無理して会わなくていいよと言う心理は、こちらへの配慮なのか、それとももっと複雑な理由があるのか気になるものです。デートの別れ際、あるいは会う約束をする際に「無理して会わなくていいよ」とやんわり拒否されると、相手の真意が知りたくなりますよね。
では今回は、無理して会わなくていいよと言う心理になる理由や対処法について詳しくお伝えしていきましょう。
無理して会わなくていいよと言う心理になる理由
「無理して会わなくていいよ」と言う時の心理は、複数のパターンに分けられます。では、まずは無理して会わなくていいよと言う心理になる理由について詳しく見ていきましょう。
気を遣っている
最も一般的なのが、相手への配慮や気遣いです。相手が仕事や学業などで忙しくしていることを知っていて、無理をさせてまで会おうとすることは避けたいという気持ちがあります。
「疲れているだろうから、ゆっくり休んでね」という優しさの裏返しともいえるでしょう。自分が「会いたい」と思っていても、それを直接伝えると、相手に「応えなければいけない」というプレッシャーを感じさせてしまうかもしれません。そうした負担をかけたくないという心理から、あえて「無理しなくていい」と伝えています。
相手に興味がない
無理して会わなくていいよと言う心理は、脈なしサインの可能性もあるでしょう。相手が自分に好意を寄せていることに薄々気づいてはいるものの、明確に拒否するほどの段階ではない場合にやんわりと牽制することも。
その手段として「無理して会わなくていいよ」「毎日仕事で忙しいだろうし…」のように伝え、自分にこれ以上時間を割かせないようそれとなく距離を置くことがあります。
会えないだろうと諦めている
言葉の裏に、不安や自己肯定感の低さが隠れている場合もあります。例えば過去に約束をキャンセルされたことがあったり、相手が忙しそうにしている姿を何度も見ていたりすると、「どうせ会えないだろうな」と最初から期待しないようにする心理が働きます。
傷つくことを恐れて、予防線を張っている状態ともいえるでしょう。「会いたい」と伝えて、もし断られたらどうしよう…という恐れから、自分から誘うことを避けてしまう場合もあります。
「無理しなくていい」と言うことで、断られても「最初から無理に誘ってはいないから…」と自分を納得させようとしているのかもしれません。
相手の気持ちを確かめたい
「無理して会わなくていいよ」という言葉は、恋愛関係をより進展させるための一種の駆け引きとして使われることもあります。「無理しなくていい」と意味深長な発言をして、相手がどのような反応をするかを見ています。
もし相手が「いや、会いたい!」と言ってくれれば、自分への好意が確認できるでしょう。まだ恋愛を意識する間柄ではなく、お互いの気持ちを探り合う時期もありますよね。
「無理して会わなくていい」と意図の掴めない発言をして、相手の気持ちを試している状態ともいえます。
無理して会わなくていいよと言う心理になる人の特徴
無理して会わなくていいよと言う心理になる人には、いくつかの特徴があります。では、共通するポイントについて詳しくお伝えしていきましょう。
相手にプレッシャーをかけたくない
無理して会わなくていいよと言う心理になる人は、相手にプレッシャーをかけまいとする優しさがあることが多いです。本当は「会いたい」と素直な気持ちを伝えたいけれど、そうすると相手を困らせてしまうことを理解しているのでしょう。
このためグッと堪えて「無理しなくていいよ」と優しい言葉をかけているのです。相手から「今度会わない?」と言ってくれるまで待とうと考えているのでしょう。
自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、自分から好きな人にアプローチするのが苦手です。基本的に受け身になりやすいのですが、もし好きな人から声をかけられても「自分なんて…」「きっと社交辞令だ」と卑屈になってしまうことがよくあります。
このため「無理して会わなくていいよ」と言う心理になり、素直になれないままチャンスを逃してしまうこともあるでしょう。
追いかけさせたい
無理して会わなくていいよと言う心理になる人は、追う恋愛よりも追われる恋愛を好む傾向にあります。恋愛上級者になると、自ら誘導して追いかけさせることもあるでしょう。
「いつでも会いたい」という姿勢を見せすぎると、相手は安心してしまい、関係を継続させるための努力をしなくなるかもしれません。
少し引いた態度を見せることで、相手に「自分から誘わないと会えないかも」と思わせ、追いかけさせようとすることもあります。
恋愛の駆け引きが得意
恋愛の駆け引きが上手な人も、無理して会わなくていいよと言う心理になることがあります。あらゆる行動や発言によって異性を翻弄することができる、小悪魔的な魅力を持った人でしょう。
このタイプの人は、もう一歩関係を縮めたいという相手に対して大胆な駆け引きをして、巧みにドキッとさせたり異性として意識させたりすることがあります。
無理して会わなくていいよと言う心理になるのもその一環で「いや、会いたいよ」と言わせるのを目的としているのでしょう。
無理して会わなくていいよと言われた時の対処法
「無理して会わなくていいよ」と言われたら、どのように対応するのが望ましいのでしょうか。では、適切な対処法について詳しくお伝えしていきましょう。
気遣いに対して感謝する
繁忙や体調不良といった状況を気遣い、思いやりから「無理して会わなくていいよ」と言ってくれる人もいます。この場合は、素直に感謝の気持ちを伝えたうえで「それでも会いたい」という意思を示すことが大切です。
「ありがとう、気遣ってくれて嬉しいよ」「でも、無理して会うわけじゃないから大丈夫だよ」と相手の優しさを受け入れましょう。
もし本当に忙しい場合は「じゃあ、今週は電話で話そうか」「来週の金曜日はどう?」のように、別の機会を具体的に提案することで、会う努力をしていることを示せます。
会いたい気持ちを伝える
無理して会わなくていいよと言う心理になる人は、「どうせ断られるだろう」「嫌われたくない」という不安を抱えている可能性があります。
この場合は、こちらの気持ちを明確に伝えて相手を安心させてあげましょう。「無理して誘っているわけじゃないよ」「○○に会いたいから誘ったんだよ」と素直な気持ちを伝えてください。
「〇〇と話すのは楽しいし、会えると嬉しいから」など、相手と会うこと自体に価値を感じていることを伝えると、相手の自己肯定感を高めることができます。
駆け引きなら軽く受け流す
人によっては、駆け引きをしてこちらの気持ちを試している可能性もあります。このケースでは、相手のペースに乗らず、冷静に対応することが重要です。
真剣なトーンで返さず「私に会いたくないの?」「今度は○○に行きたかったのにな」と冗談っぽく返すことで、駆け引きを真に受けない姿勢を示せます。
自分の意志を貫く
恋愛経験が豊富な人や異性慣れしている人は、相手を翻弄しようと「無理して会わなくていいよ」と意地悪な発言をすることがあります。
この可能性を感じた場合は、相手の言葉に左右されず、自分の気持ちをブレずに伝えるようにしましょう。これにより、相手は「この人は自分の意志がはっきりしているな」と感じ、駆け引きの余地がないと理解するでしょう。
無理して会わなくていいよと言う心理には様々な思いがある
無理して会わなくていいよと言う心理には、表面ではわからない意外な思いが隠れていることもあります。このため相手の表情や仕草をよく観察し、様々な情報を得たうえで総合的に判断することが必要です。
気遣いか、不安の表れか、それとも駆け引きなのか、相手の本音を見極めたうえで冷静に対応するようにしたいですね。
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