ケモナーという言葉を聞いたことがありますか。かつては森ガールや草食男子など、個性のある人を示す呼び名が色々とありました。
最近ネットで話題になっているのが「ケモナー」。心理を徹底的に解析し、ケモナーとはどのような人か、また少し理解されにくいケモナーの世界についても詳しくご解説していきましょう。
[adsense]
ケモナーの意味や特徴について
ケモナーという存在を知らない人はいるかもしれませんが、なぜ話題性が高いのか人気の理由や特徴についてご説明しましょう。
ケモナーとは何か?
ケモナーは「ケモノ」が好きな人のことで「獣人」も好む対象になっています。漢字で書くと「獣」。「ケモノ」と表記するのは、人間と同じ知能を持ち言葉を話したり、独自の文化や社会性を持っていたりするものだからです。
ケモナーが普及してきたのは、ゲーム発祥だといわれています。動物好きとは少し異なるケモナー。たとえばヒョウが二足歩行をして武器を使って戦うなど、人間的な動きをする獣が好きな人のことだと考えてよいでしょう。
性別がはっきりしていないもの
ケモナーの心理背景には、中性的なものを好む傾向があるともいわれていますが、ケモナーの人全てがそうとは限りません。中性との関係性がいわれるのは、ケモノの要素が人間の男女を土台にしてプラスされていくためです。
人間のように行動できる生き物に、ケモノである空想上の生き物や哺乳類などの動物など。さまざまなケモノがプラスされ、ケモナーの解釈も無限に広がっています。
知性のある生き物
サブカルチャー的な存在として、人気を集めているケモナー。心理背景には、アニメや漫画が好きなところも含まれているといわれています。
ケモナーが愛するケモノとは、モンスターのような受け入れがたいキャラクターを可愛らしく変化させたものをはじめ、人間の知性や文化を持たせているのが特徴です。
4本足の動物が二本足で人間のように歩く姿は、まさしくケモナーが好きなもの。ケモノに人間の手を加えて手作業させたり、知能を持たせて物ごとを深く考えさせたり、人間的な知性が感じられるのが人気の理由かもしれません。
マッチョなタイプを好む場合も
可愛い雰囲気のケモノだけではなく、筋肉質な雰囲気やエネルギー溢れるタイプの人を好むのもケモナーの特徴のひとつです。
可愛らしい雰囲気だけでは、物足らないという思いを持つ人もいるのでしょう。そのようなタイプの人は、マッチョなタイプに魅力を感じるのです。
そして自分にもその要素を取り入れたいと思うこともあるでしょう。自分にはないものを欲しがる人は、とても多いですよね。
ケモナーの中にも、自分にない要素と考えて筋肉質タイプを求める場合があるのです。
ケモナーの心理背景について
ケモナーには、どのような心理背景があるのでしょうか。理解しづらい人も中には存在する中、ケモナーになる人も増加中なのです。心理的にケモノを愛する、次の理由があるといわれています。
想像力が豊か
ケモナーの心理は想像力が豊かで、自分がなれない姿をケモノに置き換えて満足しています。もしかしたら自分にもこんなパワーがあるかも、そんな夢を抱きながらケモナーになりピンとくるキャラを探しているのでしょう。
想像力が豊かな人は自分の世界観がありますので、周りの人に理解されないケースもよくあるでしょう。そんな環境の中で暮らしていると、さらに自分の世界に浸るようになり、ケモナーとして充実した生活を楽しんでいます。
現実世界に不満がある
アニメ好きと共通するように、ケモナーの心理は現実世界に満足していません。だからこそケモノ姿の人間を好み、できないことをケモナーの世界で実現しています。
チーターのように早く走れる人間、他人から文句を言われても反撃できる強いライオンのケモノなど。現実逃避は目を向けたくない出来事が今起こっているためで、そんな時はケモナーの世界で自由に羽ばたくことができます。
不満を埋めること、そして欲求を満たすためにケモノが対象になっているのです。
恋している
恋人がいない、恋愛をするのが怖いなど、本当は誰かを好きになりたいけれど傷つきたくなくて行動を起こせない人がいます。ケモナーの心理は恋したいためで、自分好みのケモノと素敵な恋愛をしているでしょう。
たとえば筋肉質で強いケモノ。しかし優しい部分があり、人助けをしてくれるキャラがいるとします。そんなケモノは実際の男性に求めることはできませんが、ケモナーの世界なら振られることもなく、どっぷりと恋愛にはまっていられるでしょう。
刺激が欲しい
ケモナーは、マンネリ生活に退屈して刺激を求めています。「人型の獣実は、実際に存在するわけがない」とわかっていても、ケモノがどのような行動をとるのかドキドキしてしまいます。
ケモナーによってはケモノ度にこだわりがあり、完全な動物の姿から二足歩行、次は洋服を着る、最後は動物の尻尾と耳をつけた少女など、好みのケモノ感が個人差あるようです。
どのキャラも刺激的で、アクションヒーローやファンタジーの世界で活躍中。アニメや漫画、ゲーム内に登場するケモノを見ると、とても刺激されるのでしょう。
ケモナーと着ぐるみは違うもの?
ケモナーの心理は現実逃避や趣味の世界など、あらゆる範囲で納得できる部分がありますが、着ぐるみ文化とは何が違うのかわからない人もいます。ケモナーの世界はどこまでが一般的なものなのか、気になるポイントを見ていきましょう。
着ぐるみはケモナーではない?
ケモナーが好むキャラクターや作品の一例として「メイプルタウン物語」や「ポケットモンスター」「テイルズオブテンペスト」などがあります。
ケモナーとは擬人化されたキャラクターを愛する人々のことで、猫の耳をつける女性や着ぐるみを楽しむこととは、全く解釈が違うという意見もあります。
ケモナーはファンコミュニティーの数が数千人もいるとされていますが、着ぐるみやコスプレでなく、描き出されたキャラを愛すること。動物の着ぐるみでケモナーと自称するのは、論議を呼ぶ場合もあります。
着ぐるみで違う自分を発見するのもよし
ケモナーとは違うジャンルになりますが、着ぐるみやコスプレも現実逃避する手段のひとつになっています。生まれ持った自分の姿に違和感がある人は、好みのキャラクターの着ぐるみを着用して、いつもとは違う自分の声や表情、仕草でストレス発散しています。
ケモナーはあくまでもキャラクターを好む文化ですが、着ぐるみも結果的に到達するところは同じかもしれません。
普段ストレスを抱えている人は、発散していかなければなりません。そんな時に癒し感のある動物や強いケモノは、なりたい自分の姿と重なるのでしょう。
夢中になることは大切
ケモナーの心理は、自覚していない心の闇を開放する意味もあるかもしれません。暮らしていく中では他人とのつながりをはじめ、何かと嫌な思いをすることがありますよね。
そんな時に夢中になれるものを持っていると、本当の自分の強さや魅力を発見できるのです。
まとめ
ケモナーの心理は理解しにくい部分もありますが、現実にはありえないキャラを作り上げることで、自分の世界観を広げるのが可能です。
ひとつの個性として、それを大切にすることは悪いことではないですよね。今度はこんなケモノがいい、そんなことをイメージしながら、アニメやゲームを楽しむのもよいかもしれません。
☆こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
[adsense]
コメント