表情豊かな人を心理的に考えるとさまざまな特徴があるようです。人間の表情は、物ごとに反応するたびに変わるもの。感情と関連づけられることがよくありますが、無表情で何を考えているかわからない人よりも表情豊かな人のほうが人に好かれる場合も多いですよね。そこで今回は、表情豊かな人の心理について詳しくご解説していきましょう。
表情豊かな人の心理とは?
どうしていつも表情豊かなのだろう…と思う人は周囲にいませんか。人間関係にも影響を与える表情。相手に情動体験をさせることもあるといわれていますが、表情豊かな人は心理的には次のようなことが考えられます。
自信があるため
楽しい時や悲しい時など、顔を見れば感じていることがすぐに周囲に伝わる人がいますよね。そんな表情豊かな人は、心理的に自己肯定感があり自信家の可能性があります。
他人に自分の気持ちを知られるのは、場合によっては不安を抱くことなので、無表情の人は自信がなく消極的になってしまいます。逆に表情豊かな人は、今感じていることを周囲に知らせたい思いや「知られても大丈夫」という安心感があるため、自分を取り囲む状況にわかりやすく反応しているのでしょう。
表情を変えない人は、自分の気持ちを他人に否定されるのが怖いと思っているので、その逆を考えると表情豊かな人の心理的な状況が見えてきます。
皆と社交的に接したい
表情豊かな人は、社交的にさまざまな人と付き合いたい願望が強いといえます。人が大好きで、知らない人にも気さくに話しかけてその場の雰囲気をコントロールできるタイプ。
人付き合いは広く浅くする特徴があり、話しやすい性格ではありますが、心から信頼できる人が少ない傾向もあるでしょう。友人が多いことを自慢したいわけではなく、周囲に自然と溶け込みたい思いが他の人よりも強いだけ。表情豊かな人は、相手が警戒心を持たない表情作りが得意かもしれません。
感情的になりやすい
表情豊かな人は心理的に感情的になりやすいところがあり、頭で考える前に感覚的に行動してしまうことがよくあります。とてもフレンドリーなところがある反面、ネガティブな気持ちも隠さずアピールするので、周囲が少し気を遣ってしまうこともあるかもしれません。
基本的に感情表現を悪いことだと思っていないため、周りからはわかりやすい人だと思われています。表情によっては周囲に緊張感をもたらすこともありますので、感情的になりやすい人は少し自己中心的になっている部分もありそうです。
他人と距離を置きやすい
表情豊かな人は、心理的に他人と距離を置きたがるところがありますので、態度だけでは気持ちが掴めないことも。にっこりしながら会話をしていても、自分の心を100%オープンにしないタイプ。
誰とでも仲良くできますが、少し感覚の違う相手だと気を遣いとても疲れてしまいます。他人と距離を置くのは、過去に信頼した人に裏切られた経験があるためかもしれません。
会話への苦手意識がある
表情豊かな人は、心理的にコミュニケーションへの苦手意識があるためです。会話で自分の気持ちを上手く伝えられないので、代わりに表情でアピールします。口に合わないものを食べた時に「美味しくない」と言わず苦い顔をする場面や、嬉しい時に満面の笑みを浮かべたり、嫌なことがあると眉間にしわを寄せたり。
何となく表情だけで相手に雰囲気は通じますが、完全に理解されない場合も多く、コミュニケーションで誤解を招いてしまいます。
柔軟的に考えている
表情豊かな人はなんでも柔軟に対応する姿勢があり、それは思考パターンにも影響しています。物ごとをひとつの方向から見るだけではわからないこともありますよね。
このタイプはなんでも決めつけることはせず、深く考える傾向があります。そのため表情にもあらゆる気持ちがアピールされやすく、結果的に表情豊かな人として周囲に受け入れられるでしょう。
初対面の人のことも表面的な印象だけでなく、じっくり自分の心で考えるのでリサーチ上手な人かもしれません。
素直な人
表情豊かな人は、心理的に子供のような純粋さを大切にするところがあります。美しいものを見たら素直に「綺麗」と反応し、怖い体験をしたら強がらず「怖い」と助けを求める人。
体と心は常に一体になっていますので、表情の変化を見ていると言葉にしなくても今思っていることがわかります。純粋で素直なところは魅力でもありますが、それを悪用する人もいるため、嫌な経験をしたこともあるかもしれません。
心で感じる人とは仲良くなれますが、現実的なタイプとはあまり交流しない可能性があります。
嫌われたくない
表情が豊かな人は心理的に嫌われるのが怖いためで、できるだけ敵を作らないよう無難な人間関係を築きます。興味がない相手とも世間話をしたり、つまらない話題でも楽しそうに聞いてあげたりするタイプ。
基本的に言葉にするのが苦手なので、発言しない間に必要以上に考えて疲れてしまいます。
気持ちに余裕がある
笑ったり怒ったりするのは人間の瞬間的な反応に思えますが、場合によっては感情をアピールするためにエネルギーを使うこともあります。表情豊かな人は、心理的に心が広く気持ちに余裕があるためで、素の自分を受け入れています。
余裕がないと気持ちの切り替えは難しく、ネガティブな表情ばかりになってしまいますよね。その点表情豊かな人は、嫌なことも楽しいことも全て理解する余裕があるため、必然的に他者にも優しくなれることが特徴です。
構ってほしい
ニコニコしているフレンドリーな人には、気軽に話しかけやすいですよね。逆にイライラした表情の人には、できるだけ関わりたくないと思うのは自然なことです。
表情豊かな人は心理的に誰かに構ってほしいためで、感情をわかりやすくアピールして「どうしたの?」「いいことがあったの?」など、誰かに声をかけてもらうのを待っています。
自分からアプローチするのは苦手なので、周囲の人がアクションを起こしてくれるのをずっと待っています。
感情が顔に出やすいのはこんなタイプ!
表情豊かで周囲によい雰囲気を与える人は魅力的ですが、逆にイライラや怒りなどを我慢せずすぐに顔に出す人もいますよね。喜怒哀楽がすぐにわかるのは、次のような特徴がある人です。
ネガティブな性格
なんでも悪い方向に解釈する人は、感情が顔に出やすい傾向があります。つまらないデートだと一言も話をしない、目を合わせない、退屈そうにするなど、相手もどうしていいかわからない場合も。
ネガティブな性格の人は、周りが楽しそうな表情をしても一緒にテンションを上げることはなく冷めています。感情表現もマイナス的なものが多く、人にどう思われてもあまり気にしていないかもしれません。
自己中心的
なんでも自分が優先されるべきと考える人は感情表現が最優先に。自分が感じるように皆も思っていると考えるので、少し強引な部分もあるかもしれません。自分が楽しい時に笑わない人がいると露骨に嫌な顔をするなど、他人への配慮が足りない場面もよくあるでしょう。
我慢できない性格
感情が顔に出やすいのは自分に厳しくできないためで、思ったことをストレートにアピールします。自分に甘いところがあるので、嫌な時はとくにそんな性格がアピールされるでしょう。静かなところで大声で笑ってしまうなど、自分だけの世界にいるのがとても好きです。
まとめ
表情豊かな人は、心理的に意思表示や自己アピールが得意だからなのでしょう。表情でその人の印象が決まってしまうように、人との付き合いにおいてとても大切なポイントであるのは確か。これからもポジティブな印象を残せるよう、よい表情を意識してみましょう。
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