買ってあげたいと感じるのは、心理的に考えるとどのような理由があるのか理解できますか。最近はデートを割り勘にするカップルが増えているようですが、恋人に何か買ってあげたいと感じることはたまにありますよね。
その理由は、単に恋愛感情のためだけなのでしょうか。そこで今回は少し気になる、買ってあげたい心理について詳しくご説明しましょう。
買ってあげたい心理になるのはどうしてか?
誕生日やクリスマスでもないのに、恋人に突然洋服を買ってあげる時。また恋人が欲しがっているものを買ってあげたいと感じる時。そんな場面では、次のような心理が関係しています。
褒められたい
買ってあげたい心理とは他人から称賛されたい願望があり、承認欲求が強い可能性もあります。「これ、ずっと欲しかったやつだ」と恋人が嬉しそうに喜ぶ姿を見ると、自分を認めてもらえた気持ちになるのです。
承認されたい気持ちは人間の欲求のひとつで、とくに好きな人や自分にとってメリットが多い人に対してはよく抱く感情。褒められるために何ができるか、お金を使ってあげることは物質的ではありますが、相手の興味を引くチャンスになりますね。
幸福になってほしい
何か買ってあげたい心理になるのは、相手に幸福になってもらいたいから。喜ぶことならなんでもやってあげたいと思うのは、恋愛感情がある人なら当然のことでしょう。
しかし関係が悪くなってしまうと、プレゼントや食事を奢ることはあまりなくなります。お金の使い方は愛情のレベルを示すものになるのも事実。金額ではなくお金を使ってあげる行為が、お互いに幸福度を高める連鎖を作り出すことがあります。
愛情表現
買ってあげたいと感じるのは、心理的に相手にたっぷり愛情表現したいためです。嫌いな人にプレゼントをすることはほとんどないですよね。
恋人や興味がある相手なら、自分の気持ちに気づいてほしいため、何か買ってあげたいと思う瞬間はあります。多少の犠牲を払うのは、それだけ相手のことを思っているからできること。
給料日前でお金がない時に恋人に何かねだられたら、思わず買ってしまいたくなることがあるでしょう。自分が苦しくても、相手への熱い思いがあるからできるのです。このタイプの人は、言葉では恥ずかしくて充分愛情表現ができない後ろめたさがあるのかもしれません。
謝りたいことがある
買ってあげたい心理とは自分にやましいことがあり、相手に申し訳ない気持ちがあるためです。彼氏がデートの待ち合わせに遅れた時、不愉快な顔をしている彼女の機嫌をとるために食事をご馳走するシーン。
「何か欲しいものはない?」となんとか恋人を喜ばせるために必死にやっています。買ってあげたいと思うのと同時に、買ってあげなければならないとプレッシャーも感じているでしょう。
お返ししている
買ってあげたい心理とは、いつも自分がお金を使ってもらっている立場なので、たまにはお返ししようという気持ちです。前回のデートで食事代を出してくれたから、今回は自分が払うというようなこと。
持ちつ持たれつの関係は、今後もずっとよい付き合いをしたい人だからできることかもしれません。恋人関係だとしてもマナーは必要。お金がない時期に高いお店で食事をしないなど、お互いの金銭感覚が似ていないと上手くいかないことも。いつも買ってもらってばかりでは悪いと感じる気持ちは、相手を大切に思っているからなのです。
励ましてあげたい
買ってあげたい心理とは相手を励ましたい、または慰めたい気持ちがあります。友人と喧嘩している時や、辞めたばかりで仕事が見つからない時など。
モチベーションが下がり元気がない時に、何かプレゼントして応援していることを知ってもらいたいのです。自分のためにお金を使ってくれる人は、金額ではなく自分のことを考えてくれる気持ちに価値を感じますよね。とくに辛い時のちょっとしたプレゼントはとても感謝したくなるものです。
プライドがある
洋服や食べ物など、相手のために買ってあげたい心理になるのは、自分のプライドのため。お金があるという姿勢を崩さず、金銭的な余裕を相手に見せつけたいのでしょう。
男性なら女性のためにお金を使うのは当然だと思っている人も少なくありません。割り勘にするのはとてもカッコ悪いので絶対に避けたいと考えていて、何も言わずさっとお金を払う行為が、男としてのプライドをくすぐるのでしょう。
男性が奢りたくなる女性に共通すること
買ってあげたい、奢りたいと思う異性は特別な人かもしれません。女性は基本的に金銭的な場面では男性にリードしてほしいと考える人が多いはずですが、逆に男性から見てお金を使いたくなる女性とは次のような特徴があります。
自分の分はきちんと払う人
買ってもらうのが当たり前という態度の人には、何か買ってあげたい気持ちにはなりませんよね。逆にいつも自分の分はきちんと払い、たまに奢ってくれる人には、感謝の気持ちを込めてお金を使いたくなるものです。
対等に恋愛ができるかどうか、金銭的な感覚は判断基準のひとつ。毎回お財布係になるのは、経済的にも精神的にも辛いはずです。女性の中にも男性を頼らず自立している人もいますので、そんなタイプには安心して奢りたくなるのです。
頑張っている人
苦手なことを頑張って続ける人や、夢に向かって努力している人は、周りも応援したくなりますよね。汗だくになって仕事をしている人にジュースを買ってあげるようなこと。
頑張る女性は男性が優しく見守りたくなる存在で、恋愛感情がなくても奢ってあげたくなるでしょう。前向きな人は周囲にもプラスのエネルギーを与えてくれるので、そのお礼のつもりでお金を使いたくなるかもしれません。
好意を寄せている人
男性が女性に奢るのは、場合によっては好意的な態度に見え、女性が勘違いしてしまうこともあるかもしれません。そんな可能性を秘めている行為なので、男性もやたらと女性にお金を使うことはないでしょう。
毎回奢りたくなる人とは、好意を寄せている人だけ。一緒にいると楽しい人、本命の女性、仕事の仲間など、何かしらポジティブな感情を持っている相手といえるでしょう。
自分の大切なお金を使う以上、何かしらのメリットを期待しているかもしれません。
本命はお金を使う?
本命にはお金を使いたくなるのはなんとなくイメージできますが、考え方次第では本気度まで判断できることがあります。本命かどうか知りたい時は、次のポイントを意識してみましょう。
お金の使い方で本気度はわかる?
他の人には買わないけど自分だけ特別にプレゼントしてくれたり、食事を奢ってくれたりする人は、好意を寄せていることがわかります。お金を使いたくなる相手とは、それだけ特別な存在であることは間違いないでしょう。
しかしやたらと物でアプローチする恋愛は、相手にとってはただのステータスになってしまう場合もあるので注意が必要です。
買ってあげたい気持ちが大切
安いアクセサリー、安い居酒屋など、お金は使ってくれるけど金額が安い…。相手の気持ちは金額で判断できませんので、何か買ってあげたいと感じる心が大切です。
自分の欲しい物を我慢してでも、好きな人の喜ぶ顔が見たいと思う気持ちは、愛情が土台にあるからできることなのです。
まとめ
買ってあげたいという心理になるのは、相手のためと自分のための思いがあるようですね。お金と愛情はよく論議されるところですが、素直に喜べるお金の使い方をお互いに意識したいですね。
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