椅子を近づける時は、心理的に近くにいる人に対して特別な思いがあるようです。体で示すメッセージは無意識なので、言葉ほどの力はないかもしれませんが、とても大切な意味があり、好きな人ならもっと仲良くなるチャンスになることも。
そこで早速ですが、今回は椅子を近づける人の心理背景と、座り方でわかる気持ちの違いについて詳しくご紹介していきましょう。
椅子を近づける人の心理背景について
たとえば向き合って座っている人が、いきなり椅子ごと移動して自分の横に座る場合。物理的な距離だけでなく、心理的な影響もありますよね。そのような行為をする人は、次のような心理背景があるからなのです。
好意があるから
椅子を近づける人は心理的に相手に好意があるからで、とくに男性はお気に入りの女性がそばにいると無意識に距離を縮めてきます。逆に興味がない人や苦手な人にはできるだけ離れていたいと思うので、自分から椅子を近づける人は心理的に強い思いがあるといえるでしょう。
たとえば隣のデスクの人。椅子を近づけて仕事を教えてくれることがありますが、たまたま気になる異性だったらとても嬉しくなりますよね。
距離と気持ちは比例することが多いため、椅子を近づける行為は積極的な人の特徴にもなります。
リラックスしている
椅子を近づける人は、心理的にリラックスしたい思いが隠されていますので、すごく仲がいい人や信頼できる人なら座る位置も近くなります。
たとえば人間関係を築くことが苦手なタイプ。特別な人だけに思い入れがあり不安になると、無意識にその人のそばに行きたくなるのです。安心できる、または自分が守られているような気持ちになり楽なのです。
椅子を近づけるということは「信頼しています」というメッセージ。このようなタイプは、裏切られると相当ショックを受けて人間不信になってしまうかもしれません。
縄張りを守っている
椅子を近づける人は、心理的に自分の縄張りを守っている意味があります。そばに行きたい相手には恋愛感情があることがまず理由。または大切な人、守ってあげたい人など、自分に属する相手は敵にとられないよう、そばで周囲を監視したい心理作用があるのです。
「縄張り意識」は動物だけでなく人間にもあり、意識の強さは人それぞれ。男性は女性以上に縄張り意識がありますので、椅子を近づけることもよくあるかもしれません。好きな人をライバルにとられたくないという気持ちが不安にもつながることがあります。
アプローチしている
椅子を近づける人は、心理的に相手にアプローチしているため。言葉では上手く伝えられないので、態度で自分の気持ちをメッセージにしています。
「好き」という感情を相手に知ってほしいけどバレても困る、そんな難しい心境があるのでしょう。そんな心の中の葛藤があっても、好きな人に近づくチャンスがあればどうしても素通りはできないのです。
「仲良くなりたい」というアプローチであり、皆にも「この人をとらないで」とアピール。距離が離れた状態で会話するよりも、二人が一緒にいるような距離感なら周囲も邪魔はしにくくなります。好きな人の真横を獲得することで、自分の思いを伝えやすくしているのでしょう。
本命の人に焼きもちを焼かせている
椅子を近づける人は心理的に別の計画があり、一見近づく相手に興味があるようですが、実は本命は別。焼きもちを焼かせたくて、他の人に興味があるふりをしているだけなのです。
男性も女性のようにすぐには読めない不思議な部分があり、本音とは違う態度になることもあります。恋愛経験が少なくて好きな人に積極的になれない時、自分をどう思っているか不安になると、わざと焼きもちを焼かせる行動に出てしまうのです。
二人だけの空間が必要
声が小さくて聞き取れない時に顔を近づけることはよくありますよね。無意識の行為ですが、この場合は相手に恋愛感情がなくても必要性があり相手に近づきます。
それと同じで椅子を近づける人は、心理的に相手と二人だけの空間が必要なためなのです。他の人に聞かれては困る相談ごとや上司の愚痴こぼしなど、また場合によっては好きな人に食事を誘う時にも二人だけの空間を意識する人もいます。
頑固でプライドがある
特別な意味がないのに急に椅子を近づけてくる人は、一瞬その場をコントロールする威圧感を他人に与えませんか。言いたいことがある、しっかりメッセージを受け止めてほしいなど、自分の考え方に同調してほしい意志を感じます。
少し高圧的になってしまうのは、基本的に他人から反論されたり批判されたりするのが不安なため。とても頑固で、自分のプライドを守るためには強い態度になることもあります。
気になる人の座り方をチェック!
好きな人が嬉しそうに椅子を近づけてきてくれたら願ってもないことですが、わかりやすい行為ではないところこそ、人間の心理状況が読みやすいのです。
座り方はとくに一緒にいる人に対しての思いや性格などがアピールされやすいことなので、気になる人がいる場合は、まず座り方からその人の情報収集してみましょう。
足を組んで座る
とてもよくある椅子の座り方のひとつが「足を組む」スタイル。とくに気を緩めた時に、足を交互に組み直すことは誰でも経験があるでしょう。
この場合ですが、足によって若干意味が異なり、左足を上にして組む人はとても好奇心旺盛で積極的な性格です。恋愛傾向としては、好きな人にもストレートに近づくタイプ。
主導権を握りたがるところがありますので、相手が圧倒されて付き合うこともあるでしょう。逆に右足を上にして組む人は、大勢で何かをするのが苦手。
一人で行動するほうが快適で、じっくり物ごとを考える慎重派です。コミュニケーションが少し苦手なところもありますので、他人に自分の弱点を知られないようにいつも距離を置いています。
椅子に深く座っている
たとえばソファーのようにどっしりと体が沈むような椅子だと、座る位置は一瞬考えてしまいますよね。深く背中まで椅子にぴったり押しつけて座る人は、今とてもリラックスしている状態です。
仲がいい人と話題が盛り上がった時や、恋人や家族など、心から信頼できる人と一緒にいる状態。知らない相手でも徐々に信頼できると、座る深さも変わっていくでしょう。
たとえばカフェで本を読んでいる人。快適な時間で一人の空間を楽しんでリラックスしているため、椅子に深く座っていることが多いのです。
足首を組む
足首だけを組んで椅子に座る人は、子供のような純粋な部分が未だに残っています。現実逃避するのが好きで、恋愛傾向としてはとてもロマンチックなことを好むタイプ。
夢を追いかけるところがありますので、厳しい現実を目にした時に強い疲労感に襲われることもあるでしょう。恋愛も片想いの時はとてもよいことばかりイメージするものの、実際に付き合うと相手の嫌なところが見えてしまうので、好きな人ですらあまりのめり込むことはないかもしれません。
足を広げて座る
男性によく見られる座り方で、どっしりと両足を広げて座ることがあります。この意味は自分のテリトリーを広げたい気持ちが強いこと。または自分を大きく見せたい気持ちも隠されています。
好きな人と一緒の場面でこの座り方をするのは、相手が自分を見ているかどうか気持ちを確認している意味もあるでしょう。
まとめ
椅子を近づける人の心理は、相手に興味がある場合や、自分をアピールする意味があるようですね。他人の行為は、特別な感情がある人ほど気になるのは当然。これからは座り方や動き方で相手の気持ちを察してみることも楽しいかもしれません。
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