人の目が気になる心理が働くのは毎日でなくとも、誰でも一度は経験しているでしょう。ふとすれ違いざまに目が合い不快に感じる瞬間、また大勢の前でスピーチしなければならない時など。
他人の視線が、鋭く突き刺さるような場面がありますよね。一度人の目が気になり出すと自分の行動まで制限されてしまい、過剰に反応してしまいます。
不安やストレスなどはできればなくして、快適に集団の中で自分の置き場を確保したいものです。そこで人の目が気になる心理と、そんな時にやるべき対策についてご解説しましょう。
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人の目が気になる心理背景はなぜか?
人の目が気になるのは心理的な理由が考えられ、実際に見られていなくても周囲が自分を見ているような恐怖を感じるケースがあります。ではそんな時の心理背景について、考えられる理由をご紹介しましょう。
自意識過剰になっている
人の目が気になるのは、他人が自分をどう見ているか気にする自意識過剰のため。とくにナルシストタイプは自分がカッコいいから、美人だから周りが注目していると思っている場合があります。
仕事の打ち合わせのように周囲の前で発言する場面は、その場の人の視線が自分に集中するのは当たり前。自意識過剰の人は何もしなくても、いつも人が自分を見ている気持ちになっています。
「周囲が自分を意識している」と思い込むのはメリットもありますが、プレッシャーになりストレスになるほうが多いですよね。
他人を警戒する
人の目が気になる心理は警戒心が強いためで、他人を寄せつけないオーラを漂わせている人もいます。このタイプは、人と信頼関係を築くのが苦手。
過去に嫌な体験をしているので、トラウマになっている可能性もあるでしょう。警戒するため他人を近づけないように、人に見られる前に相手を見てしまうことがあります。
内側に色々なことを抱え込んでいる可能性がありますので、逆に不審な態度が目立ち視線が集中する場合もあるので注意が必要です。
警戒心を持ちやすいタイプは初対面や他人だけでなく、知り合いに対しても同様の距離感を置いてしまいます。
劣等感がある
人の目が気になるのは、自分自身に対する劣等感があるためです。たとえば体型が嫌いでコンプレックスを抱いている人は、いつも人がじろじろと自分を見ているような思い込みをしています。
だんだんとエスカレートすると、劣等感は自己否定につながりますので、新たな人間関係を築く際にも高いハードルになってしまいます。
人よりも自分のほうが劣っていると感じるのは、誰にでもあることかもしれません。それを乗り越えるためには、自信回復するのが何よりも大切ですね。
他人が信用できない
他人が信用できない人は、人の目が気になる心理状況に陥りやすいといえます。知らない人を異常に避けて扱うと、次第と自分の存在が孤立してしまうでしょう。
他人を信用できないのは先入観を持っているためで、よい人間関係を築くチャンスを失ってしまっています。劣等感は心理的な要因が多いため、自分の考え方次第では克服するのが可能。人の目が気になる心理になったら、人よりも自分が優れていると考えるのもよいでしょう。
見透かされている不安がある
他人の視線が厳しく感じるのは、自分の中に隠しているものを見透かされるリスクがあるためです。たとえば浮気して、恋人に問いただされている時。
相手の視線を見ると、嘘がつけなくなる場合がありますよね。それほど視線が厳しいのか、それとも自分が不安になっているだけなのか。
人の目が気になる心理になる人は、普通に目が合っただけでも、相手が自分を見通している恐怖を感じやすいタイプなのです。隠しごとをしている人は、根本的なところから改善する必要があるでしょう。
人の視線について知っておきたいこと
無意味に人に見られるのは、とても不快に感じますよね。そこで知っておきたいのが、人の視線にまつわる色々な内容。なぜ見られると嫌だと思うのか、理由を詳しくご説明しましょう。
じろじろと見る習慣がある人
他人と絶対に目を合わせないシャイな人や、逆にじっと目を合わせてくる性格の人など、色々なタイプが存在します。他人をじろじろと見るのは、相手が何をしているか、何を見ているかの確認作業。
知らないままやり過ごすことができないため、つい癖となり人を見てしまうタイプがいます。たとえば友人が自分の陰口を叩いていないか、心配になるケースがありますよね。
周りが自分をどう思っているかわからない環境は、とても苦しく不安になります。そんな場合に他人でもじろじろと見てしまい、相手に失礼な態度をとってしまい自分が安心しているのです。
見られる原因があると錯覚する
人の目が気になるのは、見られる「何か」があると自分に原因を感じているためです。たとえばメイクが崩れていないか、洋服のセンスがおかしいのか、そんな不安を与えますよね。
私のことをじろじろと見るのは、何かメッセージを送っているのかもしれないと、深読みする人もいます。しかし他人と視線が合うのは、必ずしも見られる要因とは限りません。
意味もなくじろじろと見る人も世の中に多いので、余計なプレッシャーを自分でかけていることになります。
ネガティブな気持ちになる
人の視線は不愉快で、なぜ見ているのか理由を知りたくなります。不安な気持ちがエスカレートすると、相手に対して敵意を持つようになり、ネガティブ思考のサイクルが出来上がってしまうのです。
心理的に与えるダメージが多い、他人の視線。やり過ごすには他人の存在を受け入れ、気にならないよう思考転換するのが大切かもしれません。
目が合って優しく微笑んでくれる人なら気分がよくなりますが、他人の鋭い視線からはあまりよい印象を受けることは少ないですよね。
不安になった時の対策について
人の目を気にしながら生活するのはとても窮屈で、精神的に苦痛になるだけです。そんな悩みを抱えている人は、これから次のポイントを意識して人の視線をやり過ごしましょう。
自己肯定する
「見られるのは自分が悪いのではない」「見られるのは自分が魅力的だから」など、自己肯定する習慣を始めてください。自信がないと、他人が自分の弱点をいつも探している不安があり、つい相手の視線の先を確認したくなります。
自己肯定するためには、得意分野や長所を伸ばして、周囲が自分を羨ましがっているのだと理解すると安心できます。
自分に集中する
人の目が気になるのは、それだけ意識に余裕があるためです。無我夢中で何かをやっている時は、自分の置かれた環境すらわかっていない場合もありますよね。
人の目が気になる人は、もっと自分に意識を集中させてみましょう。日常生活の一瞬を大切にして夢中になると、他人が自分を見ていても一切壁が作られて気にならなくなります。
相手を見返す
なんでじっと見てくるのか納得できない瞬間。そんな場合は逆に同じ視線で、相手を見返してみてください。じっと見られるのはこちらが気づいていないためなので、見られていることを察知したらメッセージとして相手にお返ししましょう。
まとめ
人の目が気になる心理になった時は、心の奥に潜むマイナス思考を直し、もっと自信たっぷりに行動してみませんか。他人に自分の弱い部分を見せないように、隠しながら生活する傾向がある人も多いでしょう。
人の視線を感じても動揺しないためには、まず自分自身を快適に感じることが大切かもしれません。
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