後から文句を言う人の心理と性格の特徴・対処で困った時のコツはある?

行動心理

後から文句を言う人の心理は、理解したくても難しいことがありますよね。言いたいことがあるなら最初に言ってほしいと思うのが、一般的な人の考え方。

しかし物ごとが終わった後から、必ず愚痴や文句を言ってくる人がいます。そんな場面で怒らずに上手く対応できるのかと困っている人に、接し方を詳しくご説明しましょう。

相手が恋人の場合は、さらに相手の心理状態を意識すると、上手くその場を回避できるのです。

 

後から文句を言う人の心理状況とは?

後から文句を言う人の心理と性格の特徴・対処で困った時のコツはある?後から文句を言う人とは、些細なことでも口喧嘩になりやすく、何か物ごとを決める時もつい相手の考え方を意識してしまいますよね。では後から文句を言う人とは、心理的にどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

 

本音と建て前を分ける

たとえば彼女とデートプランを決める時、彼女が行きたい水族館に決定したはずなのに、当日になって彼氏が「水族館は面白くない」などと文句や愚痴をこぼしてくる場面があります。

「なぜあの時に言ってくれなかったの?」と嫌な気持ちになる瞬間ですが、後から文句を言う人は、心理的に本音と建て前を分けて使っているためなのです。

彼女の気持ちを優先してあげる優しさがありながらも、ふとした時に本音が出てしまうこと。本音と建て前を上手く共存させたいのですが、素直な自分もいるため、ぎくしゃくした雰囲気になっているのです。

 

プライドが高い

後から文句を言う人は心理的にプライドが高く、自尊心の強さを相手にアピールしたがります。たとえば友人と約束する時、相手が行き先や時間などを全て決めて連絡してきたとしましょう。

一方的に他人の意見に振り回されるのが嫌いな人は、そんな人に対して過剰な態度になることも珍しくありません。約束の日に相手を攻撃するように後から文句を言い、「どうしてこの店を選んだの?」など、気に入らないことをどんどん指摘してきます。

 

ストレスが溜まっている

後から文句を言う人は、心理的にストレスを発散させたい願望が強く、些細なことでも文句を言って自分のイライラを放出しています。ストレスが溜まっていると、特定のことに文句を言うよりも、目につく全てのことが面白くなく感じる状態。

そのため他人の服装、歩き方、自分の生活スタイルなど、あらゆるところに愚痴こぼしの理由を見つけています。気分屋なところもあるので、ストレスが発散できた後はがらりと気分を変えて楽しく過ごすでしょう。

 

行動力がない

「文句を言うならもっと先に言ってほしかった…」という場面は、誰しも経験があるのではないでしょうか。後から文句を言う人は、心理的に自分の行動に自信が持てないためで、その弱点をカバーするために文句ばかり言ってしまいます。

文句を言うだけで行動力がないタイプともいえるでしょう。物ごとを決める時に他人に決断させて、自分は責任を負いたくないのです。そんな気持ちがどこかにあるため、他人の行動をフィードバックする習慣があり、自分が行動せず文句を言って周囲を変えたい気持ちも。「文句を言う暇があれば自分がやってしまうべき」とは決して考えないでしょう。

 

承認欲求が強い人

文句を言うというアクションは、相手を否定したり攻撃したりするためというイメージがありますが、逆の視点から考えると承認欲求を満たすために他人に文句を言う人も決して少なくありません。

自分が正しいということを相手に理解させるため、文句や愚痴でアピールしています。「そうすればよかったよ」と、相手が自分の意見に賛同すると満足感を得られるのでしょう。

このタイプの人は、仲間がミスをして失敗した場合、励ましてあげるよりも間違いを明確にして、自分は悪くないとまず周囲に伝えるはずです。

 

