否定から入る人の心理が知りたい!親しくなるためのポイント

人間心理

否定から入る人の心理はなぜなのか、理解しづらいと思うことは多いでしょう。他者の発言に対して厳しく否定したり、新しいことを始める際に「自分には無理」と投げ出したりする人もいますよね。

これにはどのような理由があるのか、今回は否定から入る人の心理について詳しくお伝えしていきますので、親しくなるために参考にしてみてください。

 

否定から入る人の心理について

否定から入る人の心理が知りたい!親しくなるためのポイント否定から入る人の心理を知ると、適切な付き合い方がわかる可能性があります。まずはよくある理由や深層心理について詳しくお伝えしていきましょう。

 

自分が正しいと思い込んでいる

「自分は正しい」という根拠のない自信がある人は、否定から入る人の心理になりやすいでしょう。密かに他者を下に見ていることも多く、もし否定や反論をされたら猛烈に攻撃してしまう場合も。

「自分は正しいので認められて当然」と思っていますので、自分と異なる意見を持つ人にはまず否定の言葉を投げかけます。相手の考えを理解したい、協調性を持ってやりとりしようという発想が根本的にないと考えられるでしょう。

 

構ってほしい気持ちが強い

注目してもらいたい思いから、あえて周囲の人と違うことを言ってみるという心理もあります。構ってほしい気持ちが強く、自分の発言に影響力がないことをコンプレックスに感じている可能性も。

このため周りの人が肯定していることに対して自分だけが反対し、注目を集めようとする場面もあるでしょう。関心を向けられていると実感すると嬉しくなり、発言に勢いが増していく場合もあります。

 

先のことを考えすぎてしまう

否定から入る心理は他者に向けられる場合もありますが、自身の行動に関するところで働くケースもあります。例えば新しいことを始めようとする時に「そんなことは不可能だ」「自分にできるわけがない」とネガティブな考え方をしてしまう場合も。

これは様々な可能性を考慮しているからで、もし上手くいかなかった時に取り返しのつかない事態になるのではないかと不安になっています。マイナスな部分にだけ注目してしまい、前向きに考えられなくなっているのでしょう。

 

他人の成功を認めることができない

他者の成功や幸福を認められないのも、否定から入る心理になる人の特徴です。他人の意見を肯定したり、幸福を喜んであげたりするのは負けを認めるのと同じだと考えています。

このため素直に「それはよかったね」「とてもよいアイデアだね」と受け入れることができないのでしょう。自分以外の人がチヤホヤされることを過剰に嫌がっており、加担しないよう頑なに否定する心理もあるのです。

 

否定から入る心理になる人の特徴

否定から入る人の心理が知りたい!親しくなるためのポイント「どうせ無理」「いや、でも…」などが口癖の人は、否定から入る心理が働いているといえます。何かと否定してくるのはどのような人なのか、共通する特徴についても詳しく見ていきましょう。

 

自己肯定感が低い

いつも高圧的な態度をとってきてプライドが高いように見える人が、実は自己肯定感が低いというケースはよくあります。攻撃されたくなくて虚勢を張ってしまう、あるいは他者の意見を否定することでしか満足感を得られない性格なのかもしれません。

相手の発言の中に矛盾点や疑問点を見つけるたびに指摘するので、揚げ足を取っているように思われてしまう場合もあるでしょう。この行為も自信のなさの表れであり、無理に自分を大きく見せようとしてしまうことがあります。

 

嫉妬心が強い

相手への嫉妬心から否定的な態度をとる人もいます。身近な人や他人の幸せそうな様子を見て苛立ちを覚えるのは、自分の現状に不満があるから。

このため腹いせに粗探しをして「自分のほうが成功している」「あの人のほうが認められるなんてあり得ない」という気持ちを主張します。

心のどこかで、今の自分では勝負できないとわかっているからこそ、相手の実力や努力を否定して自尊心を保とうとしてしまうのでしょう。

 

自分の話を聞いてほしい

「もっと自分に注目してほしい」という願望により、否定から入る心理になる人もいます。寂しがり屋で承認欲求が強く、話を聞いてもらいたいために自分からアピールしてしまう場合があります。

意見を発信するというよりも「私なんて…」と悲観的になったり、他者の発言に対して「それはあり得ないよ!」と突っぱねたりすることが多いでしょう。

周囲の人とは違った感情表現をして注目を集め、話し相手を見つけようとする寂しがり屋の人もいます。

 

相手の立場になって物ごとを考えられない

自分の発言によって相手が傷ついたりイライラしたりすることが理解できないので、好きなことを言い続けてしまう人もいるでしょう。

自分の意見が正しいと思い込み押しつけてしまうのは、相手の立場になって考えられないから。ひとまず話を聞こうと相手の言葉に耳を傾けたり、他者を傷つけないよう言葉を選んだりすることはないでしょう。

 

否定から入る人と親しくなるためのコツ

否定から入る人の心理が知りたい!親しくなるためのポイント否定から入る人とは、なかなか親しくなれそうにないと思う場合もあるかもしれません。しかし本音を知ると納得できる部分や共感できる点が見つかるケースもあるため、一歩ずつ歩み寄っていきましょう。では、否定から入る人と親しくなるコツについて詳しくお伝えしていきます。

 

相手の意見に耳を傾ける

否定から入られるとイラッとしてしまい、自分も反論したくなるケースもあるでしょう。しかしそうすると口論に発展し、収拾がつかない状況になってしまうリスクも。

このため応戦しようとせず、相手よりも冷静に大人の対応をすることが大切です。どのような考えを持っているのか把握するために話を聞き、慎重に状況を見極めていきましょう。理論的に話をすれば、相手も冷静になり落ち着いて話し合えるようになることもあります。

 

根拠を提示してよく話し合う

根拠がないものや仕組みが理解できないものは納得がいかず、真っ向から否定してしまう人もいます。このケースでは、根拠を提示したうえで丁寧に説明し、よく理解してもらうようにしましょう。

特に相手が行動を躊躇しているような時には、納得するのに充分な根拠を提示することが必要です。データがあれば納得し、否定的な態度をとらなくなったり重い腰を上げたりする人も多いでしょう。

 

参考になるところは受け入れる

相手の意見が自分の考えと違ったとしても、頑なに拒否することは避けたいですね。よく話を聞いてみると、自分には思いつかない発想をする人だと気づく場合もあるかもしれません。

否定されるとイライラしてしまうのも納得できることですが、相手の提案や行動には参考になる部分もあるはずなので、柔軟に受け入れてみましょう。まずは自分から歩み寄ることで、人間関係の輪は広がっていくものです。

 

否定されると傷つくと伝える

否定から入る人には、思いきって素直な気持ちを伝えることも大切です。友人や職場仲間は、些細なきっかけさえあれば打ち解けられることもある相手。

信じる気持ちを大切に、「頭ごなしに否定されると傷ついてしまう」「もう少しだけ優しい言い方をしてほしい」と伝えてみましょう。気持ちを話すことで案外スムーズに心が通い合う可能性もありますので、勇気を出して向き合ってみてください。

 

まとめ

否定から入る人の心理はわかりづらいようですが、意外と納得できるところもあります。心を閉ざしてしまっていたり、傷つきたくない思いが強くなったりすると、あらゆることから遠ざかってしまうもの。

そんな苦悩を理解して寄り添ってあげると、やがて認め合える関係になれる可能性は高いでしょう。

 

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