何がしたいのかわからない人の心理については、やりとりする中で「理解できない…」と思う場面もありますよね。
でも相手の考えや思いを知ることにより、穏やかな気持ちで会話できるようになる可能性が高いです。では今回は、何がしたいのかわからない人の心理について詳しくお伝えしていきましょう。
何がしたいのかわからない人の心理
「何がしたいのかわからない」と感じる時、それは決して珍しいことではありません。では、まずはこちらの内容について詳しくご説明していきましょう。
選択肢が多すぎる
現代社会は、情報や選択肢で溢れています。このため選ぶことに疲れている人は多いでしょう。仕事、趣味、生き方など、あまりにもたくさんの選択肢があるため、どれを選べばいいか分からなくなり、選ぶこと自体に疲れてしまうケースもあるのです。
もしくは、失敗を恐れる場合もあるでしょう。「もし間違った選択をしたらどうしよう」という不安から、一歩を踏み出せない人もいるのです。
自分と向き合えていない
忙しい日々の中で、自分の心と向き合う時間が取れていない場合もあります。このため他人の価値観に縛られてしまう人もいるでしょう。
「こうあるべき」という他人の価値観や社会的な期待に縛られ、本当に自分が何をしたいのかが見えなくなっているのです。
もしくは、感情を抑圧しているケースもあるでしょう。自分の「好き」「嫌い」といった素直な感情を抑え込むことで、本当にやりたいことがわからなくなっているのです。
過去の経験に囚われている
過去の失敗や他者からの評価が、行動を制限していることがあります。このケースでは、挑戦することを諦めてしまっている可能性もあるでしょう。
過去に何かをしようとしてうまくいかなかった経験から、「どうせやっても無駄だ」と意欲をなくしてしまっています。
なかなか行動を起こすことができない人は、完璧を求めすぎていることもあるでしょう。「完璧にこなせないなら、やらない方がマシ」と考えてしまい、最初の一歩を踏み出せずにいることもあります。
何がしたいのかわからない心理になりやすい人の特徴
「何がしたいのかわからない」という心理は誰にでも起こり得ますが、特にその傾向が強い人には、いくつかの共通する特徴があります。では、こちらの内容について詳しくお伝えしていきましょう。
失敗を恐れる気持ちが強い
失敗を恐れる人は、理想が高すぎる傾向にあります。「何かを始めるなら完璧にこなしたい」という気持ちが強すぎるため、最初の一歩を踏み出せないのです。
挑戦する前から諦めてしまうタイプの人もいるでしょう。「どうせうまくいかないだろう」と、挑戦する前から結果を悲観的に考えてしまい、行動に移せないのです。
他者の評価を気にしすぎる
他者の評価を気にしすぎてしまう人や、承認欲求が強い人もいるでしょう。「すごいね」「向いているよ」と他者から認められたいという気持ちが強いです。
このため自分の心ではなく、他者からの評価を基準に行動を選んでしまうのでしょう。また、協調性が高すぎる人もいます。
周りの意見や期待を優先し、自分の本当の気持ちを抑え込んでしまうので、本当にやりたいことがわからなくなってしまうのでしょう。
成功体験が少ない
「何かをやり遂げた」という成功体験が少ないと、「自分は何をやってもうまくいかない」と思い込んでしまい、新しいことに挑戦する意欲が湧かない場合もあります。
過去の失敗を引きずりやすい人もいるでしょう。過去に何かをしようとして失敗した経験があると、「また同じ失敗をしたらどうしよう」と不安になり、行動をためらってしまうのです。
何がしたいのかわからないと感じる時、それは心が「本当にやりたいこと」を探しているサインの場合もあるでしょう。
「何がしたいか」を見つけるのが上手な人とは
「何がしたいか」を見つけるのが上手な人には、いくつかの共通する特徴があります。では、こちらの内容を詳しくご説明していきましょう。
自分の感情に正直である
何がしたいかを見つけるのが上手な人は、自分の「好き」「嫌い」といった感情を素直に受け止めています。
