携帯ばかりいじる旦那の心理に対しては、妻として腹が立ったり不安になったりすることもありますよね。
でも気持ちや考えを理解することで、穏やかなやりとりができるようになる場合もあるでしょう。
では今回は、携帯ばかりいじる旦那の心理について詳しくお伝えしていきますので、今後のやりとりに役立ててみてください。
携帯ばかりいじる旦那の心理
携帯ばかりいじる旦那の行動の裏には、様々な心理的要因が隠されています。単なる習慣ではなく、現実逃避やストレス、コミュニケーションの不足などが影響していることが多いでしょう。では、こちらの内容から詳しく見ていきましょう。
現実逃避とストレスからの解放を求めている
携帯ばかりいじる旦那には、仕事や家庭内の人間関係、将来への不安など、現実世界で抱えるストレスやプレッシャーから一時的に逃れたいという心理が強く働いています。
携帯の画面の中は、相手にとってコントロール可能な「自分の世界」でしょう。SNSやゲーム、ニュースの閲覧は、意識を現実の問題から逸らし、手軽に満足感や達成感を得るための手段となります。
妻や子どもの要求に応えることや、家庭内の役割から解放され、思考を停止したいという欲求の表れでしょう。
「居場所がない」と感じる居心地の悪さ
家庭内での自分の役割や居場所が曖昧なものであったり、妻や子どもとの適切なコミュニケーションが取れていないと感じていたりする場合に、携帯に依存しやすくなります。
妻から話しかけられても会話が弾まない、家事や育児の話題についていけないなど、家庭内での疎外感を覚えているでしょう。
携帯をいじっている間は、会話や関わりを持つ必要がないため、男性にとって最も手軽で安全な「居場所」となります。
携帯をいじることで、「自分は忙しい」「干渉しないでほしい」という無言の壁を作り、孤立を選ぶことで精神的な安定を図ろうとしているでしょう。
自己肯定感の低さと承認欲求の充足
仕事や家庭で十分な評価や感謝を得られていないと感じている場合、携帯を通じて手軽に承認欲求を満たそうとします。
SNSでの「いいね」やコメント、オンラインゲームでの勝利やランキング、匿名掲示板での情報発信などが、失われた自己肯定感を一時的に回復させる手段となるでしょう。
妻からのねぎらいや感謝が不足していると感じていると、外部からの「あなたを認めている」というメッセージを無意識に求めてしまいます。
マルチタスク型ではなく「注意の切り替え」ができない
携帯操作を中断して、現実の会話や作業に戻る「注意の切り替え」に苦手意識を持っています、あるいは、習慣的にその能力が低下している状態でしょう。
携帯をいじる行動は、「集中力が持続しない」「すぐに刺激を求める」ということから来ている可能性があります。
特にゲームやSNSに集中している時は、ドーパミンが分泌されやすく、やめることが難しくなるでしょう。
妻から話しかけられたり頼み事をされたりしても、目の前の情報処理を中断したくないという抵抗感から、すぐに携帯を離すことができません。
情報の探索と自己学習への強い欲求
仕事や趣味に関する情報を常にアップデートしたいという欲求が強く、携帯を「知のツール」として手放せなくなっている状態です。
ニュース、株価、専門分野の情報、趣味のコミュニティのチェックなど、「遅れを取りたくない」という焦りや「成長し続けたい」という向上心から携帯をいじり続けていることがあるでしょう。
妻との会話中や家事の合間も惜しんで情報を得ようとし、家庭内のコミュニケーションよりも情報収集を優先してしまいます。
携帯ばかりいじる心理になる旦那の特徴
携帯ばかりいじる心理になりやすい旦那には、内面的な不安や外的な環境に起因するいくつかの共通する特徴が見られます。では、こちらの内容を詳しくお伝えしていきましょう。
完璧主義で失敗を恐れる傾向が強い
仕事や家庭内で「完璧でなければならない」という強いプレッシャーを自身に課しています。現実でコントロールできない状況や、小さな失敗から目を背けたい心理があるでしょう。
現実の課題(夫婦間の未解決の問題、子どもの教育など)に向き合うよりも、携帯の中で達成感や成功体験(ゲームのレベルアップ、SNSでの「いいね」獲得など)を手軽に得ようとします。
