嫌がらせの心理が働く人は迷惑な存在ですが、相手の心の中を知るとなぜそんな態度をとるのか理解できます。
大人になっても、子供のような意地悪や嫌がらせをする人が存在しますよね。もし自分がその対象にされたらとても困るので、どう対処すればよいのか考えておく必要があります。
世の中には色々な人がいますから、自分と同じ価値観で人に接することができない人も。そこで嫌がらせをする人の心理と特徴を理解し、これから上手に対処する方法を考えていきましょう。
また嫌がらせをする人とよい関係を築くコツについて、詳しくご説明していきますね。
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嫌がらせをするのはなぜか?
嫌がらせをする人の心理について見ていきましょう。なにげなくやっている動作や行動には、意外な気持ちが隠されていることがあります。
ストレス発散でしてしまう
ストレス発散方法は人によって異なりますが、中には人に八つ当たりをして発散するタイプがいます。
それこそが、嫌がらせの心理が働く人。イライラしている時は嫌がらせをして、人が困る姿を見て気分をすっきりさせるタイプです。
職場でなんとなく浮いている人は、ストレス発散で周囲の人を不快にするようなことを言う時も。周囲の人に迷惑をかけるような作業をすることもあるでしょう。
本来ならストレス発散は、人に迷惑をかけないですること。ストレスが過剰に溜まっている人は、面と向かって他人に嫌がらせをしてきます。
羨ましくて嫌がらせをする
たとえば誰かが新車を買ったとしましょう。近所でもひと際目立つ、とても素敵な車。自分よりもよい暮らしをしている人には、羨ましい気持ちが湧いてきます。
それはごく自然なことですが、嫌がらせをする心理が働く人は相手に嫌なことを言ってくるでしょう。
「素敵な車ですね」と絶賛する心の余裕がないため「ローンを組んだよね?」「いくらなの?」など、悲観的なコメントも平気で言ってきます。
嫌がらせは、他人を羨ましいと思った時についしてしまうことです。
コミュニケーションが下手
嫌がらせをする人の中には、とても話が上手で自分のペースに上手く巻き込んでしまうタイプがいます。
そのため相手の話に呑まれていき、いつの間にか自分のほうが損してしまう存在に。このようなタイプは、コミュニケーション能力が高いように見えますよね。
しかしその反面、実際は自分の価値観や気持ちが上手く伝えられない欠点を抱えています。でも嫌がらせをする人が意思表示したい時に、タイミングが悪くペースが掴めない場合も。そんな時にイライラして、わざと嫌がらせをしてしまいます。
自分勝手な考えもある嫌がらせをするタイプとは、距離を置くことも必要かもしれません。
頑固な性格のため
対人関係で大切なのは、自分の気持ちを相手に伝えること。でも相手の考えや気持ちも受け入れながら、上手く意思疎通しなければなりません。
嫌がらせをする心理が働く人は、とても頑固な性格をしています。どんな場面であっても、自分の意見を曲げようとはしません。
そのため自分と似た頑固な人には、無理に自分の意見を押しつけて意地悪なことをしてしまうのです。
頑固な人だと、自分が間違ったことを言っていても自覚できません。そして無理に意見を通し、最終的に失敗する場面が多くなります。
価値観を押しつけるような人間関係は、とてもストレスになりますよね。
被害者意識が強い性格
「自分にはできない」「無理だ」と被害者意識が強い人は、無意識に嫌がらせをしてしまいます。
「他人のほうが自分よりも優れている」と思う人は、それをバネにできず劣等感ばかりを覚えているもの。
劣等感を持ち続けると、自然と相手を見下して自分を強くしようとします。その悪いサイクルがあると、嫌がらせにもつながってしまうでしょう。
たとえば「自分のほうが綺麗だ」「お金持ちだ」というはっきりした基準があると、周囲を見た時に劣等感を感じる瞬間がやってきます。
負けたその相手に嫌がらせをして、被害者意識を隠しているのでしょう。
プライドが高い
プライドが高い人は、嫌がらせをする心理が働く傾向にあります。「常に人の注目の的になりたい」「周りよりも上の立場にいたい」と思う人も。
そんな人は自分と対等になりそうな人が現れると、嫌がらせをしてポジションを確保したくなります。
しかしプライドが高い人は、自己満足で決して周囲から高い評価はされていません。付き合いにくいタイプで、プライドをなくさない限りよい関係は築けないかもしれません。
嫌がらせをする人に対してどう接するか
嫌がらせをする人には、相手の心理を考えた上で上手く接するのも対処方法のひとつに。
自分のレベルをアップさせる
嫌がらせの心理はさまざま。しかし最終的な目的は、相手が嫌がらせをできないくらいのレベルの高い自分になることです。
自分自身のレベルが上がれば、相手が望むような反応をしないようになるのです。たとえばモテる人が嫌がらせをされる場面、羨ましい気持ちや劣等感が湧いてしまいつい態度に出てしまうでしょう。
こんな時は相手に負けないようにさらに自分に磨きをかけて異性の視線を集めればよいのです。
必ず自分で行動すること
もし仕返しをしてくれるという人が現れても、丁重にお断りをしましょう。なぜなら人に仕返しを頼むようなことをすると、逆効果の可能性もあるためです。
嫌がらせについて対処する時には、第三者にしてもらわないほうがよいでしょう。自分で相手に対して行動を起こさないと気持ちがすっきりせず、いつまでも心の中のもやもやは残ってしまうでしょう。
嫌がらせを対処するためには他人を頼らず、自分自身で対応の仕方について考えて行動することが必要です。
はっきり相手に気持ちを伝える
嫌がらせの心理が働く人は、相手が困っている姿を見るのを楽しんでいます。また自分のほうが強いと思いこみ、さらに嫌がらせを繰り返してくるケースもあるでしょう。
このような場合は「弱い者」にならずに「そのコメントは失礼じゃないですか」と相手を逆に攻撃してください。
すると一方的にやり込めるはずの相手が急に怖くなり、嫌がらせもストップする可能性もあるでしょう。
自分がされて嫌なことはしない
嫌がらせをする人に仕返しするつもりが、いつの間にか自分も同じジャンルの人になってしまったら意味がありませんよね。
自分がされて嫌なことは、相手にも絶対しないこと。一番の理想は、嫌がらせをされた時の気持ちを相手に知ってもらうことです。
話せるような機会を見つけて、相手のしていることが自分にとってどれほど傷つくことなのかを伝えるようにしてみましょう。
それでも相手の言動が変わらなければ、第三者に間に入ってもらうことも必要になります。
まとめ
嫌がらせの心理は理解できない部分も色々とありますが、誰にでも嫌がらせをしたくなる要素は多少なりとも抱えています。
ネガティブな気持ちを出さないためには精神力を強く持ち、相手の立場になって行動することが必要ですね。
上手に対処するためにはコミュケーションが何よりも重要になりますので、相手の心理状況を考えながら素直に表現するとよいでしょう。
もし自分が努力しても相手の態度が変わらない場合は、友達や信頼できる人に相談することも大切です。
嫌がらせをする人は相手が何もやり返してこないと、いつまでも続けてくる性格の持ち主も存在します。どんな場合も早めに対処することが安心ですね。
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