意味を求める心理はなぜか?徹底的に理解したがる人との付き合い方

人間心理

意味を求める行為は、深層心理が関係している場合がありますので、人の態度が気になる時は内面から考えられることも考慮して対処してみましょう。

サラッと流して聞ける話や物ごとでも、徹底的に意味を追求したがる人は周囲にいませんか。そこで今回は、意味を求める心理についてご説明します。

 

物ごとや行動に意味を求める心理とはなぜか

意味を求める心理はなぜか?徹底的に理解したがる人との付き合い方何のためにこの世に生を受けたのか、なぜこの人を好きになったのか、そんなことをいつも考えている人がいますよね。自分の周辺で起こることに対して意味を求めるのは、心理的に次のようなことが考えられます。

 

理由がないと行動できない

意味を求める心理とは、逆に意味がないと原動力にならないためで、無意味なことはしたくない気持ちが強いためです。考えごとが好きな人は、重要でない物ごとも徹底的に納得するまでリサーチして、意味や答えを見つけます。

それは習慣でやっているだけでなく、答えがないと次のアクションが起こせないためなのです。意味を求める心理とは、スイッチを入れたい目的があるからなのでしょう。

 

正しい判断をしたいため

「どうして今日に限って雨が降るのだろう」など、漠然としたことにも意味を求める心理が働く場合があります。考えたり意味を求めたりする行為は二次的なことで、その前に意味を求める何かが起こっている状態。

たとえば雨が降るから意味を求めたくなるように、「何かが」がきっかけとなっているようです。気にしなくてもいいことにまで意味を求めるのは、心理的に正しい判断をしたい思いがあるため。雨が降るから濡れてもいいカバンを持って行こうと、失敗しないための防御策なのです。

 

不安だから

意味を求める心理とは、不安を軽減したい気持ちが強いためで、なんとなく物ごとを受け入れられない性格です。そのため自分がやることは、全て意味を知らないと安心できず、外部から与えられることもあるがままにしておけない状態。

「なぜ」と必ず疑問符が頭に浮かぶのは、今の状況に不足があるからかもしれません。何に対して不安を感じているかわからない時、答えを見つけるために意味を求めます。

すると自分なりに納得し、安心して次のステップが踏める状態。たとえば彼氏と喧嘩ばかりのカップルが、なぜこの人を好きになったのかと考える瞬間と同じでしょう。別れそうな不安をなくしたいために、自分が前進する理由を見つけたいのです。

 

自信がないため

「なぜこの場所に来るのにこの道順で来たのだろう」など、普通の人が気にかけないことまで意味を求めるのは、心理的に何に対しても答えがないと自信が持てないため。

自分が直面する物ごとがとても重要で、絶対に失敗してはいけないとプレッシャーを感じています。たとえば恋愛。好きな人に嫌われてしまう不安がいつも心のどこかにあるので、自信のない態度が相手にもわかってしまうでしょう。

「どうせ私なんて」という考えがあるため、なぜ恋愛をしているのか、なぜこの人と付き合っているのか、自己肯定したいために意味を求めています。

 

行動力がないため

意味を求める心理は、実は行動しないための無意識な対処方法とも考えられます。たとえば仕事に満足していない人が、なぜこの仕事を選んだのか、ずっと意味を求め続けること。

本当に得たいものは意味ではなく考えることで、考えて納得すれば行動せずに済むのです。嫌いな仕事は転職すればいい、もっと快適に働けるように誰かに相談すればいい、という解決策があります。

しかし意味を求める心理は、自分を納得させるための行為なので、行動することを避けているともいえるでしょう。

 

完璧主義だから

意味を求めるのは、心理的になんでも完璧にしたい願望が強いためで、周囲からは完璧主義の人に見られていることがよくあります。一般的な考え方なら悩んだり追求したりする場面でなくても、自分にとっては許せない部分やこだわりがあるのです。

そのため周囲に流されるのが嫌で、一人でもきちんと解決しようとプライドにも似た気持ちが起こる状態。周りと温度差が生まれてしまうため、さらに深く考え込んでしまうサイクルが生まれてしまいます。

完璧主義の人は、目標設定が周囲と違ったレベルになっているので、そこまでやらなくても…と心配されることも多いでしょう。

 

徹底的に理解したがる人と上手く付き合う方法

意味を求める心理はなぜか?徹底的に理解したがる人との付き合い方いつも「どうして?」「なぜ?」と疑問点を投げかけてくる人と付き合うのは、周囲も負担を感じる場面が多くなります。考えずにやってしまえば済んでしまうことも、一旦立ち止まって意味を求めると、なかなか進展しないことはよくありますよね。ではそんなタイプの人と上手く付き合う方法について、詳しくご説明していきましょう。

 

励ましてあげる

意味を求めてしまう人は、なかなか行動に移せない特徴がありますので、周囲がやきもきすることもあるかもしれません。それは自信がないためなので、意味がわからなくても大丈夫だと周りが安心させてあげることが必要。

「今の彼氏と付き合う意味がわからない」ともし友人に相談されたら、「引き合わせられた理由が何かあるはず」など、漠然とした理由でもよいので元気づけてあげましょう。

 

リードしてあげる

徹底的に行動や物ごとの意味を理解したがる人は、実は他人に決断してほしい気持ちがあります。自分で決められない場面に直面した時、納得するために意味を求めているのです。

そんなタイプの人とは、逆に相手が不安にならないようリードしてあげることも付き合い方のひとつ。「この方法でやってみよう」と進行方法を提示してあげるように一緒に行動してみましょう。

 

相手に判断を任せる

徹底的に理解したがる人は、他人の判断で行動しても、結果的に自分が納得する答えや意味が見つからないといつまでも考え続けます。

それはとてもストレスになり、周囲にも不安な空気が流れてしまう原因に。そんな時は意味を理解するまでじっくり待ってあげることも大切ですね。

意味を求める行為は、時には危険回避するメリットもありますので、少し考えさせてあげて最終的な判断を任せてみましょう。

 

意味を求めすぎないためにやること

意味を求める心理はなぜか?徹底的に理解したがる人との付き合い方意味を求めるのは、自分にとって満足のいくことかもしれませんが、時間をかけすぎてしまうと周囲の足並みを乱すデメリットもあります。

何より考えすぎる習慣はストレスになりやすいため、意味を求めすぎる自分が負担になった時は次の方法で対処してみましょう。

 

実際に行動に移す

意味がないと行動できないのは誰にでもあることですが、どこかで頭を切り替えて行動に移していますよね。そのタイミングがわからないのが、意味を求めてしまう人の特徴。

これからは一定時間考えたら、次は実際に行動に移す習慣を始めてみましょう。考えるよりもまずはやってみる、そんな解決方法に慣れていくと、意味がなくても後で納得できる展開が待っています。

 

感情に素直になる

なんでも意味を知りたがるのは、自分の素直な気持ちが見えないためではないでしょうか。「どうしてこの人を好きになったのか」と意味を考える時のように、疑問を抱く前に実は自分が答えをすでに知っていることもあります。

もっと自分に素直になることで、物ごとの意味を追求せず、素直に反応できるようになるのです。

 

まとめ

意味を求める心理には色々な理由があり、「考える」ということは人間が生きていくうえでとても大切なこと。疲れるほど意味を追求してしまう時は、全く違うことをして気分を入れ替えてみてはいかがでしょうか。そんな時に求める意味が簡単に見つかるかもしれません。

 

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