眠いのに寝たくない心理になるのは、様々な理由があります。でもできるだけ心身ともに健康に過ごしたい思いがありますよね。
では今回は知っておきたい対処法について詳しくお伝えしていきますので、今後の行動に役立ててみてください。
眠いのに寝たくない心理になる理由
眠いのに寝たくない心理には、どのようなものがあるのでしょうか。まずはこちらの内容から詳しく見ていきましょう。
やりたいことを優先したい
これは最も一般的な理由です。睡眠よりも優先したい「何か」がある時、寝たくない心理になりやすいです。
読書、ゲーム、動画鑑賞、SNS、映画など、今まさに楽しんでいることを中断したくないという強い気持ちでしょう。「あとちょっとだけ」「キリの良いところまで」と思っているうちに時間が過ぎてしまうのです。
時間を有効活用したい
「せっかくの自由時間だから」「この時間を無駄にしたくない」という心理が働くこともあるでしょう。
睡眠時間を削ってでも、自分のやりたいことに時間を費やそうとします。特に日中忙しかったり、自分の時間が少なかったりする人に多く見られることでしょう。
疲れているにもかかわらず、「まだ頑張れる」「眠気に負けたくない」という自己評価や、一種のプライドが働くことがあります。
翌日への不安やプレッシャー
睡眠を避けることで、一時的に現実から逃避しようとする心理が働くこともあります。明日の仕事や学校、重要な予定などに対する不安やプレッシャーがあると、「寝たらすぐに明日が来てしまう」と感じ、眠ることを避けようとすることも。
眠っている間に問題が解決しないことを知っているからこそ、現実と向き合いたくない気持ちになるのでしょう。
やるべきことが終わっていない
仕事や勉強、家事など、今日中に終わらせたい、あるいは終わらせるべきだと感じていることが残っている場合もあるでしょう。このケースではそれらを片付けるまでは寝られない、という強迫観念に囚われることがあるのです。
完璧主義な人は、少しでも残ったタスクがあると落ち着かず、それが眠気を遠ざける原因になることがあるでしょう。
「孤独感」や「つながっていたい」欲求
夜の時間帯特有の感情も、睡眠を拒否する理由になることがあります。周囲の友人やオンライン上の人々が活動している時間帯だと、「自分だけ寝るのはもったいない」「置いていかれたくない」という感覚に陥ることがあるでしょう。
メッセージアプリやSNSを通じて誰かと繋がっていたい、情報を逃したくないという気持ちが、眠気よりも優先されることがあります。特に、寝る直前までスマホを触っていると、脳が覚醒してしまうでしょう。
一人でいる夜に寂しさを感じやすい人は、眠ってしまうと孤独感が募るように感じ、何らかの活動を続けることでそれを紛らわせようとすることがあります。
睡眠へのネガティブなイメージ
睡眠そのものに対して、無意識のうちにネガティブな感情を抱いている場合があります。 睡眠時間を「無駄な時間」「生産性のない時間」だと捉えていると、眠りにつくことに対して抵抗を感じる可能性があるでしょう。
過去に悪夢を見た経験がある人は、眠りにつくこと自体に不安を感じて無意識にそれを避けようとすることがあるのです。
寝起きが悪かったり、体がだるくなったりすることが多いと、「寝てもすっきりしないなら、いっそ起きている方が良い」と感じるケースがあるでしょう。
眠いのに寝たくない心理になりやすい人の特徴
眠いのに寝たくない、という矛盾した心理になりやすい人には、いくつかの共通する特徴が見られます。ではこちらの内容を詳しくお伝えしていきましょう。
時間を最大限に活用したい
日中、仕事や家事、育児などで時間に追われている人は、夜間の自由な時間を非常に貴重だと感じます。
「この時間を無駄にしたくない」「せっかくの自分の時間だから最大限に使いたい」という意識が強く働き、眠気があっても活動しようとするでしょう。
完璧主義・責任感が強い
やるべきことが残っていると、それが気になって眠れない、あるいは寝てはいけないと感じる傾向があります。タスクを全て終えるまでは休めないという強迫観念に駆られることがあるでしょう。
睡眠時間を「生産性のない時間」と捉えてしまいがちで、起きている時間をより「有意義」に使いたいという欲求が強いタイプの人もいます。
