借りたものを返さない心理になる人に対しては、自分と感覚が違う…と思って悩むケースもありますよね。
でも心理を理解することにより、やりとりがしやすくなる可能性があります。では今回は、借りたものを返さない心理について詳しくお伝えしていきましょう。
借りたものを返さない心理
借りたものを返さない心理には、どのようなものがあるのでしょうか。では、まずはこちらの内容から詳しく見ていきましょう。
問題から逃れたい
借りていることを意識したくない、または返すのが面倒という思いを持つことも。そして問題から目を背けようと思い、借りたものを返さないまま月日が経過してしまう場合もあります。
貸してくれた人と接するとトラブルになりそうなので、あえて連絡を避けているケースもあるでしょう。
借りたものを返さない心理になる人は、現実を受け入れにくいという思いを持っている可能性もあるのです。
貸したのを忘れることを期待している
時間が過ぎていくにつれて、相手が貸していた事実を忘れてしまうことを期待している場合もあります。
例えばお金を借りる人としては、できることならこのまま借りていたい思いを持っている場合もあるでしょう。
貸主が穏やかな性格の場合には、つい甘えてしまい狡い気持ちになってしまうことも。そして「返してほしい」と催促しないタイプである場合には、借りたものを返さない心理が働きやすくなるでしょう。
自己中心的
自分の都合や利益を優先し、他人のことを考えないという自己中心的な性格が原因で、借りたものを返さない心理になる場合もあるでしょう。
借りたものを返さないことで、自分の行動を正当化しようとする人もいます。自分のことだけを大事にし、相手の気持ちをあまり考えずに過ごしてしまうケースもあるでしょう。
経済的に困難な状況
例えばお金を借りている場合には、経済的に困っていてどうしても返済できない状況にある可能性もあるでしょう。
このようなケースでは、お金を貸すとなかなか返ってこない可能性が高いため、心から信頼できる相手にだけ貸すことが必要です。
もしくは、あげるくらいの気持ちを持つようにしたいですね。どうしても経済的に困っているとしたら、冷静に話し合ったうえで返済計画を立てることが必要になります。
借りたものを返さない心理になりやすい人の特徴
借りたものを返さない心理になりやすい人には、共通する特徴があります。では、こちらの内容についても詳しくお伝えしていきましょう。
責任感がない
責任を持って行動することが苦手な人もいます。約束を守ることよりも、その場をしのぐことを優先するケースもあるでしょう。
借りておいて返さない人は、責任感が欠落している場合があります。このタイプの人は、もし自分が何らかの失敗をした時にも、自分の責任だと認めず、他人のせいにしがちでしょう。結果として、人から信頼されなくなってしまうリスクもあるのです。
衝動的な性格
計画性がなく、その場の感情に任せて行動してしまう人もいます。衝動的に買い物をしたり、借金をしてしまったりすることもあるでしょう。
このタイプの人は、あまり考えずに言葉を発してしまうこともあります。行動的なのは悪いことではないのですが、後から「もう少し考えるべきだった…」と悔やむようなケースもあるのです。人から物を借りる時には、返す自分をイメージしながら借りるようにすることも大切です。
自己肯定感が低い
自分のことを否定的に見ていて、自信が持てない人もいますよね。このため他人に認めてもらいたいという気持ちが強い場合もあるでしょう。
失敗を恐れてしまい、新しいことに挑戦するのが苦手な場合もあります。自己肯定感が低いと自分で分かっていても、変える方法が分からない人もいるでしょう。
身近に憧れの存在がいて「できればこうなりたい」という思いを持っていても、それができないこともあるのです。憧れの気持ちがありながら、自信が持てないままの場合もあるでしょう。
人に甘えやすい
周りの人に甘えることが多く、自分のことを自分でやろうとしないケースもあります。このタイプの人は、そうするのが当然だと思っている可能性もあるでしょう。
責任転嫁をする傾向がある人は、何か困ったことがあった時も自分で考えず、すぐに人に相談することもあるでしょう。
人に相談することで、すぐに行動できるようになる場合もあります。でもその際にも、人に付き添ってもらわなければいけない場面もあるかもしれません。
借りたものを返さない人への理想的な接し方
借りたものを返さない人に対しては、理想的な接し方があります。では、こちらの内容を詳しくお伝えしていきましょう。
相手との関係性を整理する
友人、家族、同僚など、まずは相手との関係性を整理するようにしましょう。それによって伝え方や言葉を選ぶようにしたいですね。
長年の友人であれば、率直に気持ちを伝えられることが多いです。そして仕事関係の相手であれば、より丁寧な言葉遣いを心がけるようにしましょう。
伝え方により関係性が悪くなり、自分が困るようなこともあるからです。このため穏やかに自分の思いを伝えたうえで、きちんと返してもらうようにすることが必要でしょう。
具体的な日時を指定する
「いつまでに返してほしい」と具体的な日時を指定して返却を求める方法があります。曖昧な表現をすると、いつまでも返してもらえなくなってしまうことも。
このため例えば「来週の金曜日の夕方までに返してほしい」など、はっきりとした言葉で伝えるようにすることが大切です。
相手の都合について一応先に聞いておくと、より返却日を決めやすくなるでしょう。それでも返さない場合には、その理由を聞いてみるようにしましょう。
代わりのものを用意してもらう
貸したものをどうしても返却してもらえない場合には、何か代わりのものを用意してもらうように提案してみましょう。
この場合には、具体的な金額や品物を提示することが必要になります。場合によっては、貸していたものを既に相手が壊していたり紛失していたりすることもあるでしょう。
その可能性があるとしたら、それについて尋ねてみるのもよいですね。そして代わりのものを用意してもらう場合は、例えばお金の代わりにギフトカードなどをもらう方法もあります。
第三者を介する
貸したものを返してほしい思いがあっても、相手が返してくれないような時もあります。このようなケースでは、信頼できる第三者に仲介を依頼することも検討してみましょう。
一対一のやりとりを続けていても、なかなか返してもらえずにストレスが溜まってしまうこともあるのです。
第三者を介する場合には、親しい友人、もしくは職場の上司などにお願いするとよいでしょう。依頼することにより、その人との関係性がよくなることもあるのです。
人に頼るのが苦手という思いがあっても、頼られたことにより嬉しいと思ってくれる人もいるでしょう。このため思いきって相談して間に入ってもらうようにしましょう。
借りたものを返さない心理になる人の本音は案外分かりやすい!
借りたものを返さない心理になる人の本音は、案外分かりやすい場合が多いので、あまり悩んだり思い詰めたりしないようにすることが必要です。
そして今後は、相手の性格をある程度把握したうえで物を貸すようにした方がよいと言えるでしょう。
特にお金に関してはトラブルになりやすいので、とても慎重に行動することが大切です。自分にとって信頼できる相手だと思っていても、その関係性が崩れてしまうリスクが高いことは避けるようにしたいですね。そのためには、返済日を決めたうえで貸すなどの工夫をすることも必要になります。
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