携帯は失敗が少なくてやり直しが利く「安全な逃げ場」であり、現実のプレッシャーから心を休ませるための手段になっているでしょう。
自己肯定感が低く外部からの承認を強く求める
自分自身の価値や存在意義に自信が持てず、他者からの継続的な承認や評価がなければ、不安を感じやすい傾向があります。
妻や家庭からの愛情表現や感謝が不足していると感じると、SNSの反応やオンラインコミュニティで「認められたい」という欲求を満たそうとするでしょう。
携帯は、手軽に、そして迅速に自己肯定感を回復させるツールです。リアルな人間関係で深いコミュニケーションを取るよりも、浅くても広範囲な承認を得られるデジタルな世界に居場所を見出すでしょう。
内向的で対面でのコミュニケーションに苦手意識がある
自分の意見や感情を対面でストレートに表現することに抵抗やストレスを感じやすく、非対面のデジタルな交流を好みます。
夫婦間のデリケートな話題や、議論が必要な状況に直面すると、携帯の世界に逃げ込むことで衝突を回避しようとするでしょう。
携帯の操作は、口を開かずに済む「無言の壁」として機能します。対面でのコミュニケーションは複雑でエネルギーを使うため、自分のペースで発信・受信ができるデジタルな世界の方が、遥かに居心地がよいと感じているでしょう。
仕事のプレッシャーや責任がとても重い
仕事内容が高度であったり、責任が重すぎたりすることで、頭を空にしてリセットする時間が極端に必要だと感じています。
携帯をいじることは、仕事に関する思考から意識的に離脱するための手段でしょう。特に情報収集やニュースのチェックは、仕事の続きのように見えても、脳を別の情報で占有し、メインのストレス源から注意を逸らす手段となる場合があります。
帰宅後や食事中など、本来はリラックスすべき時間も携帯から離れられない場合、脳が完全にオフになることを拒否していると言えるでしょう。
携帯ばかりいじる旦那との接し方
携帯ばかりいじる旦那との接し方は、頭ごなしに批判するのではなく、相手の心理的な背景を理解しつつ段階的にコミュニケーションの質を高めていくことが重要です。では、こちらの内容を詳しくご説明していきましょう。
非難ではなく「共感」から入る
相手を非難するのではなく、「何かストレスがあるのではないか」と心理的な状況に寄り添い、対話のきっかけを作ることが大切です。
携帯をいじっていない、リラックスしているタイミングで「最近忙しそうで、疲れているんじゃないかな?」と優しく声をかけるとよいですね。
「携帯ばかり見て寂しい」という自分の感情を伝える前に「もしかして、何か悩みがあるの?」と相手の不安やストレスを先に引き出そうと努めましょう。
感謝と承認を意識的に伝えて家庭内の居場所を作る
彼が携帯で外部からの承認を求めなくても済むように、家庭内で彼の存在価値を認め、感謝の気持ちを意識的に伝えましょう。
家事や子育てで彼が何かをしてくれたら、その行動を具体的に褒め、感謝しましょう。「ゴミ出しありがとう」だけでなく「あなたがしてくれたから、私は別のことに集中できたよ」と貢献度を伝える方法があります。
彼の仕事や努力をねぎらう言葉をかける機会を増やし、「家族のために頑張ってくれてありがとう」とストレートに伝えましょう。
携帯が不要な共通の体験を提案して楽しさを再認識させる
携帯をいじる暇がないほど夢中になれる、夫婦共通の活動を提案し、携帯がない状態での楽しさや充実感を再認識させましょう。
例えば携帯操作が物理的に不可能なハイキング、サイクリング、スポーツ観戦などを提案する方法があります。
携帯を通さないリアルなコミュニケーションや喜びが、デジタルな満足感よりも価値があることを体感してもらい、関係性の改善につなげます。
携帯ばかりいじる旦那の心理を理解するには話す機会を増やすこと!
携帯ばかりいじる旦那の姿を見ると、イライラしたり不安を感じたりする時もありますよね。でもできれば穏やかな気持ちで接するようにして、相手の内面を理解することが、夫婦間の信頼関係を築くためには必要でしょう。
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