会いたいのに会いたくない気持ちは、心理的な背景を考えて解釈することができるかもしれません。本当は好きな人に早く会いたいはずなのに、なぜか約束の日が近づくとちょっとした負担を感じる場合がありませんか。
そこで今回は、会いたいのに会いたくない心理と、なぜか会いたくなくなる時について詳しくご解説していきましょう。
会いたいのに会いたくない心理状況について
とても楽しみだったデートのはずが、急に会いたくない気持ちになることが稀にあります。自分でも理由がわからないのは、次のような心理背景があると思われます。
評価が怖い
会いたいのに会いたくない心理になるのは、相手に自分をどう思われるかが怖いため。自信がない人は自分の魅力は不充分だと思ってしまい、デートしてもつまらない人間に見える、変わった人だと思われるなど、不安になることばかり考えてしまうのです。
一緒に笑ったり食事したりする光景よりも、ネガティブなシーンばかり頭に浮かぶ心理状態。自信がないまま会ってしまうと、結果的に物ごとが悪い方向に進んでしまう可能性もあるでしょう。嫌われたくない思いが強い人は、デートが重くのしかかってくるはずです。
気合が入りすぎて疲れる
会いたいのに会いたくない心理になるのは、好きな人に会うために服を選んだり、素敵に見えるようにおしゃれを考えたりすることに疲れてしまうため。
友人と気軽に会う時とは違い、好きな人なら事前の準備は必要ですよね。顔色が明るく見える色はどれかな?といったように口紅の色を考えることも普段はやらないこと。
気合が入る場面は最初はワクワクしているのですが、次第に気疲れしてしまい、会うのが面倒に感じることもあるでしょう。
相手に負担をかけたくない
会いたいのに会いたくないのは、心理的に相手の気持ちを考えすぎているためで、デート代を全部払ってくれるから、行き先を色々と調べてくれるからと、好きな人に気を遣わせるのが負担なのです。
たとえば仕事が忙しい相手。残業しないよう朝早くから出勤してデートに備えてくれるのは、本人にしたらとても楽しみだからかもしれません。しかし他人の気持ちを考えすぎる人は、自分のせいで相手に負担をかけていると感じてしまうでしょう。
そのため、本当は会いたいけど会いたくない複雑な思いがどんどん強くなっています。
なんとなく気分が乗らない
会いたいのに会いたくないのは、心理的に自分の気持ちが低迷していることも考えられますね。体調が悪いため何もしたくない時や、友人と喧嘩してやる気が湧かない時など。
心から楽しめる状態ではなく、そんな自分を好きな人には見せたくないため、会いたいのに会いたくない心境になることもあります。好きな人と一緒にいる時は、100%自分の魅力をアピールして気に入られるように多少パフォーマンスすることも必要です。しかしそこまでする心の余裕がないと、デートをドタキャンしたくなるかもしれません。
気持ちに温度差がある
会いたいのに会いたくないのは、相手と自分の気持ちにギャップがあることも心理的に関係している点です。好きな人を追いかける自分と受け止めてくれる相手。
かなり差があると、コミュニケーションでも若干ずれを感じてしまうかもしれません。期待した通りに相手が愛情表現してくれない可能性があると、会いたい気持ちを抑えてしまう場合もあるでしょう。テンションが合わない時は逆に会わないほうが無難かもしれません。
好きすぎて辛くなるから
大好きな人に会いたいと思うのは自然な気持ち。しかし好きすぎるほど夢中になる人だと、会いたいのに会いたくない複雑な心理状況になるかもしれません。
その理由は会ってしまうともっと好きになり、自分が苦しくなるためなのです。たとえば片想いの人。絶対に結ばれることがないとわかっている相手だと、気持ちが強くなればなるほど、最終的に自分だけが抱える痛みになってしまいますよね。
恋人も同じく、好きすぎて愛情がこれ以上アピールできないという時に、会わないほうが気分が楽に感じるのです。
好きな人に会いたくないのはどんな時?
本当は待ちきれないほど早く会いたい人なのに、会いたくない時もあります。考えられるのは次のような理由がありますので、不安にならず自分の気持ちに向き合っておきましょう。
喧嘩しているから
会いたいのに会いたくない時は、喧嘩の最中で再会したらまた言い合いになる不安があるため。自分の気持ち的にはもうすっきりして解決しているのですが、相手が同じ気持ちかどうかはわかりません。
喧嘩直後の最初のデートは、双方が顔色をうかがう状態になるのでとても気を遣うでしょう。仲直りするチャンスなのに、もう少し様子を見てから会おうと心が揺れ動いてしまうのです。
気持ちを探っている
好きな人に会いたくないのは気持ちを探っているためで、愛情レベルに不安があると思われますね。充分愛されているか不安で心に余裕がない状態なので、相手がどこまでアプローチしてくれるか様子を見たいのです。
一緒にいる間は同じくらい愛情を感じたいので、愛されたい願望が強い人は少しの不安があるだけでも気持ちが萎えてしまうかもしれません。
自由時間をあげたい
会いたくないのは相手への思いやりが強く、恋愛以外のことも楽しんでほしいため。いつもデートで相手の自由時間を束縛することに責任を感じている状態です。
このタイプの人は自分も束縛されたくないため、適度な距離感がないとデートが負担に感じる場合もあるでしょう。会いすぎないように会いたくない気持ちを意識しているのです。
恋愛以外にも、趣味や仕事で活躍している人だと申し訳なくなってしまい、しばらく会いたくない気持ちになってしまいます。
気分が乗らない時の対処策
会いたいけど会いたくない心理状況がある時は、次の方法で気持ちの整理をしてみましょう。会いたくないのは別れたい気持ちがあるということではありません。ネガティブに解釈しないためにも、自分と向き合ってみてくださいね。
無理に会わないこと
気分が乗らないのは理由があるためで、なぜそんな気持ちなのかわからない時は、デートの約束を先延ばしにしてみましょう。無理して会うと「会ってあげている」と上から目線になる場合もありますので、気持ちの余裕がない時は会わないほうが無難かもしれません。
メッセージでコミュニケーションをとる
会いたいのに会いたくない時は、そのまま距離を置いてしまうと先が心配になる関係もあるでしょう。もし気持ちが離れている相手なら、慌てて結果を出さず今はメッセージでコミュニケーションをとることもオススメ。会わずに距離を置くと、お互いのよさがまた見えてくるはずです。
短時間のデートをする
会いたくないから会わないという流れが定着すると、次第に心も離れてしまう可能性があります。相手も疲れているのに会おうとしているかもしれませんので、好きな人に多少の犠牲を払うことも意識してみましょう。
気分が乗らないのは、会うまでが面倒に感じているだけの場合もありますので、まずは会ってみること。お茶するだけの短時間デートなら、気分的にも楽に会えますし、好きな人の顔を見たらホッとすることもあるはずです。
まとめ
会いたいのに会いたくない心理になるのは、あらゆる要素が関係しているのでしょう。お互いに感情のある人間同士、好きな人と一緒にいて不安を抱くこともありますし、自分を大切にしたい時もあるはず。
複雑な心境になった時、まず好きな人に打ち明けられるような関係がとても理想的ですね。
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