言葉を選ぶときの心理状態・気を遣ってしまう相手との上手な接し方

行動心理

言葉を選ぶ時、心理的には色々なことが関係しているようです。言葉は人を傷つけることもあり、言いたいことを抑えて他者と会話することがよくありますよね。とくに気を遣う相手だと、次に発する言葉を考えるだけでストレスになってしまいます。そこで今回は、言葉を選ぶ時の心理状態について詳しくご解説していきましょう。

 

言葉を選ぶ時の心理について

言葉を選ぶときの心理状態・気を遣ってしまう相手との上手な接し方「言葉を選ぶ」とは相手の反応などを考えて一番適切な発言をする様子で、私たちは普段何気ない瞬間に言葉を選ぶことがありますよね。では、そのような場面での心理について詳しくご説明しましょう。

 

自己否定しやすい

言葉を選ぶ時は心理的に自己肯定感が低くなっており、「どうせ私の言うことなんて興味がないはず」「どうせ聞いてもらえないだろう」と自分の発言に自信を持てない状態です。

自分の発言で相手が嫌な思いをしないよう配慮していますが、それ以上に自分が言いたいことを我慢したほうが事態は丸く収まると考えるため、会話の後に沈み込んでしまうこともあるでしょう。

自己否定しやすい人は、基本的に自分の考え方を受け入れてもらえないと思っているので、本当に言いたいことではなく、相手が聞きたい言葉を選びがちです。

 

好かれたいため

言葉を選ぶ心理は相手に好かれたいためで、気を遣っていることに変わりはありませんが、それ以上に自分を特別視してもらいたい願望が強くなっています。気になる異性と話をする場面のように、自分の魅力をアピールするために普段とは違う声のトーンや話し方になることはありますよね。

言葉を選ぶのもそんな場面。いつも砕けた言葉遣いの人が、好きな人の前で急に上品に発言するようなことです。振り向いてもらうため、いつもとは違う自分を演じているのです。

 

完璧主義のため

言葉を選ぶ時は、心理的に必要以上の高い目標に向かっているためで、完全に整った状態でないととても不安になります。完璧主義なので自分自身にとても厳しく、他人の視線や評価をとても気にし、失敗を必要以上に怖がる傾向もあります。

思いつきで言葉を発してしまうと後悔することを知っているのでしょう。自分がどう見られるかとても気にする性格なので、なんでもきちんとやっておかないととても心配。他人に物ごとを任せることはなく、たとえ負担になってもなんでも自分でやる性格でしょう。

 

優柔不断なため

言葉を選ぶのは、心理的にどうしていいか決められない「優柔不断」な状態のためで、言いたいことが言えない場面に共通しています。意見をまとめるのが苦手。言いたいことはあるけれど言葉にするのが苦手なため、つい本来使うべき言葉ではないもので表現してしまうのです。

このタイプの人は会話のペースについていけないことも多く、結果的に周囲に左右されたまま発言することもよくあります。色々な言葉を思いついてしまい、ひとつに絞れないのかもしれません。

 

平和主義者

言葉を選ぶのは、心理的にそのほうが平和に話ができると思っているためで、他人との口論を極力避ける傾向があります。怒っている人の話し方や怒鳴り声などに恐怖を感じ、できるだけ穏便に他人とコミュニケーションをとりたいタイプ。

自分と違う意見でも無理に対抗せず、その場は納得したように見せかけることもよくあります。平和主義者は空気を読むのがとても上手。本当に言いたいことを言わないほうが人間関係はスムーズに築けると信じています。

 

トラウマが関係している

言葉を選ぶのは、心理的にトラウマが関係している可能性があります。過去に自分の発言のせいで他人を傷つけたり、人から批判されたりした経験があるのかもしれません。

辛い思い出があるので人間関係にとても敏感で、コミュニケーションに苦手意識を持っている人もいるでしょう。言いたいことを言うと失敗すると思っているので、どのような人が相手でも言葉を慎重に選び、無難な意思表示になってしまいます。

自分が不利な立場になっても我慢し、二度と同じことにならないよう自分にプレッシャーをかけている状態です。

 

ご機嫌をとっている

言葉を選ぶのは心理的に相手のご機嫌をとっているためで、本音を言うと相手が気分を悪くしたり不快な思いをしたりするのではないかと心配になっています。基本的に自分の行動や発言にあまり自信が持てないことは関係しているもの。

さらに相手を傷つけないよう過剰なプレッシャーを感じているため、表面的な会話になりやすい特徴があります。職場の上司や目上の人に対して言葉を選んで話すような場面と同様でしょう。

このタイプの人は、礼儀正しい性格で年上から好かれる人物。人の顔色をうかがいながらコミュニケーションをとるのが上手です。

 

頭がいい人

「言葉を選ぶ」という表現はあまりいい意味には聞こえないかもしれませんが、実際に言葉を選ぶことは、相手に最も理解しやすいよう伝えるスキルです。そのためこのタイプの人は頭が切れ、効率的に物ごとを進める特徴があります。

だらだらと説明するよりも、言葉の順序を考えて「結論から先に言うと…」と聞いている人の興味を引く話し方ができます。相手の考え方や思考力を予測してコミュニケーションをとる自分がとても好きなのでしょう。

 

言いにくいことがある

恋人に内緒で合コンに行ったことを報告する場面など、自分にとって不利なことを他人に伝える場合は言葉を選んでしまいます。また悲しいニュースなど、できれば自分が伝える立場になりたくない時も、相手の気持ちを考えて言葉を選んでしまいます。

言いにくいことをそのまま言ってしまうと、想像以上のダメージを与えることもありますよね。

 

気を遣う相手との接し方について

言葉を選ぶときの心理状態・気を遣ってしまう相手との上手な接し方言葉を選んで話す相手は「気を遣う」ことが共通すると思われます。家族や友人、恋人なら感じたことをその場で伝えられますが、そのような関係性がないため言葉を選ぶことになるのです。

では気を遣う相手とプレッシャーを感じずにコミュニケーションをとるにはどうしたらいいか、コツについてご紹介しましょう。

 

上手に本音を伝える

気を遣う相手でも、自分の考えをきちんと伝えなければいけないことはあります。本音を伝えることは感情的になるということではなく、相手が受け入れやすいように伝えることがコツ。

「明日の飲み会に行けない」と言うよりも「せっかく誘ってもらって申し訳ないのですが、都合が悪く行けません」と言い方を柔軟に変えるだけで、本音を伝えやすくなりますよね。自分が言われると安心する言い方を意識してみてください。

 

否定されてもいいと思うこと

気を遣う相手には、素の自分を出していないことが想定されます。自己主張できない、自信がないという理由もあるかもしれませんが、他人の評価を気にするより自分をさらけ出したほうが相手も同じく本音で語れるようになります。

そんなオープンな関係の最初のステップを自分が踏み出すと解釈してみましょう。誤解されることを恐れるよりも、きちんと自分を受け入れてもらうほうが大切なのです。

 

相手に興味を持つ

気を遣うのは相手のことをよく知らないためで、無意識に自分から距離を置いている状態です。もっと相手に興味を持ち、自分と共通点がないか考えると気軽に会話できるようになるかもしれません。

価値観の似ているところなども見つけると、言葉を選ばずお互いに意見交換できるようになるでしょう。

 

まとめ

言葉を選ぶ時の心理とは、相手のことを思うためでしょう。決して悪いことではありませんが、自分がストレスを感じると本来のコミュニケーションスタイルとは違うものになる可能性があります。

まずはお互いに好きな話題から始めるなど、できるところから改善して快適な会話や意思表示を目指してみましょう。

 

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