ストレスや不安を抱えやすい
仕事や人間関係、将来への不安など、日中に抱えたストレスを夜に引きずってしまうことがあります。
眠りにつくと、そうした不安と向き合わされるような感覚になり、無意識に睡眠を避けようとするのでしょう。
好奇心旺盛で飽きっぽい人
常に新しい情報や刺激を求めており、夜遅くまでインターネットやSNS、動画コンテンツなどから情報を収集し続けます。新しい発見や面白さを優先し、眠気を後回しにするでしょう。
日中よりも夜の方が集中力が高まったり、創造性が刺激されたりすると感じるタイプです。夜間の静かで邪魔の入らない環境を好み、その時間を最大限に活用しようとするでしょう。
孤独感を感じやすい
夜になると孤独を感じやすい人は、オンラインでの交流やエンターテイメントに没頭することがあります。これにより自身の寂しさを紛らわせようとする場合があるでしょう。
睡眠習慣が不安定な人
決まった時間に寝起きする習慣がなく、日によって睡眠時間がバラバラな人は、生体リズムが乱れがちです。
その結果、眠気が来ているはずなのにうまく寝付けなかったり、夜型のリズムが定着してしまったりすることがあるでしょう。
眠いのに寝たくない心理になった時の対処法
眠いのに寝たくない心理になった時には、いくつかの対処法があります。ではこちらの内容についてご説明していきましょう。
心理的・行動的な原因への対
「やりたいこと」と「睡眠」のバランスを見直すためには、優先順位の再確認をすることが必要です。
本当に今やるべきことなのか、明日でもいいことなのかを区別しましょう。睡眠不足は翌日のパフォーマンス低下や集中力不足に繋がり、結果的に効率を落とすことになります。
「ご褒美時間」を意識的に設ける
「今日はこのタスクを終えたら、30分だけ好きなことをする」など、メリハリをつけ短い「ご褒美時間」を設けることで、満足感を得つつ、区切りをつけやすくなります。
平日に自分の時間が取れないと感じているなら、週末に意識的に趣味やリラックスする時間を確保すると、平日の夜に「時間を有効活用しなくては」という強迫観念を和らげられるでしょう。
不安やプレッシャーに対処する
明日のタスクや悩みがあるなら紙に書き出してみましょう。頭の中にあるモヤモヤを可視化することで、少し心が整理されて落ち着くことがあります。
明日の準備として着る服の準備、持ち物の確認などを寝る前に済ませておくことで、「やることが残っている」という焦燥感を減らせるでしょう。
ベッドに入る前に、深呼吸を繰り返したり、数分間の瞑想を行ったりすることで、心のざわつきを鎮め、リラックスして眠りに入りやすくなります。
SNSや情報との距離を取る
就寝の1~2時間前には、スマートフォンやPC、タブレットなどの画面を見るのをやめましょう。ブルーライトは睡眠を妨げ、SNSなどの情報は脳を覚醒させてしまいます。
夜間は通知をオフにするか、おやすみモードにするなど、外部からの刺激を遮断することで、安心して眠りにつける環境を作れるでしょう。
入浴でリラックス
就寝の1~2時間前に、少しぬるめ(38~40℃程度)の湯船にゆっくり浸かりましょう。体が温まってから冷めていく過程で、自然な眠気が訪れます。
午後以降のカフェイン(コーヒー、紅茶、エナジードリンクなど)や、寝る前のアルコールは睡眠の質を低下させるリスクがあるでしょう。
軽い運動を取り入れる
日中に適度な運動をすることで、夜には心地よい疲労感が得られます。このため質の良い睡眠に繋がりやすくなるでしょう。ただし、寝る直前の激しい運動は避けた方が賢明です。
規則正しい睡眠習慣を目指す
毎日できるだけ同じ時間に寝起きすることで、体内時計が整って自然な眠気が訪れるようになります。休日の寝だめも生活リズムを乱す原因となるので注意が必要でしょう。
眠いのに寝たくない心理になったらリラックスをしてみよう!
眠いのに寝たくない…という思いになったら、できるだけリラックスしてみることが大切です。そうすると自然に眠気が来て穏やかな気持ちで眠れる可能性があるでしょう。
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