沈黙に耐えられない心理になる人の本音について気になることもありますよね。また、自分自身が沈黙への苦手意識を持っているというケースもあるでしょう。
この場合、隠れた思いを理解することができると、今後は周囲とよい関係を築ける可能性があります。
では今回は、沈黙に耐えられない心理について詳しくお伝えしていきますので、今後の接し方に役立ててみてください。
沈黙に耐えられない心理になる理由
会話の途中でふと訪れる「沈黙」。その気まずさに耐えられず、つい何かを話して埋めてしまいたくなるのには、深い心理的な理由があります。では、沈黙が怖いと感じてしまう代表的な理由から詳しく見ていきましょう。
拒絶への恐怖
沈黙を「会話が途切れた」だけではなく、「自分への拒否反応」として捉えてしまうパターンです。
「話が面白くないと思われているかも」「自分といても楽しくないのかも」という不安が働いているでしょう。
沈黙を「相手からの評価が下がっている時間」だと誤解してしまい、その評価を食い止めるために必死に言葉を探そうとします。
場をコントロールしなければという責任感
特にサービス精神が旺盛な人や、まとめ役を担うことが多い人に共通する心理です。「この場の空気を作っているのは自分だ」という無意識のプレッシャーを感じているでしょう。
沈黙が流れることを「自分のホスピタリティ不足(おもてなしの失敗)」と感じてしまうため、沈黙を「埋めるべき穴」のように捉えてしまいます。
自分の内面を見透かされる不安
言葉を発している間は、その言葉に注目が集まりますが、沈黙すると「自分自身」に視線が向かいます。
言葉という防壁がなくなることで、自分の素の部分や自信のなさが相手にバレてしまうような感覚に陥るでしょう。
相手の視線が自分の表情や仕草に集中することを恐れ、注意をそらすために「音」を出し続けようとする防御本能が働きます。
相手の思考をネガティブに深読みしすぎる
沈黙している相手の頭の中で、自分にとって悪いことが考えられているのではないかと想像してしまいます。
「何か怒らせたかな?」「退屈させているかな?」と、相手の無言の状態に勝手にネガティブな意味を貼り付けてしまうタイプでしょう。
人間の脳は空白を嫌う性質があるため、明確な答えがない沈黙に対して「最悪のシナリオ」を埋めて安心しようとする場合もあります。
幼少期からの家庭環境や成功体験
これまでの人間関係の中で築かれた癖が影響していることもあります。常に誰かが話している賑やかな家庭で育ったり、逆に沈黙の後に叱責が来るような経験をしたりしていると、無音の状態を「異常事態」と認識するでしょう。
「話し続けることでトラブルを回避してきた」という過去の経験から、生存戦略として沈黙を避けるよう脳にインプットされている場合があります。
沈黙に耐えられないことが多い人の特徴
沈黙を「気まずい」と感じて焦ってしまう人には、共通する性格的な傾向やコミュニケーションの癖があります。
それは決して悪いことではなく、むしろ「周囲に気を遣える優しい人」に多い特徴でもあるでしょう。では、沈黙に耐えられない人の主な特徴をお伝えしていきましょう。
サービス精神が旺盛で場を盛り上げようとする
「自分がその場を楽しくさせなければならない」という強い責任感を持っているタイプです。会話が途切れると「自分がサボっている」「自分が盛り上げに失敗した」と感じてしまうでしょう。
相手を楽しませたいという思いが強すぎるあまり、沈黙を「エンターテインメントの敗北」のように捉えてしまい、必死に話題を出そうとします。
他人からの評価に敏感(承認欲求と不安)
「沈黙=自分に魅力がないから」と、沈黙の理由を自分自身に結びつけてしまう傾向があります。
相手が無言になると「怒らせたかな?」「退屈させているかな?」と過剰に不安になるでしょう。
自己肯定感が少し揺らぎやすい状態にあり、常に話し続けていないと、相手に見捨てられるのではないかという無意識の防衛本能が働いています。
空白をネガティブなものと捉える思考の癖
