食べすぎてしまうのは心理的な要因もあるため、ダイエットで苦戦している人は他の角度からもよい方法を考えてみるといいかもしれません。美味しいものがあるとつい食べすぎてしまうことはありますが、ストレス発散で色々なものを食べたり逆に食欲をなくしたり、食生活と心は密接な関係があるようです。
それでは早速ですが、食べすぎてしまう心理的な理由についてご紹介していきますので、心当たりがある人は改善策も参考にしてみてくださいね。
食べすぎてしまう心理について
食べすぎてしまうのは心理的に次の理由が考えられます。後悔しないためにも、心理状況を理解して食事するといい場合もあるでしょう。
自己否定感が強い
食べすぎてしまうのは心理的に自己否定しているためで、たくさん食べてお腹がいっぱいになると心も満たされて安心します。自分の嫌なところばかりが気になる性格で、他人の視線を気にしながら暮らしていることもあるかもしれません。
友人と一緒に外食する時は食べる量は多くなく、自宅で一人になると食べすぎるほどの量に。やりたいことを我慢して自分自身に不自由さを感じているため、一人になると思いきり自分を解放した行為となるのです。
他人と比較しやすい人は、少しずつでもありのままの自分を認めることがとても大切です。
ダイエットの反動
食べすぎてしまうのは心理的にダイエットの反動で、とくに食べることが好きな人が食事制限をした後、さらに強く食べることを求めてしまいます。我慢の限界は誰にでもあることですよね。
ダイエットは自分の意思でなく他人の一言がきっかけになることもあり、過剰な食事制限でスタートする人も。我慢しすぎると過度なストレスが行き場を失って、ある日糸が切れたように自由にやりたい放題やってしまいます。
ずっと我慢していたスイーツを食べすぎたり、気分が悪くなるほど食べ続けたり。これは我慢のストレスから解放されたことで無意識にやってしまうことなのです。
安心したいため
食べすぎてしまうのは心理的に空腹だと不安を感じるためで、満腹状態でないと眠れない、出かけられないという状態につながります。食べ物がなくて困るという人ももちろん世の中にはたくさんいますが、現代社会はフードロスが問題になるように食べ物は手軽に手に入るもののひとつ。
そのため満腹状態が定着すると、少しでもお腹が空くと急に満たされない不安に襲われます。とくに食べすぎてしまう人に多いのは寝る前の過食。お腹が空いていると夜中に目が覚めてしまう不安があり、健康によくないとわかっていても寝る前にお菓子を食べすぎたり、遅い時間に夕食をとったりすることがあります。
完璧主義者
食べすぎてしまうのは心理的に完璧主義であるためで、物ごとを「0」か「100」で判断する傾向があります。その感覚は食生活にも影響し、腹八分目という状態とは縁のない人。
もう食べられないと思うまで食べないと食事した気分にならず、結果的に食べすぎてしまうのです。食事に「達成感」を求めるのもこのタイプの特徴。やる時はやる、やらない時は徹底してやらないという極端な考え方があるので、食生活もかなりバラつきがありそうです。
コンプレックスがある
食べすぎてしまうのは心理的にコンプレックスを抱えているためで、過去に体型について他人に指摘されたりコメントされたりしたことが食べすぎる理由になっています。
「痩せているね」「また体重減った?」など、自分がどう見られているかとても気にするタイプ。人の意見に流されやすく、いつまでも考えてしまうほど繊細な性格です。
そのため食べすぎてしまうのは料理が美味しいからではなく、食べなければいけないという強迫的なものを感じているため。たくさん食べてふっくらしたい、または逆に太っているから痩せたいなど、体型のコンプレックスがあると考えられます。
過去の経験が影響している
食事以外のトラウマも食べすぎてしまう心理的な要因になります。人間関係で辛い経験をしたことがある人は、自分が苦手とするネガティブな感情に出会うと食べることに頼ってしまいます。
気持ちのコントロールをするつもりなのですが、結果的に食事量も制限できず、食べた後に後悔したり自己嫌悪に陥ったりすることの繰り返し。この場合はトラウマの原因からアプローチしないと、食べないよう我慢するだけでは上手くいかないかもしれません。
幸福感を求めている
食べすぎてしまうのは、現在の生活に満たされないものがある可能性もあります。美味しいものを食べた時の満足感や幸福感は、多くの人が共感できることですよね。
手軽に得られるポジティブな気持ちは、毎日の食卓に隠されているともいえます。仕事が上手くいかない時や人生の壁にぶつかった時、美味しい食べ物で一瞬でも心が満たされると現実逃避した気分に。そんな幸福感を知ると、食べすぎてしまう心理が働くのです。
ダイエットを成功させるマインド設定について
食べすぎてしまうのは、心理的にダイエットのプレッシャーにより起こることもよくあります。食べすぎは健康上おすすめされてはいませんので、自分の体に合った食生活を意識することがとても大事です。
それでは食べすぎで後悔しやすい人やダイエットが上手くいかない人に向けて、マインドからアプローチする2つのコツをご紹介しましょう。
達成感をたっぷり味わう
食べすぎてしまうのは自己否定感も関係しており、どうせ自分なんて…と思う気持ちが過剰な食欲につながることもあります。ダイエットはコツコツと続けるものなので、モチベーションを維持することが大切。
仕事も人間関係も同じで、何かを成功させるにはいくつかの段階で達成感を味わうことが有利に進めるポイントです。いきなり体重5キロを減らすと考えるよりも、夕食前のつまみ食いをなくすなど、小さい目標設定をクリアすること。
内容よりも達成感を数多く経験するほうがモチベーションを維持しやすくなり、さらに成功したことで自己肯定にもつながります。ダイエットを失敗した経験がある人は、自分にできそうなところから始めてみましょう。
食べすぎるタイミングを分析する
食べすぎてしまうのはどのようなタイミングやシチュエーションか、きちんと理解していますか。美味しいものを食べて幸福感を得ることはとても素敵。しかし食べすぎたと感じるのは後悔や失敗など、ネガティブな感情を引き寄せる要因になります。
このため今後はセルフモニタリングで自分の行動パターンを分析してみてください。夕食前にお菓子を食べすぎる人、嫌なことがあると食べすぎるなど、自分の気持ちと食事の関係を詳しく知ることが大事。
一日の行動内容をリスト化して、気分がいい時の食事と落ち込んだ時の食事の違いなどを考えてみてください。食べすぎてしまうのは心理的なことが関係しています。無理やりコントロールしても成功しないこともあるので、自分自身を認知するところからまずは始めてみましょう。
まとめ
食べすぎてしまう心理になることは、その時の状況によって誰にでも可能性はあるといえるでしょう。そんな時は目の前の食べ物だけに集中せず、食べた後の自分の気持ちをイメージするだけでも多少は改善できることがあるはずです。
「食べる」ことは健康維持に欠かせないこと。好きなものを好きなだけ食べたいと感じることももちろんありますが、その際になぜそう感じるのか、心の中も少しだけ意識してみてくださいね。
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