告白した後の人の心理は、どうなっているのでしょうか。とても大きなプロジェクトを終えたような、特別な気持ちがあるかもしれません。
告白された側は、相手に今までは抱かなかった思いが湧いてきて、自然と気になる存在になることもよくあります。なぜ人は、自分に告白してくれた人によい印象を抱くのか、また告白後の心理についてもご説明していきましょう。
告白した後の心理について
告白した後の心理は、色々なことが頭の中にあり、何も手につかないかもしれません。相手のことを考える時間が多くなり、今後どうなるか、嬉しい不安もあるはず。では告白した後の心理状況について、詳しく見ていきましょう。
達成感がある
告白した後の人の心理は、やっとひと仕事を終えたような達成感があります。好きな人に気持ちを伝えるのは、なりたい自分像をイメージしながら、実は目標設定しているようなこと。
付き合うかどうかよりも、まずは気持ちを伝えることがゴールになっています。最初のゴールを達成するために、投げ出さず必死に努力を続けていたでしょう。
たとえば性格が大人しい人が、好きな人に勇気を出して告白するような場面。人に話しかけることすら大変なのに、告白するというのは相当高い目標設定ですよね。
しかしそれを成し遂げた時の喜びは大きく、告白した後は心理的に自分が成長したように思うはずです。
不安になる
告白した後は心理的に不安になっていますので、相手の何気ない言動で心が乱されやすくなっています。告白した後はもう取り返しがつかず、今までとは違った距離感が生まれているでしょう。
違った関係は不安を招き、告白をきっかけに嫌われないよう、もっと相手を意識してしまうことも。相手が自分の気持ちを知らない時のほうが、もしかしたら付き合いやすかったかもしれないと思う場合もあります。
答えがよいものになるかどうか、常に相手の雰囲気が気になり、些細なことでも不安や悩みにつながっている状態です。
気まずい
告白した後、心理的に気まずい気持ちになることはよくありますよね。自分の気持ちを知ってもらうことがなぜ気まずいのか、それは告白後にネガティブな結果を考えてしまうため。
今までは失敗のリスクを恐れて、告白をずっと避けてきたかもしれませんが、何かのきっかけで告白する勇気が湧いてきたのでしょう。
誰しも両想いになりたい願望があるので告白するはずですが、その後にやってくる気まずい関係まで想定することはないかもしれません。
場合によっては、告白した相手から避けられるようになる場合もあり、急にぎくしゃくして気まずい思いをする可能性もあるのです。
特別扱いしてほしい
告白した後は、心理的に自分の存在をもっと意識してほしい願望が湧いてきます。たとえば友人のように気軽に付き合っていた人に告白した場合、他の人とは違う位置付けにある自分を特別に見てほしいと思うのです。
自分の気持ちを知ってもらった以上は、もっと一緒にいたいと感じたり、好意を積極的にアピールしたりしたくなります。そんな風に思って当たり前だと感じると、今までとは違った積極的な態度で接するようになるかもしれません。
後悔している
告白した後は相手のことをもっと考えるようになり、いつも胸がドキドキと高鳴っているでしょう。返事をもらっていなくても、なんとなく恋愛関係がスタートしたような不思議な気持ちに。
しかし告白した相手がその後突然態度を変えたり、他の人と仲良くしていたりする姿を見ると、自分の決断が間違いだったと不安を抱きます。
告白して全てが終わったわけではなく、大切なのはその後の態度や行動。脈ありのはずなのに読みが間違っていたという時は、告白せずに今まで通りに付き合っていればよかったと後悔するかもしれません。
告白してくれた人を好きになる理由はなぜか?
あまり興味がなかった人から熱意のあるプロポーズをされて、思いきって付き合うことにしたという話を聞きますよね。告白された後に特別な感情が湧き、そこまで好きではなかった人を好きになるという現象があります。
なぜ告白した後は人間心理がそのように動くのか、気になる理由を見ていきましょう。
仲良くしたい願望がある
人間は自分に好意を寄せる人に対して、できるだけ仲良くしたいという気持ちが強くなります。基本的に周囲と上手く付き合いたいという思いは、レベルが違うにしても、誰しも持っているもの。
「告白」という自分をターゲットにされた行為は、さらにこの願望が強くなり、あまり意識しなかった相手でも仲良くなりたいと心の底から感じるようになるのです。
興味が湧くから
自分の長所や短所をある程度わかっているという人もいますが、とくに長所を理解してくれる人には、思わず心を許したくなりますよね。
告白された後に相手を特別視する理由は、自分に興味を示す人間に逆に興味が湧くためなのです。どのようなところを好きになってくれたのか、長所や魅力をどう理解してくれているのか、相手の頭の中まで知りたくなる状態。
意外な人から告白されて、その場ですぐOKの返事をする人はあまりいないでしょう。しばらく考えてから、相手への気持ちを判断しますよね。
考えている時間が増えるほど、どんどん興味が湧いてきて愛情へと変わることもあるのです。
好意の返報性のため
告白してくれた人を好きになるのは、「好意の返報性」と呼ばれる人間の心理が関係しています。私たちは他人から好意を示された時にありがたく感じ、同じようにお返しをしたくなる心理作用があるようです。
食事をご馳走してくれた人に、お返しとしてお菓子を贈るようなこと。好意の返報性は、人間関係をよりよく変えるためのコツのひとつ。
告白は自分の思いを込めた行為なので、逆に自分の気持ちも示したくなります。告白してくれてありがとうという思いがどこかに残っているため、興味のない相手でも特別に見えるようになるのです。
意外な相手から告白された時の対処
好きな人から告白されたら、迷うことなくその場で返事ができるかもしれませんが、想定してもいない人から告白されると、正直どうすればよいか迷いますよね。そんな時は相手の心理状態も考慮して、お互いにとって適切な対処を意識してみましょう。
嬉しい気持ちを示す
片想いの相手でなくても、自分のよさを理解して告白してくれる人には、素直に嬉しいと感じますよね。付き合うかどうかの返事とは別に、まずは感謝の気持ちを示すことが大切です。
「告白してくれてありがとう」という態度は、告白した後、不安な心理状態になっている相手にとっては癒しになるはず。嬉しい気持ちを示すためには、あまり意識せず二人で食事やお茶をするなど、今まで通りの付き合い方を変えずに意識しましょう。
もっと相手を知るチャンスを増やす
告白される前はあまり意識しない相手も、告白後は特別な存在として認識されます。急に自分の恋愛対象になる人かどうかを判断するのは難しいため、告白された後はもっと相手を知ることが必要。
意識していない相手のことは、あまりよく知らないのも意識しない理由なので、告白をきっかけに少しだけ距離感を縮めてみましょう。
少し見方を変えると、好きになれる可能性もあります。すぐにOKとは言わず、慎重に判断すること。とくに結婚を意識する年齢だと、違った角度から判断したいことがたくさんあるのです。
まとめ
告白した後の心理は、とても複雑な思いが混ざっているのでしょう。期待通りによい展開になるかどうか、告白前に相手の気持ちを少しでも理解しておくと、よい関係に進展するはずです。
☆こちらの弊社メディア記事もお勧めです。
コメント