人と違うことをしたいのは、どのような心理背景が関係しているのでしょうか。他人と違う人は「変わっている」「個性的」など、少し気になる存在感があります。このようなタイプは意識して人と違うことをしたい気持ちがありますので、周囲と大きなギャップを生まないためにも心理的特徴を理解するといいかもしれません。
そこで早速ですが、成功者にもよくいる、人と違うことをしたい人の心理について詳しくご解説していきましょう。
人と違うことをしたい心理について
皆が休憩しているのに自分だけ働く、皆が右に行くのに自分は左を選ぶなど。人と違うことをしたいのは、心理的に次のような理由があるからなのです。
周囲の視線を気にするのが嫌い
人と違うことをしたいのは、心理的に周囲の視線を気にしてビクビク過ごすのが嫌なため。全く他人の存在を気にしていないわけではありませんが、何かをやるたびに周りをきょろきょろ見回す自分が許せないのです。
少し強がっているところも関係しており、わざと人と違うことをしてマイペースに過ごしたいのかもしれません。一度人の視線が気になると、自分のやることなすこと全て見られているような気分になりますよね。そんな感覚は、普段簡単にできることも失敗する理由に。
人と違うことをしたい心理とは、「他人にどう思われてもいい」という自分だけのコンセプトを守り通したいからなのです。
単独行動が好き
誰かと一緒でないと食事ができない人や出かけられない人は多いですよね。単独行動ができる人はとてもカッコいいとされ、近年あちこちで素敵に取り上げられています。
人と違うことをしたいのは、心理的に集団行動の魅力がわからないためで、一匹狼に憧れているから。大勢の人と接するのは基本的に好きではありません。自分から積極的に声をかけて友人を作ることもなく、自分を発見してくれる人と深い関係を築くタイプ。
単独行動は周りに気を遣わず気楽なので、皆がグループで行動していても人と違って孤独に過ごすことも平気です。
人の意見に流されるのが嫌
他人の意見の出所は確かではありませんよね。アドバイスを受けてもそれが正しいかどうか、最終的には自分が決断しなければいけない場面はよくあります。人と違うことをしたい心理とは人の意見に流されるのが嫌だからで、あまり他人を信用していないところもあるでしょう。
過去に友人に裏切られたり信用していた人に嫌な思いをさせられたりしたことがあると、人の意見には信憑性がなくなります。そんな背景があるため、結果的に他人の考えとは違う自分の考えを貫き通し、変わり者に見られてしまうことも。それが結果的に自分を守るための術にもなっているのです。
皆がやるから…という感覚が許せない
人と違うことをしたい心理は、「皆がやっているから」「一人だけ違うのはちょっと…」という感覚が嫌いなためです。なぜ冬に半袖のTシャツを着ないのかと変わった発想をする人。
集団心理で行動するのは正しい理由ではなく、きちんと自分が納得する理由がないと他の人と同じことはしません。「皆がやるからやる」という考え方は個人の考え方を抑制してしまうもの。
そう解釈しているため、皆がやっていることに頑なに賛同しない場合があります。
こだわりを持っている
人と違うことをしたいのは、心理的に物ごとをとことん追求しないと満足しないためです。とてもストイックで妥協しない性格なので、周りは合わせるのが大変に感じる時も。
自分の行いや考え方に誇りを持っていますので、他人と意見が食い違っても言いなりになることはないでしょう。こだわりを持つことや関心ごとには高い興味を示し、集中して取り組みます。しかし興味がないことには一切関わらないため、面白いことを逃してしまうこともあるかもしれません。
プライドが高い
プライドが高い人は自分のエゴを押し通したい心理があり、他人と違うことでもいいと思ったら必ずやり通します。プライドの高さによっては人間関係に支障をきたすこともあるため、アピールの方法が難しくなるでしょう。
自分のほうが優位にいるのだと皆に知らせるためにも、他の人がやらないことをやり、自分はやはり凄いと納得したいのです。
目立ちたいから
人と違うことをしたいのは、目立ちたい心理が関係しています。変わり者、個性的な人といわれるタイプは、周囲に馴染まず必然的に皆から視線を集める存在に。一人だけ違う格好で登場する、または静かなところで大きな声を出すなど、時にはマナーを超えた行動を起こしてしまうこともあるでしょう。
目立ちたいのは自信がないことも関係しています。弱い部分を見つけられないよう、先手を打って人の視線を集めているのかもしれません。
変わり者が成功しやすい理由について
人と違うことをする変わり者のタイプは、仕事や恋愛などで成功しやすい特徴や魅力があるようです。ではその理由について詳しくご解説していきましょう。
自分の信念を貫き通すため
「変わり者」とは普通の人がやらないことなど、異なっている部分がある人のことを指します。そのようなタイプが成功しやすいのは、自分の信念を貫き通すため。
普通でないことをやろうとすると周りから忠告されたり、別の意見を提供されたりしますよね。自分の軸がない人は他人の意見に流されて、やりたいことを全うできなくなります。
その点人と違うことをしたいタイプは、他の人が納得しなくても自分の考え方や姿勢を変えないことを重要視していますので、他の人が手をつけないことで成功しやすいのです。
変わり者に囲まれているから
変わり者には必然的に個性的で変わった人が集まってきます。世界に一人の自分だからこそ個性を活かした人生を生きたいと思う気持ちは、仲間にも共有され、自分が特異な存在ではなくなります。
大勢の応援者がいなくても自分がやり抜きたいことを理解してくれる人がいると、さらにモチベーションもアップして、新しいことも勇気を持って挑戦できますよね。
他の人にはわからない情熱がある
「なぜそんなことをやるの?」と周囲が不思議に感じることは、人と違うことをしたい気持ちの原動力になっています。変わり者が成功しやすいのは、周囲の意見をバネにしてさらに飛躍できるため。
人にはわからない情熱を注ぐことで最終的には色々な人に注目され、自分の行いを評価されるのです。たとえば他の人とは違うファッションセンスを持つ人。「変わっている」と思う人と「個性的で素敵」と思う人の二通りが存在します。
変わり者は自分の情熱を理解してくれる人が一人でもいれば満足。他人にどう思われてもいいので、とにかく情熱を注いで達成感を得たいのです。そんな姿に周りも心を動かされるのでしょう。
自分に素直だから
たとえ皆に受け入れてもらえなくても、自分に素直に生きる姿はとても魅力的です。一人だけ違うことをするのは勇気が必要。たとえ批判されても、自分のやりたいこととやりたくないことをしっかり理解しているのは、自信があるからできることなのでしょう。
素直な人は他人に対しても飾ることはなく、皆の気分がよくなる接し方をしてくれます。「変わっているけれど優しい」というギャップがあることも、皆から評価される人間性なのです。
まとめ
人と違うことをしたい心理は、自分が追求したいものをわかっているためなのでしょう。人を巻き込まず、ひたすら自分の目標やこだわりを大切にする人。よくいるタイプではないからこそ、とても気になる存在になるのは間違いないでしょう。
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