顔を隠す時の心理には、何かしらの理由が隠されているのかもしれません。癖だという人もいれば、何か心理的な理由によって隠したがる場合も。
相手の仕草は、視界に入りやすくて不思議ですね。頻繁に顔を隠す仕草から、心理状態が見えてくるでしょう。深い意味がありそうな仕草ですが、理解するには相手の気持ちを知ることが大切。今回は、顔を隠す仕草から見える深層心理を見ていきましょう。
見られるのが苦手
目が合ったり視線を感じたりすると、慌てて顔を隠す心理に。見られることに慣れておらず、反射的に顔を隠す行動をとるでしょう。
周囲からどう見られているのかが気になると、心理的に落ち着かなくなるものです。とくにコンプレックスを抱えている場合は、敏感に意識してしまうでしょう。
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悪いイメージに受け止める
顔を隠す心理が働く人は、物事をネガティブに考える傾向があります。会話の最中でも「見られている」と感じた瞬間に、悪い方向へと考える人もいるはず。
プラスに考えられず、自分のマイナスな面ばかりが頭をよぎるのです。「顔を見られたくない」と、顔を覆うように隠すことがあるでしょう。
どちらかというと内向的な性格なので、感情を外に出すのが苦手です。嫌がっている雰囲気を感じた時は、目線を外すと安心してくれるでしょう。
恥ずかしい気持ちがある
恥ずかしそうに顔を隠す心理には、照れ隠しの意味が込められています。人に見つめられると意識してしまい、顔を隠す仕草をするでしょう。顔が次第に赤くなって、隠したい気持ちになる場合も。
人に見られるのが苦手ですが、周りを意識しすぎてしまう顔を隠す人。「顔を隠す仕草を見られた」と思い込んで、恥ずかしくなる人もいるでしょう。でも視線に気づき顔を隠す姿を見て、周囲が癒される場合もあるのです。
安心するから
顔を隠す心理には、安心感が欲しい時に当てはまる場合も。心を落ち着かせ、ホッとした気持ちになりたい時もあるでしょう。そこで自分の顔に触れると、ソワソワした感情から冷静になれる人も。
一人でいる時にホッとしたいと感じたら、顔を隠す仕草をすると心理的にリラックスします。心を包み込むような感覚で、優しい気持ちになれるでしょう。
緊張している
緊張して視界を妨げたくなるのは、顔を隠す心理からきています。緊張した状態でいると、無意識に安心できる動作を行う場合も。心理的にも落ち着くので、気持ちの切り替えにつながり冷静になるでしょう。
緊張していると頭の中が真っ白になり、急に不安になる人もいます。顔を隠すことは自分自身を落ち着かせる方法として、後押しするパワーになるでしょう。
緊張しなくなってくると、相手に対してリラックスできるようになるため、顔を隠さなくなるケースは多いのです。
寂しさを抱えている
寂しいと感じると、顔を隠すことがありますよね。肌寒い季節や人恋しい気分になった時は、ホッとしたい心理状態になります。顔を隠すことで得られる温もりを感じ、寂しさから解放されることも。
やりきれない思いが少しずつほぐれていき、救われた気分になるでしょう。落ち着ける状態を作り出すために、無意識に行うことが多く癖になっている人も。
驚きを隠している
予想外の出来事に遭遇すると、思わず顔を隠す心理に。びっくりしてしまうと、自分の身を隠したい心境になりますよね。
たとえばホラー映画を観ている時や、お化け屋敷にいる時。怖さに驚いて、慌てて顔を隠す状況になる時も。驚くと、とっさに顔に手を伸ばす仕草をする時もあるでしょう。
また思いがけない嬉しい出来事には、表情が緩んでいつもの印象とかけ離れてしまう可能性も。いきなりの出来事なので、素の様子を見られる状況なのです。
涙を見せたくない
思いもよらない出来事が起こり、驚いて涙があふれることもあるでしょう。しかしそういった様子は、できれば誰にも見られたくないもの。涙を見せないために、顔を隠す心理が働くこともあります。
突然の喜びや悲しみを感じると、涙が自然に流れてくる時があります。こういう時は頭の中が混乱しているので、落ち着くまでは人に顔を見られたくないと考える人もいるでしょう。
涙を見せると、周囲の驚く様子が想像できますよね。周りを驚かせないために表情を見せないで、気づかせない工夫をしている人も。
気まずくて顔を合わせられない
知り合いに見られたくない状況では、顔を隠す心理が働き自分の身を守ろうとします。周囲に気づかれることだけは、何があっても避けたいと考えている可能性も。
相手の動きを見ながら動くようにするのですが、ぎこちなさで気づかれてしまう場合もあるでしょう。浮気現場や、街中で苦手な上司に出会った瞬間など。
会いたくない人に出会ってしまった時は、気づかれないように通り過ぎたいという思いが強くなります。気まずい状況は、人目を避けたくなる心理が強く態度に表れやすいでしょう。
かまって欲しい
かまって欲しいと声をかけてもらいたくて、顔を隠す時の心理が働きます。はっきりと言葉で言ってくれればいいのですが、かまって欲しいという仕草や態度で感じ取ってもらいたいのでしょう。相手にしないと、更にアピールしてくる可能性も。
かまって欲しい仕草を見せる前に、こちらからアクションを起こすのがコツです。人に甘えたい性格の場合がありますので、おおらかな心で接するのが望ましいでしょう。
周りが羨ましい
周囲が楽しそうにしている様子を横目で見ると、かまってもらいたくて顔を隠す心理に。とても羨ましく映り、自分もその輪に入って楽しみたい思いが表れるのでしょう。
羨ましく感じると孤独な気持ちになり、周囲にかまってもらいたい心境に。周りの視線を自分へ向けたくて、羨ましい存在になりたいと思うようになるのでしょう。
気を引くために、オーバーなリアクションをする人もいます。心配してもらえると嬉しくなり、表情まで明るくなるでしょう。自己中心的な態度に見えますが、かまってもらえるまでは一生懸命です。
話を聞いてもらいたい
落ち込んだ時は、誰かに話を聞いてもらいたくなるものです。気づいてもらいたいけれど、自分から言い出せなくて顔を隠す人も。心理的なもどかしさから、かまって欲しい気持ちが表れるのでしょう。
思い詰めた雰囲気が周囲にも伝わりますが、気まずい空気を感じて聞き出しにくい場合も。話を聞いてもらいたいと素直に言えれば楽なのですが、言えない弱さが隠されています。
話したい雰囲気を感じた時は、こちらから話しやすい状況を作り出して、心の奥に隠れた本音を聞いてあげたいですね。
まとめ
顔を隠す時の心理は、感情を悟られたくない気持ちが随所に込められています。表情が見えないので、相手の感情を知るのは難しいもの。
しかし、落ち着かない動きや発言によって、相手の気持ちを解釈することが可能になります。表情を隠すのは、癖もありますが理由がある場合が多いでしょう。
人前で顔を隠すのは、印象が悪くなり周囲との間に壁を作る時も。気持ちのリセットとして行うケースもありますが、わかりやすいように隠すのはこちらに向けた意思表示です。
気がつかないふりをすると、相手を感情的にさせてしまうこともあるでしょう。相手の気持ちや状態に早めに気づくことが、良好な関係へとつながるのです。相手と適度な距離を保ちながら、心の奥の思いを感じ取っていきたいですね。
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