自分の価値観を一方的に伝えたい

後から文句を言う人は、心理的に自分の価値観が正しいと思っているところがあり、物ごとを進めて上手くいかない時に「やっぱりそうだ」と言わんばかりの態度になります。

このタイプの人は、自分の価値観を相手に押しつける傾向がありますので、気に入らないことがあるとすぐにネガティブな態度になることも少なくありません。

自分の考え方は絶対に間違いないと自信を持っているため、気になることがあると物ごとの始まりでも後でも、一言相手に言っておきたくなるのです。

 

ネガティブ思考

後から文句を言う人は、基本的にネガティブ思考が共通していますので、自分では「文句」を言っているとは思っていません。あまりにも習慣的にネガティブな発言をしているため慣れてしまい、どんどんエスカレートすることも。

物ごとや他人を見た時、まず悪いところに目がいってしまうタイプなのでしょう。長所を発見する方法がわからなくなっているので、次第に人間関係でも上手くいかないことが増えてしまいます。

どんなに快適な場所にいても文句を言う人なので、考え方を変えない限り充実した日々を送ることは困難かもしれません。

 

文句を言う人の対処について

後から文句を言う人の心理と性格の特徴・対処で困った時のコツはある?他人のせいにしたい愚痴こぼしが好きな人は、一緒にいるだけで雰囲気が悪く、貴重な時間が台無しになってしまう例も。後から文句を言う人のことは心理背景を考えて、困った時は次のような態度で接してみましょう。逆に絆が深まることもあるかもしれません。

 

先に言わないほうが悪いと教える

後から文句を言う人の対処は、感情的になってしまうとさらにシチュエーションが乱れてしまう可能性がありますので、まずは冷静になるよう心がけてくださいね。

そして文句を言う人には、今更指摘されても物ごとは変わらないということを教えてあげましょう。たとえば後から文句を言ってくる彼氏。

「約束した時に言わないほうが悪いよ」と優しく教えたいですね。後から文句を言う人は、常に自分が認められる環境にいるという意識が強いため、世の中には文句を言っても否定する人もいると知ってもらうことが対処策になります。

 

言い方を変えてもらう

文句や愚痴と思うような表現方法だと、たとえ正しい内容でも素直に聞き入れたくないですよね。後から文句を言う人には、言い方を変えてもらうことも方法のひとつです。

「こんな時間を選ぶから店が混むんだよ」と文句を言う恋人。ネガティブな表現はいつまでも引きずりますので、そんな場面は「今度は時間を変えればいいってこと?」と、逆にポジティブな表現で質問することも方法です。

何度言ってもわからない人には、「もっとやんわりした言い方にしてくれない?」と、冗談っぽく自分の気持ちを伝えることもよいかもしれません。

 

選択させる

後から文句を言う人の対処方法で上手くいくのは、最初に物ごとを決める時や実践する際に、相手に全て任せることです。文句を言われたくないので「決めて」と相手にお任せすれば、失敗した時に自分が責任をとる必要はありません。

後から文句を言う人は、相手の立場になって考えられない部分もありますので、逆に自分が決断する役になれば慎重に物ごとを見る力がつくかもしれません。

後から文句を言われることがどれほど嫌か、そんな体験をしてみると人の心がわかるでしょう。

 

聞き流す

何をしても愚痴こぼし、文句が止まらない人は、頑固なネガティブ思考なのでしょう。そんな人は何を言っても前向きに捉えることはありませんので、無理によい関係に変えようとするよりも、相手が満足する状態で放置しておくことも方法です。

文句ばかり言う人に対処して心を乱されるのはとても疲れること。反対の意見を述べたり、同調してお互いに納得したりするのは時間がかかり、さらなるストレスになるでしょう。

世の中にはこんなネガティブな人もいると思い、文句を言い始めたら「また始まった」と思いながら聞き流してしまうことも方法です。

 

まとめ

後から文句を言う人は、心理的に不安な部分を隠しているのかもしれません。本音で語ってくれるのはよいのですが、多少のマナーは必要といえるでしょう。

 

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