心理学的に、何もない状態(空白)に恐怖を感じる性質を持っている人です。LINEの返信が遅いだけで落ち着かなかったり、家の中でも常にテレビや音楽を流していたりするでしょう。
「無=停滞・悪」という思考パターンがあり、沈黙を「二人の関係が止まってしまった時間」だと解釈してしまいます。
自分の素や内面を見せるのが苦手
言葉で自分をコーティング(武装)し続けたいという心理が働いているケースです。饒舌に話している間は自分をコントロールできていると感じますが、沈黙すると中身を見透かされるような感覚に陥るでしょう。
相手が沈黙している間に自分のことをどう観察しているのかが怖いため、「音」を出し続けることで相手の思考を遮断しようとする傾向があります。
相手の表情や空気を読みすぎる過敏さ
いわゆる「HSP(とても感受性が強い人)」のような、繊細なアンテナを持っている人に多い特徴です。
相手の視線の動き、わずかなため息、空気の変化を敏感に察知してしまうでしょう。相手が何かを考え込んでいるための沈黙なのか、ただリラックスしているための沈黙なのかの判別がつく前に、空気の重圧に耐えきれずに話し始めてしまうことがあります。
沈黙に耐えられない心理になる人への接し方
沈黙に耐えられない人は、その場が静かになると「自分が何か悪いことをしたかな?」「相手を退屈させているかも」と強い不安やプレッシャーを感じてしまいます。
そんな相手に対して安心感を与え、心地よい関係を築くための接し方を詳しくご説明していきましょう。
沈黙を気にしていないことを態度で示す
沈黙を恐れる人は、相手がどう思っているかを過剰に気にしています。会話が途切れた時、焦って何かを話そうとするのではなく、ゆったりとした動作でお茶を飲んだり、窓の外を眺めたりして、リラックスしている姿を見せましょう。
こちらが落ち着いているのを見て、相手は「あ、黙っていても怒っていないんだ」「この空気感で大丈夫なんだ」と視覚的に安心します。
頷きや相槌を少し大きめにする
相手が話し続けてしまうのは、こちらの反応が見えないと不安になるからです。相手が話している間、いつもより深く頷いたり「うんうん」「そうなんだね」と肯定的なフィードバックをこまめに返したりしましょう。
そうすると、相手は「自分の話が伝わっている」という確信が持てるため、無理に話題を次々と繰り出して場をつなごうとする焦りが軽減されます。
考える時間であることを言葉にする
沈黙が訪れた時、あえてその沈黙に意味を持たせてあげると相手は楽になります。「今の話、すごく興味深いね。ちょっと自分の中で整理させて」「うーん、どう答えようかな…(と楽しそうに悩む)」と伝えましょう。
これにより、沈黙が「気まずい空白」から「ポジティブな思考の時間」に変わります。理由が分かれば、相手は安心して待つことができるでしょう。
体の向きや視線を適度に外す
真正面で見つめ合い続けると、沈黙のプレッシャーは強まってしまいます。カウンター席などを選んだり、沈黙した時は手元のスマホやメニュー、景色に視線を移したりして、視線の圧力を逃がしてあげましょう。
視線が外れることで、相手の中で「観察されている」という緊張感が和らぎ、リラックスした空気が流れやすくなります。
相手の気遣いを肯定してあげる
沈黙に耐えられない人は、根底に「相手を楽しませたい」という優しさがあります。別れ際や会話の区切りで「〇〇さんと話すと、いつも楽しくて時間があっという間だね」と相手のサービス精神を認める言葉を伝えましょう。
「自分は十分合格点をもらえている」と自信が持てるようになると、次からは「沈黙しても嫌われないだろう」という心の余裕が生まれます。
沈黙に耐えられない心理は複雑なケースもある!
沈黙に耐えられない心理の中には、複雑で分かりにくい思いが隠れていることもあります。このため相手の性格や性質などを、自分なりに理解していく努力をすることが大切でしょう。
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