小さな「好き」を大切にできている場合もあるでしょう。多くの人は、「好き」を「仕事にできるくらいのもの」と捉えがちです。
でも「ちょっと気になる」「見ていて楽しい」といった小さな感情を大切にし、それを深掘りしていくことができる人もいるでしょう。
また、「嫌い」からヒントを見つけることが得意なタイプの人もいます。何がしたいかわからないと悩んだ時、まずは「何が嫌いか」を考えてみましょう。
例えば満員電車が嫌いなら在宅でできる仕事に興味を持ったり、単純作業が嫌いなら創造的な仕事に魅力を感じたりすることもあります。
行動するハードルが低い
考えるよりも先に、まず行動してみることを習慣にしている人もいます。この場合には、完璧を目指さないように意識している可能性が高いでしょう。
「完璧にできるか分からないからやめておこう」と考えるのではなく、「とりあえずやってみよう」と気軽に挑戦します。
そして経験を積むことを楽しめるでしょう。うまくいかなくても、それが本当にやりたいことではないと分かっただけでも大きな収穫だと考えるのです。
多様な価値観に触れる
何がしたいか見つけるのが上手な人は、自分の世界に閉じこもらず、積極的に多様な価値観に触れています。
できるだけ人と会うようにしているのもポイントでしょう。友人だけではなく、様々な職業やバックグラウンドを持つ人に会って話を聞くことで、自分の知らない世界や仕事に興味を持つきっかけを得ているのです。
そのためには、情報収集を怠らないでしょう。本を読んだり、インターネットで調べたりすることで、常に新しい知識や情報を取り入れています。
何がしたいのかわからない…と悩んだ時の行動の仕方
「何がしたいのかわからない」と悩んだ時、それは自分自身を見つめ直す大切な時期とも言えます。では、理想的な行動の仕方について詳しくお伝えしていきましょう。
思考を「見える化」する
頭の中で考えているだけでは、考えがまとまりにくいことが多いです。このため紙に書き出すのもひとつの方法でしょう。
漠然とした不安や過去に楽しいと感じたこと、興味があることなど、心に浮かんだ内容を自由に書き出してみるとよいですね。
また、「マインドマップ」を作る方法もあります。中心に自分の名前を書き、そこから連想されるキーワードを広げていくようにしましょう。そうすると、思わぬ発見が得られることが期待できるのです。
環境を変えてみる
新しい環境に身を置くことで、新しい視点や気づきを得ることができます。例えば行ったことのない場所を訪れるのもよいですね。
近所のカフェでも、遠方への旅行でもよいでしょう。日常とは違う景色を見ることで、気分転換になり、新しいアイデアが浮かびやすくなる人は多いです。
会ったことのない人に会うようにすると、交友関係を広げられることもあります。友人の友人と話をしたり、SNSで興味を持った人とメッセージを送り合ったりしてみましょう。多様な価値観に触れることで自分の世界が広がり、新しい興味が見つかる場合もあるのです。
小さなことから始めてみる
「何がしたいか」という大きな問いに答えるのは難しいものです。このためまずは小さな行動から始めてみましょう。
「やってみたい」と思ったことは試すようにしたいですね。読書を始めてみたい、料理教室に通ってみたいなど、少しでも興味があれば深く考えずに始めてみる行動力が大切です。
その際には、完璧を目指さないようにしたいですね。もしうまくいかなくても、それが自分に合っていなかったと分かっただけでも大きな収穫です。完璧を目指すのではなく、経験を重ねることを目的にしましょう。
何がしたいのか分からない心理は案外簡単!
何がしたいのかわからない心理になったり、そのような心境に陥っている人に出会ったりしても、焦らず穏やかにやりとりしていきましょう。
そうすると、今まで以上に良好な関係を築くことができ、本音で話をする中で意外な発見が得られる可能性が高いです。
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