値段を聞く人の心理が気になったことはありませんか。何でもかんでも人の持ち物に「これ、いくらだった?」「いくら使った?」と質問してくる人。そんな人には共通する心理や性格がありますので、上手に付き合うためにも知っておきたいポイントをチェックしてみましょう。そこで今回は、値段を聞く人の心理について詳しくご紹介していきましょう。
値段を聞く人の心理とはなぜか?
「このバッグ、いくらしたの?」「旅行にはいくらかかった?」など、さりげない会話の中で値段を聞きたがる人がいますよね。心理的には次のような理由が考えられます。
口癖で特別意味はない
「家賃はいくらなの?」「ボーナスはいくらだった?」など、お金に関する質問はとてもデリケートなことです。しかし中には平気で値段を聞く人も。心理的な理由として考えられるのは、コミュニケーションが円滑になるように工夫していることです。
会話がしらけないよう、買い物の話などになるとすぐに値段を聞いて話題を広げようとしているのです。決して悪気はなく、単なる会話の切り口にしているだけ。相手のお財布の中身を知りたい願望はなく、サラッと天気の話をするようなつもりで値段を聞く習慣があります。
機嫌をとっている
値段を聞く人の心理は、相手のご機嫌をとって褒めてあげたいからです。「そんなに高いものを買ったの?」「私には買えないよ」と相手の凄さを褒めて機嫌をとりたいのでしょう。
高い買い物をすると、他人よりも少し上の立場になった気分になりますよね。とくに職場の同僚など、同じ給料をもらっている人よりもお金をたくさん使える立場は、プライドをくすぐられる思いになるのです。
他人が不機嫌な時に笑顔にさせてくれる人のテクニックは学びたいものですよね。上手に値段を聞きながら気分よくさせてくれる人には、つい何でも話したくなるでしょう。
財力を知りたい
値段を聞く人は、心理的に相手の財力を知りたい願望があります。「これ、安かったら買った」「いくらだったの?」という会話の流れ。安いか高いかという感覚は人それぞれで、自分以上に高いものを買える人はお金があるのだと認識します。
値段を聞く人は、普段からお金のことばかり気にするタイプで、お金がないわけではありませんが、自分が得することには飛びついていきます。他人のお金の使い方を知りたくなるのは、心のどこかでお金持ちを探しているのかもしれません。
自分が欲しいものだから
値段を聞く人は、心理的に自分が狙っているものや欲しいものなのでただ情報収集しているつもりです。たとえば友人が泊まったと自慢している高級ホテル。
「1泊いくらかかった?」と値段を質問することもあるでしょう。これはお金があるかどうかよりも、自分も興味があるところなので純粋に知っておきたいのです。
食べ物、旅行、ファッション、あらゆることに興味があり、いざ自分がお金を使う時に参考になるよう、ある程度イメージしておきたいのでしょう。このタイプの人は、物なら値段以外にも使い心地なども色々と質問してくるはずです。
マウントをとりたい
自分の持ち物ややったことについて値段を聞かれると、答えにくいことがありますよね。高そうなものを激安で購入した場合などは、本当のことを伝えるのは躊躇します。
値段を聞く人は、心理的にマウントをとりたいため。プレッシャーを与えて居心地を悪くさせることが目的なのです。高そうに見えても本当は安物、そんなアイテムを見つけるとすかさず持ち主に「これ、いくらだった?」と突っ込んだ質問をしてきます。
マウントをとる人は自信がないことが特徴で、相手に劣等感を抱かせて上から目線になりたいのです。「値段を聞いてどうするの?」と思う人も少なくありません。
マウントをとる人は、ただ自分が相手より劣っていないことを自覚したいためなので、適当な態度でやり過ごしてしまいましょう。
不安を解消したいため
いちいち値段を聞いてくる人は、心理的に不安を解消したいためです。人間は自分が知らないことや経験したことがないことに対して不安を抱くもの。値段を聞く人は、現在何かしらの不安を抱えている可能性があり、値段を知ることで一緒に不安を解消したい思いがあるのです。
何でも知っておきたい人は世の中に存在しますので、自分が欲しいものでなくても参考のために知り、知っている安心感につなげたいのでしょう。
値段を聞かれた時の対処方法
値段を聞かれると、相手の意図を深読みして正直に答えたくないこともありますよね。もし嫌だなと思った時は、次の方法で対処してみましょう。
もらったものだからと伝える
興味本位で値段を聞く人は多いはずですが、人の所有物の値段を聞くのは、マナーとしてはよくないともいわれています。もし違和感のある聞き方をされたら、「もらったものだからわからない」と答えるのも方法です。
値段を聞かれるアイテムは、安いものよりもブランド品のような高級品がよくありますので、どれほど高いのか人は純粋に知りたいだけのこともあるでしょう。「そんなに高いの?」と驚かれるのは複雑な気持ち。そんな時は、プレゼントだったとするのが簡単で無難なかわし方になりそうですね。
正直に答える
値段を聞かれたら、複雑なことは考えずに正直に自分が払った値段を答えるのも方法です。質問してくる人は色々な心理や理由があり、必ずしも悪い意味とは限りません。
正直な答えから話題が広がり、お得な買い物をする方法などを得られることもあるでしょう。何よりも嘘の情報を伝えることに罪悪感を抱く人も多いはずなので、相手がどのような反応をするとしても、正直に「お金を貯めて買ったの」と購入にいたるエピソードもプラスしておきましょう。
相手の反応を見て考える
値段を答えた時に「高すぎだよ」「そんな安い値段だと偽物かもよ」「どうしてそんなにお金があるの?」など、少し引っかかる反応をする人には上手くはぐらかしましょう。
値段よりも手に入れることが目的だったから…と言ってしまえば、相手も黙るかもしれません。ネガティブな反応をする人には真面目に答える必要はなく、あり得ないような値段でごまかすことも。
値段を教えて嫌な思いをしたら、二度とその人とはお金の話はしないと今後の教訓にしておきましょう。
安く伝える
値段を聞く人は、心理的に相手と自分の財力を比較したい思いもありますので、思ったよりも安いものなら、自分のほうが上だと納得して去っていきます。高い買い物を自慢する人も世の中にはたくさんいますので、自分が不利になる印象を与えないためにも、実際より安く値段を伝えることも方法ですね。
自慢しないこと
値段を聞かれた時に注意したいポイントは「自慢」しないことです。お金に関する話題は、そのつもりでなくても他人には自慢に聞こえてしまうことがあります。
「こんなブランド、安いよ」のように見栄を張った態度は避けましょう。それよりも「ずっとボーナスを貯めて買ったの」など、高いものならずっと我慢していたことなども伝えると、正直に値段を言っても嫌味にはならないでしょう。
まとめ
値段を聞く人は、心理的にライバル意識を持っている場合やただ興味があるだけなど、さまざまな理由があります。逆に人の持ち物やライフスタイルなどで金銭的なことに興味を持ってしまう場合も。
この時はストレートに質問するよりも、それとなく会話の流れで相手から値段を言えるような雰囲気に持っていくのが理想的です。機会があればぜひチャレンジしてみてくださいね。
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