八方美人の心理が働く人とは、付き合うのが大変です。周囲の人からは理解できない存在で、時には本人も本当の自分が見つからなくて困る場合があります。
特定の人とは上手くいくけれど、基本的に人間関係で失敗する機会が多い八方美人は、どのような心理が隠されているのでしょうか。
心の闇を知ることが、上手く対処する方法になるでしょう。色々な性格の人とバランスよく付き合うためには、無理に相手に合わせないほうが有利なケースもあります。
しかしそれがエスカレートすると自分のメリットだけを考え、結果的に八方美人になる場合も。
そこで早速ですが八方美人の心理について、またこれから好感度をアップするためにできることをご紹介していきましょう。
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八方美人の心理は難しいところがたくさんある!
八方美人だとわかれば嫌われる傾向がありますが、本人は自覚していない場合が多いでしょう。では心理的に考えられる意味について、詳しくお伝えしていきますね。
親友と呼べる人がいない
八方美人に共通するのは、親友と呼べる人がいない点。知り合いや顔見知りは多くても悩みごとを相談できる人や、お互いのことをなんでも包み隠さずに語れる人が周囲にいません。
そのため無理して近づこうとすればストレスになり、相手からも距離を置かれてしまうケースがよくあります。
一歩踏み込めないのか、それとも周囲が拒否してしまうのか。その人の性格も関係してくるでしょう。
本音で語れない
人と親密な付き合いをするためには、心をオープンにして相手を信頼していると知ってもらわなければなりません。
うわべだけの付き合いだと、結局親密な人間関係が築けないのです。八方美人の心理は本音で語ることを怖がる一面があり、つい相手の出方を見て判断する傾向があります。
女性に多い八方美人のタイプ。悪口を言う相手の前になると、突然態度を変えて本音を隠しています。
会話でも矛盾が生じるために、嘘をついているのではないかと誤解される場合もあるでしょう。
損得勘定が強い
八方美人というのは、誰にでも愛想がよい人という長所がありながらも、逆に自分にとってメリットがある人には、さらに積極的にアプローチする傾向があります。
保守的なタイプだと思われることもありますが、損得勘定が先走り周囲に不快感を与えることもあるでしょう。
周囲には「あの人が嫌い」とアピールしても、都合よく嫌いな人の顔色を窺い、自分にメリットになるように接する場合があります。態度が悪い印象になってしまう人も、決して少なくありません。
相手によって態度を変える
女性の八方美人に多いのが、異性と同性の前で態度をコロッと変えてしまう人。女性には感じが悪い人として知られているのに、男性の前になると心配りがあり優しい人を演じています。
また仕事では自分が他人よりも評価されようと、嫌いな上司の機嫌をとるケースもあるでしょう。
このような臨機応変の態度は、信頼関係にも響く場合があります。とくに女性同士なら、仲良く付き合えるかどうか不安になるタイプでしょう。
プライドが高い性格
プライドが高い八方美人は、周囲から好かれたい願望が強く、誰にでも人当たりよく接しています。
年上の人から可愛がられるタイプが多く、一見プライドがほとんどないように見られることもあるでしょう。
しかしそのバランスをとるのが上手い八方美人は、自分の価値観を大切にするため、自分が満足できればそれでよいのです。
プライドが高いので、付き合う人によって自分のランクを上げようとするケースもあります。人を利用していると思われる場合もあるので、注意しなければなりません。
調子がよい
八方美人は人の陰口を叩いていても、すぐにその人の前で態度を急変。さっきまで文句を言っていたのに…という風景はよく見られます。
調子がよい人のイメージが強く、ご機嫌とりやお世辞を言うのが上手なところが特徴的。本意を見抜けない人なら八方美人に振り回されて、とてもよい人間関係があると誤解する時もあります。
本気でなくても相手を喜ばせることができるタイプなので、ずる賢く人と接してしまう人もいるでしょう。
孤立するのが怖い
一人だけ違う行動で、周囲とのギャップが出るのが不安な八方美人は、大衆の意見に従う傾向があります。
孤立するのが嫌いなので、できるだけグループの中に存在していようと頑張っているのでしょう。
誰にでもよい顔をするのは、敵を作りたくないため。だからこそ本音で人と付き合えないので、逆に距離を置かれてしまう場面もあります。
人の意見を聞くとすぐに同調して仲間意識を大切にし、よく見られたいと敏感になっています。本当は反対の意見なのに、我慢して相手に共感する場面もあります。
他人の評価をとても気にする
人の視線や評価を気にする八方美人は、心理的に自己満足度が低い傾向があります。そのため他人が自分をどう見ているかが気になり、常に気に入られようと頑張ってしまうのです。
他人から嫌われることが怖いので、必要以上に視線やコメントが気になります。また誰かに言われた言葉をいつまでも引きずり、自分への悪口に関してはとても敏感になっています。
少し視線が怖い人に出会うと、自分が何か悪いことをしたのかと、とてもビクビクするでしょう。
好感度をアップするために今日からできること
八方美人の心理を受け入れて、悪いイメージをなくすためには長所を活かすことが大切です。誰にでもよい顔をしてしまう習慣は、次のポイントを意識して改善しましょう。
自分の意見を大切にしよう
評価を気にしすぎて本音を隠してしまうのは、オープンな関係が築けない要因になります。どうしても大切な部分は相手に流されず、自分の意思表示をするように心がけてくださいね。
嫌われてもよいのだと安心しよう
世の中、全ての人と上手く付き合うことは不可能です。八方美人の心理は嫌われたくないために、無理をして人付き合いをする傾向がありますので、知らない間にストレスが溜まっていることもあります。
そんな苦痛から解放されるためには、上手く付き合えない人がいて当たり前なのだと納得しましょう。
だからこそ気が合う人とは、さらに一歩踏み込んだ関係が築けるようになるのです。
人の気持ちを先読みしない
八方美人は周囲の人に過度に気を遣うため、不自然に見られることがたまにあります。何か下心があるのではないかと、他人が誤解するケースもあるでしょう。
これからは人の気持ちを先読みする習慣をやめて、ストレスを減らしてください。瞬間的に感じる気持ちやアイデアなどを、自信を持って相手に伝えられるように努力しましょう。
八方美人の長所を活かす
八方美人にはいつも笑顔にあふれていることや、相手を喜ばせるスキルがあります。この長所を上手く使い、誰にでも同じ態度で接するのでなく、自分にとって大切な人を優先するのもよいでしょう。
またシチュエーションに合わせて、元気な姿や人当たりがよい性格を活かして、ムードメーカーになることも方法です。
時には自分が思うような評価を得られない場合もありますが、違う角度から周囲の人は魅力を感じてくれるはずです。
まとめ
八方美人の心理は奥が深いため、態度やコミュニケーションだけではしっかりと心を掴めない場合もあります。
本当に上手く付き合えるかどうか不安になった時は、お互いに自分の気持ちを大切にして、辛さも楽しさも全て共有するとよいでしょう。
自分に自信を持てば、人の評価はさほど気にせずに快適な生活がスタートできます。
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