほやされたい心理になりやすいのはどんな人?ちやほやされたいと思うのは、決して悪いことではありません。しかし行き過ぎると自分を苦しめる結果になってしまうこともあるため、そうなる前に性格を変えるコツを把握しておくのもよいですね。

では、ちやほやされたい性格を変えるためのポイントについて詳しくお伝えしていきましょう。

 

自分自身と向き合う

自分の内面を知るのはとても大切なことです。ちやほやされたい気持ちは、誰しも多少は持っているもの。このため決して恥じたり自分を責めたりすることはせず、堂々と自分と向き合う必要があります。

ちやほやされたい願望を持っているという事実に気づき、受け入れてあげるようにしましょう。無理に自分を変えようとするのではなく、まずはちやほやされたいと思っている自分がいることを認める必要があるのです。

 

打ち込めるものを見つける

精神的に自立しておらず、他者に依存しているためにちやほやされたい心理になる人は多いでしょう。そんな自分を変えるためには、夢中になって取り組めるものを見つけるのもひとつの方法です。

仕事や趣味など、自信を持たせてくれるものに打ち込むと、ちやほやされたい願望は徐々に薄れていきます。「褒めてほしい」「認めてほしい」と自らアピールしなくても、いきいきと努力している姿に感銘を受ける人は多いでしょう。

 

他者の心に寄り添う

他者に求めてばかりではなく、自分から与えられるものはないか考えることも大切です。自分のことばかり考えていると徐々に孤立してしまい、ちやほやされたいという目的からは大きく遠ざかってしまう場合があります。

そうならないためにも、思いやりを持って他人と接し、心地のよい人間関係を築いていきたいですね。自分の話を聞いてもらおうとするだけではなく、相手の話に耳を傾けることも必要です。

 

短所を素直に認める

誰にでも短所や欠点があるように、自分も完璧ではないことを認めるようにしましょう。ちやほやされたい心理になる人は、プライドが高く弱さを見せられない場合が多いもの。

しかしそのままでは周囲から敬遠されたり、人付き合いが苦痛になってしまったりするケースもあります。このため自然体でいるよう意識して、自分にも短所があると思ったら素直に打ち明けることも大切です。

親しくなりつつある相手には「私は○○なところがあって…」と思いきって話してみると、お互いに心を許し合える可能性もあるでしょう。

 

ちやほやされたい心理になる人との接し方

ちやほやされたい心理になりやすいのはどんな人?友人や職場仲間など、身近にちやほやされたい心理になる人がいる場合、接し方に困ることも。では、適切な対応の仕方についても詳しくお伝えしていきましょう。

 

さりげなく褒める

ちやほやされたいという願望を持つ相手には、褒め言葉をかけて満足してもらうのもよいでしょう。しかし過剰に褒めると調子に乗ってしまったり、依存されてしまったりするリスクもあるため、あくまでも適度に褒めることを意識したいですね。

話を聞いている時に、さりげなく「凄いね」「それはいいね」のように相槌を打ち、相手にリラックスしてもらうようにしましょう。そうすると、今までよりもやりとりしやすくなる可能性があります。

 

自慢話は上手に聞き流す

ちやほやされたい心理になる人と話していると、自慢話が延々と続く場面もあるでしょう。称賛や羨望の言葉を期待しながら話していると考えられますが、相手の思う壺になるといつまでも付き合わされ、時間と労力を余計に費やしてしまう場合も。

そうならないよう、あまり聞きたくない話は聞き流して、冷静に対処することが大切です。真正面から向き合おうとせず、上手に聞き流してしまうことでエネルギーの消費を最小限に抑えられるでしょう。

 

深く関わらないようにする

身近にちやほやされたい心理になる人がいて、完全に離れることはできないという場合もあるでしょう。しかしいつも行動を共にしていると疲れてしまいますので、できるだけ関わらないようにするのもひとつの方法です。

例えば知人や職場仲間なら、挨拶や必要最低限の会話に留めておくと、神経を使うことによるストレスが軽減されるでしょう。

 

無理に張り合おうとしない

ちやほやされたがる人の中には、マウントをとろうとしてくる人もいます。その様子にうんざりして、時には対抗したくなることもあるかもしれません。

しかしそうすると口論に発展したり、相手がヒートアップして収集のつかない事態になったりするリスクも。このため決して張り合おうとはせず、落ち着いて対処するようにしましょう。納得できない点があっても聞き流すことで、大人の余裕を見せつけることができます。

 

まとめ

ちやほやされたい心理になる人は、あらゆる思いを抱えている可能性があります。自信があるために認められて当然だと思っている人もいれば、自己肯定感が低いからこそ他者からの評価を重視しすぎてしまう人も。

様々な深層心理があることを理解して、お互いに快適でいられるバランスを考えながらやりとりしていきたいですね。

 

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