別れるか迷うのは、心理的なことも関係しているため、恋愛感情とは別のところで冷静に自分と向き合うことが大切です。好きな人と別れるのは決して簡単なことではないため、判断するには時間がかかりますよね。
そんな時に自分の気持ちを理解する心理的な部分について、今回は詳しくご説明しましょう。
別れるか迷う心理的な理由について
もう気持ちが離れてしまった相手。だけど別れようと判断できない状況はとても苦しいですよね。どのような結果になるにしても、お互いに後悔しない判断をすることが大切。
別れるか迷うのは、次のような心理状況になっているため、なかなか気持ちが固まらないのです。
情が湧いている
別れるか迷うのは、心理的に相手に情が湧いているためで、別れた後のことを考えるととても可哀想に思ってしまうからなのです。自分はなんとか立ち直れるけど、相手を深く傷つけることになるだろう…そんな不安があり、いつまでもずるずると引きずった関係になってしまう場合もあるでしょう。
恋人に情が湧くのは当然のこと。喧嘩ばかりする相手でも、恋愛関係とは違ったつながりが生まれています。見捨てられない気持ちは、簡単に別れられない原因になるでしょう。
恋愛以外に夢中になることがある
恋人のことが嫌いではないけど、このまま付き合うか迷ってしまう場面。そんな時は、恋愛以上に夢中になることが自分の人生で起こっているからなのです。
仕事で別の部署に配属され、やりがいを感じている時や、趣味が楽しくなってきた時など。場合によっては、別の異性が今気になっているのかもしれません。
女性にとって恋愛は、毎日の生活に欠かせないスパイス的なもの。しかし視点を変えると、夢中になるのは異性だけでなく、あらゆるものが対象であることがわかります。可能性を広げた時に、今の恋愛関係に刺激を感じられなくなるのでしょう。
仲間意識がある
別れるか迷う時は、心理的に相手に仲間意識が湧いているため。最初は恋愛感情が強く、いつもドキドキした刺激的な関係でしたが、交際期間が長くなると相手に抱く気持ちが違ったレベルに変わっていきます。
知らない土地を一緒に旅して苦労した思い出、喧嘩したけど何度も仲直りした経験など、戦友のような心のつながりがあるから。恋人同士でもある種の仲間意識が生まれることはよくありますので、好きな人から大切なパートナーにシフトしていることが関係しています。
改善する可能性がある
別れたいと考え始めるのは理由があるためで、お互いの気持ちが離れ始めデートしても会話がない、または会いたいと思わないなど、気持ちの変化が関係していますよね。
そのままあっさり決断して別れる人も中にはいますが、慎重に判断するタイプはあらゆる角度から改善方法を考えるはず。こうすれば今よりもよい関係になるかも…そんな改善の可能性を感じると、簡単には別れられないのです。
別れられない原因がある
彼氏にお金を貸している、とてもカッコいい彼氏で皆の憧れなど、恋愛感情とは別のところで恋人を手放せない理由があるのかもしれません。
「別れたくない」ではなく「別れられない」状態は、とても心が苦しくお互いに負担になっているでしょう。表面的には楽しく付き合っていても、実は心の中で葛藤している状態。別れられない原因がなくなると、気持ちは簡単に固まるかもしれません。
たとえば恋人がとても気が弱いタイプで、自分がいないとダメになってしまう関係。過剰に必要とされていると思う人は、別れられない関係がずっと続きます。
好きになった部分を忘れられない
別れるか迷うのは、心理的に相手をよく理解しているためで、言葉で言わなくてもお互いに意思疎通ができる関係。別れようと気持ちが揺らぐほど相手のことが嫌になっても、心の奥では未だに相手のよいところを評価しています。
友人や家族に反対される関係だとしても、他の人が知らない部分を自分は知っているという自信があるでしょう。このような関係だと、自分にしかわからない価値があり、相手の魅力を手放したくない気持ちが強くなるのです。
思いやりがある
情が湧くことにも共通していますが、恋愛感情とは別に恋人に思いやりがある人は別れるか迷う心理が働きます。恋愛の始まりはいつもワクワクしていますよね。
しかし恋人ではなく、一人の人間同士のつながりが強くなると、相手に思いやりを持って接するように。まるで夫婦のように、自分が犠牲になっても相手に幸福でいてほしいと願う思いを持つのです。
デートしている間に感じる相手の存在感。自分にとってかけがえのない人は、思いやりが土台にあるからこそでしょう。
自分の気持ちがわからない
別れるか迷うのは、心理的に自分の気持ちを理解していないためで、感情的になっていると考えられますね。別れを判断するのは、冷静になることがまず大切。
迷い続けるのは感情が混ざっているためで、相手に冷めたのか、それとも安心感に変わっているのか、きちんと判断できないのです。メッセージの頻度が減ったり、デートの回数が減ったりすると、徐々に距離を感じてしまう人もいるでしょう。
しかしそれが安心感だと理解する人も少なくありません。優先度が変わってくると気持ちが冷めたと思い、徐々に別れへと気持ちが揺らいでしまう場合もあります。
別れるか迷った時の判断基準
別れるか迷うのは、精神的にとても辛い状況。しかし恋人を本気で好きになった人こそ迷うのは当然です。では後悔しないためにどうするか、別れるか迷った時の判断基準についてご説明しましょう。
将来をイメージしてみよう
別れるか迷うのは、たとえば喧嘩の直後など、一時的な感情に動かされている可能性もあります。その勢いだけで判断すると失敗する可能性があるので、一旦は冷静になって考え直すことが大切。
そして基準として意識したいのは「お互いの将来」です。自分勝手にならず、相手のこともきちんとイメージすること。別れた場合とこのまま付き合った場合、どちらの選択のほうがお互いに幸せになれるでしょうか。それぞれの人生に期待できる時は、心理的にも別れを求めているといえますね。
依存しすぎていないか
別れるか迷った時に考えたいのは、自分が相手にどれほど依存しているか。別れられない関係によくあり、気持ちはすでに離れているけど別れられない何かが残っています。
長く交際すれば、お互いの欠点が見えるのは自然な成り行き。自分はこんなに頑張っているのに、と思う気持ちはある種の依存です。恋人に求めすぎるようになると、大切な恋愛感情が見えなくなり、相手の欠点ばかりが目立つようになります。
人格を否定する前に、自分の弱点や悪いところも理解してできることから始めてみましょう。
改善しない問題があるか
お互いの気持ちが徐々に薄れてしまうのはよくあること。しかしそこから深いレベルへとシフトすることは可能です。しかしその際に決定的な問題がある場合、たとえば彼氏の浮気癖や借金癖など、改善できない問題がある場合は別れたほうがいいかもしれません。
好きな人を幸福にするためには、多少の犠牲を払う気持ちは大切。自分の問題点を直視できない人は、結果的に自己中心的ともいえます。
愛情だけでは上手くいかない恋愛関係。もし結婚したらと想定して、相手の問題点をどこまで許せるかを考えてみましょう。
まとめ
別れるか迷う心理は、一度夢中になった気持ちが忘れられないからでしょう。好きな人とよい終わり方をするには、最後はコミュニケーションが解決の糸口を見出してくれるはずです。
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