好きな人をとられたくない心理は、夢中になっている恋愛相手がいる人なら想像できることかもしれません。いつまでも好きな人と一緒にいたい思いが強くなると不安につながり、愛されているのに満たされない気持ちになることもあるかもしれません。
そこで今回は、好きな人をとられたくない心理について詳しくご解説していきましょう。
好きな人をとられたくない心理について
好きな人をライバルにとられるのは絶対に嫌なことで、自分だけのものにするには手段を択ばずつなぎ留めてしまうこともあるでしょう。恋愛をしている時は自分でも意外な行動に出ることもありますが、好きな人をとられたくないのは心理的にどのようなことが関係しているのかご説明しましょう。
愛情不足のため
好きな人をとられたくないのは心理的に愛情不足になっているためで、満足に愛されていないことが不安の原因です。好きな人の態度がいつもよりも冷たい時や会話が盛り上がらない時、自分に興味を持ってくれていないのではないかと心配になりますよね。
逆にいつも自分だけを見つめてくれる相手なら、絶対に大丈夫だと安心できるはずです。好きな人をとられたくないのは、心理的に愛情で満たされていないからなのでしょう。
感情的になりやすい
好きな人をとられたくないのは、心理的に感情の制御が難しく感じているためで、自分の置かれた状況を冷静に判断できていません。好きな人を他の人にとられるのはとても悔しいことで、一生その出来事を忘れることはないでしょう。
たとえば親友に好きな人をとられた場合、その親友と絶交することもあります。それほど恋愛相手の存在は自分にとって幸福を左右するもので、感情を揺さぶる相手。
大好きだからこそ守りの体勢に入り、失うことを想像して辛くなっているのです。幸福の絶頂期に手放しで喜べない心理と似ています。
自己否定しているから
好きな人をとられたくないのは心理的に自己否定しているためで、好きな人が自分以上に素敵な人と出会ったらすぐに別れるだろうと考えてしまうのです。世の中を見ると綺麗な人ばかり。自分よりも優れた人は数えきれないほどいます。
そのことばかり考えてしまうのは自分の長所に気づいていないからで、自信がないとさらに好きな人をつなぎ留めようと無理に追いかけてしまうこともあるでしょう。
今まであまり評価されたことがない人や自分を認めてくれる人が周りにいないと、恋愛でも自信のなさがアピールされてしまいます。
強い想いがあるため
好きな人をとられたくないのは、心理的に誰にも負けないほど相手を強く想っているから。自分以上に幸福にしてあげられる人はいない、こんなに愛してあげている人はいないと思っているのです。
それは愛情であることは間違いありませんが、強い想いは徐々に相手に依存する形に変わることもあるので注意が必要。好きな気持ちから「相手がいないとダメになる」という強く歪んだ想いになると、逆に相手が離れてしまう可能性もあります。
相手を完全に信用していない
好きな人をとられたくないのは、心理的に相手を完全に信用していないことが関係しています。自分の気持ちに比例して相手も応えてくれると信頼できる人なら、そんな不安は抱かないかもしれませんが、信頼できない人だといつか離れる不安が残ってしまいます。
そんな気持ちになるのは、普段のコミュニケーションで感じ取っていることがあるからです。たとえば恋人。言葉ではたっぷり愛情表現をしてくれるのに内緒で合コンに参加したり、異性の友人がどんどん増えたりすると、自分の存在感がわからなくなり些細なことで相手を疑ってしまいます。
プライドが高い
好きな人をとられたくないのは、心理的に自分が相手よりも優位な立場にいたいため。相手の思いや考えを無視してまでも自分のやりたいように束縛したいからなのです。
好きな人の自由を奪うほど自分のそばに置いておきたくなり、他の人と交流するチャンスや隙を与えません。基本的に支配欲が強いタイプで、子供の頃から家庭内にそのような力関係があったために普通のことだと思っているのでしょう。
プライドが高く、他人に見下されるのがとても嫌。恋人に捨てられるなら自分から振りたいと思うタイプです。
束縛する人に共通すること
好きな人をとられたくないという思いは、束縛関係の第一歩になることがあります。辛い関係にならないためにも、束縛する人の特徴を理解して上手く対処していきましょう。
ネガティブ思考
失敗すると「自分はダメだ」「どうしてこんなことをやってしまったのか」と余計に沈み込んでしまうネガティブ思考の人は、恋愛でも同じくマイナス的な発想があるため好きな人を束縛してしまいます。
自覚していないので、自分では愛情表現のつもり。しかしコミュニケーションでは一方通行になりやすく、束縛される相手は言いたいことが言えないままずっと耐えているでしょう。
ネガティブ思考でいると次第に周りから人が離れ、余計に好きな人だけに寄りかかってしまうのです。
愛されて育っていない
好きな人を束縛しやすい人は、子供時代に充分に親の愛情を受けていない可能性があり、大人になってから満たされないものを強く求めてしまいます。愛されることに不安を抱いているため、好きな人を無理やり自分の思い通りに扱うことで愛情関係が維持されると誤解しているのです。
しかし現実的には束縛されるほど人は離れたくなるものなので、追いかけ続ける悪いサイクルが生まれてしまうでしょう。
人を信用できない
束縛するタイプの人は他人を信頼するのが苦手で、どんなに好きな人でも多少の懐疑心を持って接してしまいます。過去に他人に騙されたり裏切られたりした経験がある人は、他人を信用しないよう自分の気持ちを制御しているところがあるかもしれません。
信頼関係を築くのが難しい人は、逆に自分が他人から信頼されないととても不機嫌になります。自己中心的な性格なので、すんなり人と溶け込むことはないでしょう。
辛いほど好きになった時の対処法
好きな人をとられたくないと思うのは自然な気持ちですが、相手を想うことよりも束縛したい気持ちが強くなったら、最終的に自分が辛くなるだけ。そんな時は、次の方法で気持ちの整理をしてみましょう。
恋愛から距離を置く
幸福な恋愛がしたくても、それだけに集中してしまうと周りが見えず、とても窮屈になってしまいます。好きな人をとられたくないと強く思い相手にも態度で示してしまうと、どんどん離れてしまうかもしれないので、そんな時は恋愛自体から距離を置いてしまうのも方法です。
仕事に打ち込んだり趣味の時間を充実させたり、恋愛とは関係のないところに意識を集中させましょう。そうすれば少しずつ冷静に自分の気持ちと向き合うことができるようになり、好きな人にも余裕を持って接することができます。
自信を持つ
相手を束縛しないと逃げられそうで不安だと思うのは、自分に自信がないためなので、これからはもっと自己肯定していきましょう。まずは自信をつけるためにファッションテイストを変えてみることも方法ですし、自分の短所や弱点を忘れることも自己肯定のステップになります。
好きな人と上手くいかなくても、他にも恋愛のチャンスはあると思えば、特定の人に依存することはなくなるでしょう。
まとめ
好きな人をとられたくないと思う心理は、大好きならば納得できることです。しかしこれ以上辛くならないためにも、冷静に自分と向き合いながら気持ちを整理することは、恋愛においてとても大切なことになるでしょう。
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