泣きたい心理になるのは、悲しいことだけが原因ではありません。涙を流すのはさまざまなシチュエーションがあり、明確な理由がなくても心理的に泣きたい時もあります。
泣く理由は、人それぞれ違って当然。感情だけでなく心理が関係する場合について、今回は詳しくご解説していきましょう。最近泣きたいことが増えたという人は、心理背景を合わせて考えるとよいですね。
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泣きたい時の心理背景にあるもの
泣くという感情表現はネガティブで、できれば涙は人前で見せたくないと思う人もいます。しかし時には深層心理が影響して、どうしても泣きたい感情を抑えられない場合もあります。
感情的になりやすい時期だから
泣く行為は男性よりも、女性のほうが多いといわれています。悲しい失恋の話、可哀想な話などでもらい泣きする女性は多いですよね。
泣きたい時の心理で考えられるのは、時期的に安定できないため。自律神経の働きが不安定になっている可能性もあり、イライラするなど感情的になってしまうかもしれません。
通常なら我慢できる瞬間でも、敏感になっているとすぐに涙が出るなど。そんな自分自身の状態を理解すると、自分が泣きやすい理由も把握できるでしょう。
疲れているため
赤ちゃんが眠くなると機嫌が悪くなり、泣くのは自然な感情表現。大人も赤ちゃんと同じく、疲労が溜まると泣きたい心理になります。
たとえば仕事が忙しくて睡眠時間が減っている時期や、恋愛トラブルが悩みになり夜ぐっすり眠れない時など。心身共に疲労が重なると、マイナス的な思考になる可能性もあります。
そのため楽しい場面でも悲観的に理解してしまうので、泣きたい時の心理になる場合もあります。泣くのは悲しい時だけではありませんが、疲れている人は涙を流しやすいといえるでしょう。
ストレスのため
悲しい時や嬉しい時など、さまざまな場面に涙腺が刺激されて涙が出てきますよね。これはストレスが関係している場合もあるようです。
なぜストレスが涙と関係しているかはわかっていませんが、涙を流すことでストレスの原因が和らぐ効果が期待できます。ストレスは色々なところからやってきますので、発散するために感情が解決してくれるケースもあります。
思い切り泣いた後に、気分がすっきりとするのはそのためかもしれません。ストレスのない世界はありませんが、ストレスと上手に付き合う方法は数えきれないほど存在します。
マイナス思考になっている
泣きたい時の心理背景は、その前後の出来事が関係したり、もともと涙もろい性格だったりする人もいますよね。しかし理由や原因がなく、泣きたい時の心理になるのは、マイナス思考になっている可能性もあります。
マイナス思考になると、些細なことでも泣きやすくなる場合もあるでしょう。綺麗な景色を見ても感動しない場合や、可愛らしい動物を見ても触りたい衝動が湧かないなど。
ずっとこのようなマイナス思考や感情が続く場合は、泣くことにより状態が改善される可能性もあるのです。
泣きたくなる瞬間とは?
幸せな時なら、きっと涙は出ないはず。しかし嬉し涙をする場面がたまにあるように、悲しい時以外にも涙を流すケースがあります。ではよくある泣きたい場面について見ていきましょう。
悪い出来事が重なる時
家族との間にトラブルが起こった、友人と喧嘩をしてしまったなど、悪い出来事がひとつあるとなぜか連鎖反応で次々と重なっていきます。
こんな場合に「なぜ自分だけが…」と悲しくなり、泣きたい時の心理が働いてしまうでしょう。辛い時期は感情を抑えるエネルギーもなく、些細なことで大泣きする可能性があります。
恋愛のトラブル
女性が泣く場面で多いのが恋愛関係。彼氏と泣きながら喧嘩したり、失恋してしばらく泣く生活が続いたりする場合。恋愛している人はすでに感傷的になっているので、思うように幸せにならないと悲しくなり涙が出てしまいます。逆にプロポーズされて、嬉しくて泣いてしまう場合もあるでしょう。
悲しい映画や音楽で泣く
映画や音楽は自分が登場人物になりきってしまい、感情移入します。可哀想なストーリーで大泣きしながら映画を観た経験は、多くの人があるかもしれません。
音楽も過去を思い出し、その時の感情が蘇って泣きたくなる場合がありますよね。大好きだった人がよく聴いていた音楽。お店のBGMで流れ、涙をこらえる時もあります。
気分がすっきりとする泣き方のコツ
泣くと気分がすっきりとするけれど、時と場所を選ばずにどこでも泣けるわけではありません。泣きたい時の心理になったら次のポイントを考えて、すっきりとする泣き方を工夫してみましょう。
泣きたい時は我慢しない
泣きたい時の心理は、恋人と上手くいかない場合であったり、最近よい出来事がなかったり、心当たりがある場合が多いでしょう。
ふっと泣きたい心理になったら、我慢はしないようにすること。人間は涙を流すとストレス発散できるといわれていますので、涙を我慢するとさらにストレスになる可能性があります。
泣きたい気持ちになるのは、自然と体が嫌なものを放出したいと考えているサインなのでしょう。科学的にも泣くのは、人間にとってメリットが期待できるといわれていますので、もやもやしてしまった時は思い切り泣いてスッキリしてください。
悪い泣き方をしないようにする
泣き方には、色々なパターンがあるといえるでしょう。ストレスを抱えている時は、他者にその痛みを押しつけるような泣き方は、なるべくしないほうがよい場合があります。
たとえば仕事でミスをして、上司に叱られる場面。周りに聞こえるようにその場で泣くのは、逆に周囲を不快にしてストレスを与えてしまいます。
怒りや悲しみなどの負の感情表現は、できれば人前では避けたいもの。職場のように周囲がいるところで泣きたくなったら、一人になれるところで泣くようにしましょう。
我慢しながら泣く姿は逆に人に感動を与え、もっと周りが癒してくれるかもしれません。子供が欲しいものを手に入れるために、人通りの多いところで泣き叫ぶような態度では、結果的に気分はすっきりしないのです。
辛い思い出を考える
理由もなく、涙を流したくなるケースがあります。そんな時に思い切り泣いて気分のもやもやを解消するなら、過去の辛い出来事を思い出しその時の気分を振り返ってください。
たとえば彼氏と別れた時、最後に会った瞬間を思い出し、家にて一人で泣いたことを考えてください。または親友と揉めてしまい、とても辛かった出来事など。
その時の風景や自分の思いと一緒に、感じたことを再び体験するのです。記憶と感情を一緒に覚えておくと、いつか引き出す時に楽になります。
お風呂場で泣く
一人で感情をそのまま出せるのはお風呂場。寝る前、布団の中でしくしくと泣く場面もあるかもしれませんが、お風呂場は辛い感情も一緒に流してくれる場所でもあります。
そしてお風呂の時間は、ゆったりと考えごとをするよいタイミングですよね。そこで辛い悩みを思い出し、我慢せずそのまま感情に出してください。
人前で泣くのは恥ずかしいと感じる人は、周囲の目を意識すると逆に緊張して泣けないものです。お風呂なら完全にプライベートで、自分の泣き声で気分も体もすっきりするでしょう。
まとめ
泣きたい時の心理は自分の気持ちに素直になり、思いのまま感情表現するとよいのかもしれません。涙にはストレスや辛い気持ちなど、色々なものが含まれているので、泣きたいと体がサインを送ってきた時は思い切り涙を流しましょう。
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