ダイエットが続かない心理は、その時の状況なども関係している場合があります。途中でやめたくないので無理してしまうと、ストレスが溜まって逆戻りしてしまうということも考えられますよね。
そこで今回は、ダイエットが続かない心理的な理由をご解説します。また原因と対策についても、徹底的に見ていきましょう。
ダイエットが続かない心理について
新しいことを始める時はやる気満々でも、少しずつ気持ちが離れてしまうことはよくありますよね。とくにダイエットは、よほど気持ちを固めないと継続するのが大変なことのひとつ。ではダイエットが続かないのは、心理的にどのような理由があるかご説明しましょう。
目的がない
ダイエットだけに限らず、勉強や仕事、貯金なども目的がないと、毎日コツコツと積み重ねるのは難しいでしょう。目的意識はモチベーションの原動力になりますので、ただなんとなくダイエットを始めたいという気持ちでは続きません。
たとえば結婚式までに5キロ痩せるなど、具体的なゴールがあるとそれに目掛けて頑張りたくなりますよね。ダイエットが続かないのは、やるべき意義がわからないためなのです。
疑問を抱きながらダイエットをやっていると、些細なことで挫折してしまう可能性もあるでしょう。
決意した段階で達成感
ダイエットが続かない心理になる人は、ダイエットを決意した段階ですでに達成感を得ていることが原因です。新しいことをスタートするのは、かなりのエネルギーが必要。
ダイエットも同様に、始めたい気持ちはあっても行動を起こすまでに時間がかかります。たとえば運動用の靴を購入したり、健康器具を購入したりすると、気持ち的にも準備が整いますよね。ダイエットが続かない心理はこんな瞬間に働き、結果を生み出す前に自分が何かを始めたことに満足しているのです。このタイプは、続けることよりも始めることに重要性を感じるのでしょう。
痩せるイメージが湧かない
ダイエットは一日で成果が出るものではありませんので、だらだらと続けてしまうと次第に気分が萎えてしまいます。ダイエットが続かない心理になるのは、将来をイメージすることができず、自分が痩せた姿を想像できない状態だから。
このままでは健康にもよくないと理解していても、どう改善するか判断するという大切な次のステップが踏めないのでしょう。まず痩せた自分をイメージしないと、どこから取り掛かるべきかよくわかりません。
絶対痩せない、できないとネガティブに考えてしまうのは、変化がイメージできないからです。ダイエットを始めて少しでも体重が減り始めると、手応えを感じてモチベーションがアップするでしょう。
ダイエットが苦痛に感じる
ダイエットが続かない心理になるのは、苦痛なことばかりを考えてしまうためで、すでにダイエット自体が否定的に見えている場合も。
これを食べてはいけない、運動しなければならないなど、自分で自分にプレッシャーをかけている状態なのです。ダイエットでなくても、苦痛に感じることを続けるのは楽ではありませんよね。
しかし好きなことや興味があるものなら、多少の困難も乗り越えるのが楽しくなるはず。ダイエットは苦痛ではなく、健康維持の延長だと理解して、あらゆる魅力を感じながら続けるとよいかもしれません。
成果がない
続ける気持ちがあっても三日坊主で終わってしまうのは、フィードバックが遅いことが関係しています。勉強も同じで、努力した成果はその場でわかるものではなく、継続しないと成果が見えてきませんよね。
ダイエットが続かない心理は、ここがポイントになるのです。最終的に5キロ痩せると決断しても、そこに達するまでには時間がかかるでしょう。
たとえ100グラム痩せたとしても、見た目はほとんど同じ。成果を見える形にしないと、挫折感は常につきまとってくるかもしれません。
ダイエット効果が停滞
ダイエットは効果がぐんとアップする時期もあれば、ある日を境に停滞してしまうこともあります。この時期にダイエットをやめてしまう人はとても多く、ハードルを越えないとせっかくの努力も水の泡に。
ダイエットが続かない心理は、効果がなく刺激を感じられないためでしょう。そこから抜け出すには、何ごとも停滞する時期があっていいのだと納得することも必要になります。
ダイエットが続かない人が成果を出す秘訣
ダイエットが続かない人は、やる気だけでなく心理的なところからもアプローチが必要です。頑張ろうと思ってもやる気が湧かない場合は、次のようなポイントを意識してみましょう。
長いプランを立てる
短期間の集中型なら、かなり気持ちが引き締まり、あらゆる面からもダイエットを意識できるはず。しかしそうではない場合は、無理なダイエットプランを考えないことがコツです。
たとえば10キロ痩せたいと思う人は、1年がかりで痩せる計画を立てれば、一か月で1キロ痩せればそれで充分ですよね。さらにこのプランを細かく考えると、1週間で250グラムの減量になりますので、生活パターンによっては無理なダイエットにはならないでしょう。
続かないのは理想を高く設定しているのも原因なので、心理的に余裕を持ちながら最終目標を目指すよう意識してみてください。
習慣化する
人間の体は、習慣化しやすいように作られています。朝の早起きが苦手でも、毎日続けるうちにそれが当たり前になりますよね。ダイエットで挫折しやすい人は、継続できるよう習慣化してください。
慣れるまでは辛いと感じることもあるでしょう。しかしサイクルを作ると、気持ちの整理も少しずつしやすくなっていき、いつエクササイズしようか迷うことはなく、その日のある時間になると頭を使わず体が動くようになります。
一度ダイエット習慣が定着すれば、さらに理想的な体を手に入れられるようになるはずです。
無理をしない日を作る
ダイエットが続かない心理は、完璧を目指してしまうことも関係しているので、失敗をいつまでも悔やむ人は空白の日も用意しておきましょう。
たとえば食事制限のメニューを考えたとします。毎日決められた通りに続けるのは辛いので、一日だけは好きなものを食べる日、もしくは無理をして食事制限しなくてもいい日を設けること。
完璧を狙うと、上手くいかない日に突然挫折感を味わい、どんどん自信をなくしてしまう可能性があります。そんなことを考えて、無理をしない日を作っておくことが必要です。
わかりやすいゴールを決める
ダイエットの目的は人それぞれですが、ゴール設定はどのようにしていますか。体重マイナス5キロ、体脂肪マイナス3%など、数値を基準に毎日頑張っている人は多いでしょう。
ゴールは頭の中でざっくりイメージするよりも、わかりやすくしておくことがコツ。たとえば今は穿けない細いウエストのジーンズを用意するなど、痩せるイメージをビジュアル化することも必要です。
同調行動が必要
多数派の意見に流されやすいのは、人間の深層心理にあることで「周りがやっているから私もやってみよう」という気持ちはダイエットにも活かされます。
たとえば友人とジムに通う、動画サイトで人気のエクササイズ動画を見るなど。自分一人でなく仲間がいると思うと、さらにモチベーションが高まるでしょう。
まとめ
ダイエットが続かない心理は、体調や時間的なことなど、あらゆる要因が考えられます。やる気がないのは自分のせいではなく、これらの要因をどう回避するかが重要。まずはダイエット日記を準備して記録することも、よいきっかけになるといえるでしょう。
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