手紙で告白する人は、心理的にどのような背景があるのでしょうか。好きな人に告白されるならもちろん対面がベストですが、最近は色々なコミュニケーション方法があり、メッセージで告白する人もいるようです。
そこで今回は、「手紙」で告白する心理について詳しくご説明していきましょう。対面で告白しないメリットとデメリットを理解しておくと、相手の気持ちも納得できるはずです。
手紙で告白する人の心理について
手紙というコミュニケーション手段は、現代ではとても貴重になっていますが、告白をあえて手紙でするのは次のような心理が関係しています。
印象づけたいため
年賀状やバースデーカードなど、文字を書く機会は近年とても減っていますので、手紙で告白されるととても印象的なのは確か。そんな効果を狙っている人は、心理的に自分の存在を印象づけるために手紙を使って告白しています。
メールや電話という方法もありますが、それではありきたりでつまらないのでしょう。告白する瞬間は、人生においてとても重要な場面になる可能性がありますので、自分にとってもずっと忘れられない思い出にしておきたいのです。
一生残してほしい
手紙で告白するのは、心理的に一生手紙が残るためで、自分の気持ちを相手に保管してもらいたい願望がアピールされています。それはメールの場合も同じで、メッセージがいつまでも残ることはお互いにとってのよい記念になりますよね。
手紙はさらに物として手元に残るものなので、メール以上に重みを感じるはず。告白の手紙でなくても、誰かにもらった手紙は読み終わってもすぐに捨てられないように、手紙には特別な存在感があるのは確かですね。
もし告白に成功して将来結婚した場合、時間が経ってから読み返すと、喧嘩した時なども初心に戻れることもあるでしょう。
自信がある
手紙で告白するのは心理的に自信があるためで、プライドが高い傾向もあります。対面で告白されたい人が多いのに、あえて手紙を選ぶという行為は、絶対に相手がOKしてくれると確信を持っているため。
緊張しながら相手の前で告白しなくても、手紙で伝えるだけで充分だと思っているタイプなのでしょう。脈ありの相手なので、手紙ならデートの約束をしなくても郵便ポストに投函するだけ。絶対に大丈夫だという安心感があるため、気楽に告白するケースともいえます。
気持ちを込めたい
手紙で告白するのは、心理的に自分の気持ちを100%伝えたいためです。電話だと相手の顔が見えず失敗することもありますし、対面だと緊張して言葉が見つからないことも。
その点手紙なら何度も書き直しができ、文章を書いている間ずっと相手のことを思い出しながら告白できます。手書きの手紙は一文字一文字に思いが込められ、しかも文字の書き方で個性も伝わりますので、完成させるまでに時間がかかります。
告白された人はそんな手紙をもらうと、自分のために書いてくれたと感動するもの。一通の手紙には、文字以上の気持ちが込められているのです。
ロマンチックな人
手紙を書くことがほとんどない時代なので、手紙で告白する行為はとても非日常的で素敵ですよね。誕生日プレゼントと一緒に告白のラブレターが一緒に入っているなど、ちょっとした演出にもなる手紙。
普段書いたりもらったりすることがなくなっているため、突然誰かから手紙をもらうととても驚くでしょう。しかも内容が告白で嬉しい報告なら、とてもロマンチックな気分になるのも当然ですよね。
手紙で告白する人は、心理的にそんな特別感を意識して現実逃避した空間にいるのかもしれません。
対面で告白しないメリット
デート中に夜景の綺麗なスポットに行き告白するシーンは、女性なら憧れることでしょう。しかし電話やメール、手紙など、対面で告白しない方法には次のようなメリットがあります。
いつでも告白できる
手紙やメールならいつでも告白できますので、自分の気持ちが固まり次第すぐに実践できます。しかし相手を誘い出して対面で告白するとなると、デートスポットを考えて告白しやすい静かな場所や時間を選ぶなど、段取りが大変。
手紙やメールなら、相手の都合を考えず気軽に送れることは、早く告白したい人にとってメリットになります。遠距離恋愛のように物理的に離れている相手なら、尚更手紙は好都合な手段になるでしょう。電話も遠距離恋愛に最適な告白の方法かもしれません。
相手のことをじっくり考えられる
対面で告白するのはとても緊張して失敗する可能性もありますが、ワンクッション置いた形で告白する場合は、じっくり相手のことを考えて言いたいことをまとめることができます。
「好きです。付き合ってください」という肝心な言葉も、手紙なら詳しく説明が付け加えられ、相手に気持ちが伝わりやすくなるでしょう。もしデート中に告白するプランなら、よほどよいムードになっていないと告白もスムーズにできない可能性があります。
たとえば口論になってしまった、相手がデートをドタキャンしたなど、突然の事態を回避するためにも対面で告白しないほうがいい場合もあります。
ずっと残る
対面で告白される瞬間は一生記憶に残り、忘れることはないでしょう。しかし手紙なら言葉が文字としてずっと手元に残りますので、思い出にしやすい点がメリットです。
手紙を書く時間を割いてくれたこと、思いを込めて手紙にしてくれたという気持ちはきちんと相手に通じますので、たった一通の告白の手紙でも一生記念として持っていたくなります。手紙はビジネスでも好印象を与えることがあり、相手の人柄やマナーなども見えてきますよね。
緊張せず告白できる
対面で告白しない最大のメリットは、緊張して失敗しない点が挙げられますね。どんなに長い知り合いだとしても、告白する場面はとても緊張しますので、言いたいことが全て言えない場合もあるでしょう。
その点手紙やメールなら、緊張せずに内容を何度も確認して送ることができますので、成功率が低い告白の場合なら尚更有利になりそうです。
対面で告白しないデメリット
告白のシチュエーションは、時代背景の変化により多種多様になってきています。しかし対面で告白しないと次のようなデメリットもあるため、直接会って伝えたほうがいい場合もあります。
返事があやふやになる
手紙やメールだと、相手から返事がくるまで時間がかかることもありますし、もし残念な答えなら相手も気を遣ってなかなか返事してこない可能性もあります。返事があやふやになった時の対処を考えるのは難しく、再度手紙を送るか電話するか、最初からやり直しになることもあります。
リアクションがわからない
対面ならその場で相手のリアクションがわかりますので、はっきり言葉で返事がなくても態度で判断できる場合もあるでしょう。電話も相手の声が聞けるので、なんとなく気持ちはイメージできますが、手紙やメールでは難しくなってしまいます。
業務的に感じる
手紙で告白されると少し業務的で、好意が100%伝わらない可能性があります。また対面で告白しない人は勇気がないのかと思われることもありますので、手紙のよさを選択した意図が通じないこともあるかもしれません。
まとめ
手紙で告白する人は、心理的に相手に対しての気持ちをしっかりわかりやすく伝えたい思いがあるのでしょう。どのような形でも、好きな人から告白されるのはとても嬉しいことなので、もし告白された場合には素直な気持ちを込めて相手にお返事してくださいね。
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